酔生夢死の日録

ド素人が好き勝手に語る妄言です

プロ野球の観客数について

2011年10月04日 | 野球
巨人の渡辺恒雄会長が、今年から採用された統一球の影響について、ホームラン

が激減して観客数の減少を招いた、と言ったらしい。(スポニチ

確かに巨人のホームラン数は昨年の226本から94本(10/2現在)と半分にも

満たない。

そしてホームランが乱れ飛ぶような派手な野球を望む人が結構いるのは確かだと思う。



ところで観客数については、ホームゲームの1試合当たりの平均観客数

こちらのサイトでいくつか見てみると、

       2010年   2011年(10/2現在)  年間観客数の増減
                           (年間換算想定数と比較)
 

 巨人   41,203人   37,384人      -27万人 (-9%)

 ロッテ  21,474人   18,699人      -20万人 (-13%)

 横浜   16,800人   15,256人      -10万人 (-9%)

ソフトバンク30,062人   31,669人      +11万人 (+5%)

 中日   30,460人   29,748人      -5万人  (-2%)

 
 全球団  25,626人   24,945人      -59万人 (-3%)
   



となっている。

(尚、年間換算想定数は、今後もこのままのペースで推移すると仮定した場合の数値で、10/2時点での平均観客数に主催試合数72を掛けて求めた)


一見して驚くのは、何よりも巨人の減少ぶりである。

観客数を実数発表に改めた2005年以降こんなに減ったことはなかった。

当然ながらこれには大きな理由が考えられる。

今更言うまでもなくそれは、今春の「節電対策」およびそれに伴うムードの

沈滞である。

(ナベツネさんの言うような「ホームランの激減」が主たる原因とは到底思えない)

巨人の場合、開幕試合が地方球場だったし平日昼間の試合も幾つかあった。


一方、本拠地が福岡にあり、節電の影響は余りなかったと思われる

ソフトバンクは好調な成績も手伝って、+11万人(+5%)と想定される。


しかし同じく好調だったヤクルトがほぼ変わらない(-3千人)のは、

やはり「節電対策」が結構影響したのだろう。

現に関東が本拠地のロッテ(-20万人)、横浜(-10万人)の減少ぶりも

大きいが、この両チームは成績不振も少なからず影響しているはずだ。


ところで我が中日は、落合監督退任の際に観客数の減少にも言及されたが、

-5万人(-2%)であり、プロ野球全体がー59万人(-3%)と想定される

ことを思えば、さほどの減り方ではないと言っていいのではないか。

「新しい風を入れたい」と言って、70歳の高木守道氏を招聘するなど

球団のすることは支離滅裂である。



      







1 コメント

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高木政権に悲観するのはどうして? (セサル&グスマン&ビョン)
2011-10-15 18:09:42
ここ数年の落合野球を見ていれば別にいいんではないかと。
例の外国人起用が響いて2ヶ月前はBクラスだったのですよ。

例の外人の起用を減らし、1位になったのは短期間。
これじゃ、去年より客が減ってもしょうがないかと。

阪神・巨人・ヤクルトの失速が目立つのが今年の総括です。
高木監督が変な外人を厚遇せずに実力主義でやれば応援しますよ。
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