* ギブアップ

ギブアップです。
もう、無理。

５月の末から６月の頭に一度は回復したはずの湿疹が、
１０日もしないうちに
逆戻りしました。

「あ、でも今度は前より軽くてこれなら我慢できるかも。
　もう一度頑張ってデトックスしちゃおー。」

なんて気楽に思っていた最初の２、３日は
まだ天国だったのヨ。
知らぬが仏のなんとやら～・・・

復活した湿疹は日を追う毎に酷くなりー！に酷くなり。

ついには、顔全体、デコルテ、お腹、両腕、太もも、と
真っ赤な発疹に一面覆われてしまいました。

触るとデコボコはしていないのだけれど、
平らな薄い皮膚の下で湿疹が発生した感じ。
表面を覆っている皮膚がとても弱くて、
痒くても我慢！と思い、擦っているだけなのにリンパ液が出てきてしまう。

私、まるで因幡の白兎。

両手も皮がベロベロに剥けて皮膚が固くなって
指も曲げられない状態。

もちろん、料理も家事も、何も出来ない！

もう限界ですぅ。
ギブアップ！
これ以上、耐えるのは無理！
死んだほうがマシ。

デトックスだか、解毒だか、好転反応だか、なんだか知らないけどね、
もうやめた！！

思えば、まだ雪が降り続いていた２月、
アレルギー体質を根本から治してしまおうと
「発芽玄米」を食べ始めたのが始まり。

本当は、発芽玄米が原因で、湿疹が出たのかよくわからないのだけれど・・・。

その丁度同じ頃に、私の体の中で「何か」に対するバケツが溢れてしまって
一気にアレルギー反応が出たのかもしれないし。
原因はわからない。

でも、こんなに湿疹で体を覆われたのは
アレルギー体質の私にだって、初めての経験。

いくら「好転反応」と言われてもこれ以上耐えるのは、
正直、無理！

家事も何も出来ないのが何よりも辛い。
夫の顔色を伺いながら「ごめんね」「ごめんね」って
言い続けるのも、それはそれでストレスなんです。
私って・・・・弱虫。

「この酷さはやっぱり明日病院へ行った方がいいんじゃないか？」
「まず家にあるアレルギーの薬を飲んでみる」
「もう、デトックスだと信じて我慢するのはやめたら」、

って夫のダーと話し合った夜、
家にストックしてあったアレルギーを緩和させる飲み薬と
痒み止めを飲んで寝ました。
湿疹が酷い皮膚にはアズノールを塗りたくって。

２時間以上、ぐっすりと眠れたのは何日ぶりだっただろう。

翌朝、うその様に、とは行かないけれど
真っ赤に腫れて熱を持っていた皮膚が治まって
発疹も少し治まった様子。

アレルギーを緩和させる薬を飲んで湿疹が穏やかになるのだから、
やっぱり、私の湿疹はアレルギー反応だったらしい。
何に対するアレルギーなのやら～・・・トホホ。

湿疹が出た時にすぐ皮膚科へ行けばよかったのだけれど
行かなかったのは、薬に頼らずに治したかったから。
体を根本から改善させたかったから。
皮膚科に行けば、いつもと同じ様に薬を処方されて
ステロイドを塗る様に指示されるのが普通。
それじゃ、意味がないと思ってた。

この湿疹が、デトックス反応から来るものだと信じていた。

発芽玄米はアレルギー改善に良い、とされていて
食べたらアレルギーが悪化したなんて話、ネットで
いくら検索しても出てこない。
出てくるのは「アレルギーが良くなる」って
そんな話ばっかり。

だから、信じていたのだけれど。
信じて、半年、我慢してみたのだけれど。

発芽玄米が私の体質に合わなかったのか、
それとも、デトックス終了までもう一頑張りだったのに、なのか・・・
色々と考えてしまいます。

この数ヶ月間、なんだったんだろう。
約、半年も。
あ～あ、酷い目にあっちゃったな。

アズノールという非ステロイドの塗り薬を体中に塗って
ベトベトになりながら、
「なんでこんな体質なんだろうなぁ、私」　と、泣きべそ。

湿疹だらけのほっぺたに涙がヒリヒリと染みる。

悔しい。
気に入らない。
自分の体質が、気に入らない。

騙し騙し、アレルギー体質と付き合いながら生きて行くしか
方法はないのかなぁ。
根本的なところから、治したかったんだけどなぁ。

体の仕組みって、簡単にはいかないんだなぁ。

デトックスは失敗しました。
いえ、挫折です。

根性なし！とでも、なんとでも、好きに言っとくれ。
アタシャ、もういやだ。