いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

アラン使道伝 ★3

2014年09月23日 | アラン使道伝
木曜日が楽しみだなぁ……とか言ってると
あっという間に1週間が過ぎちゃう。
もう火曜日でしょ?2日もしたら次の配信だ~!アセアセ

〈あらすじ〉

アランとの口づけを夢に見たウノは驚いて飛び起きた。
自分は本当にどうかしてる。

天帝と閻魔は、今日は仲良く?釣りを楽しんでいる。
400年も消えたままの魂をめぐり意味深な会話をかわす。
ふたりが抱えるこの問題とは一体?

アランは、約束通り美しい衣装と装身具を用意してもらい、
化粧を施して生まれ変わったようだ。
自分がどんなに美しいか、鏡に映らない幽霊にはわからないのが残念だが。
しかし、その姿を見たウノは、
あまりの変わりようとその美しさに一瞬ぼうっとしてしまった。

「お前はここにいろ!約束の時間になったら来るんだぞ」
こんなきれいなアランを連れて歩いていたら、
自分がどうにかなってしまいそうだ。

巫女の家に預けられたアラン。
一緒に話して待っていたかったが、巫女に出て行ってと懇願される。
ひどい目にあった巫女は、どうしても彼女を受け入れることができないのだ。
それにいまだに見えないし。
もし見ることができたなら、アランのすまなそうな様子も
よくわかっただろうに。

仕方なくアランは、出て行った。
そうだ、使道を頼るまでもない。
可視丸をもらいに行けばいいではないか。
思いついたアランが取引場所の廃屋に入ると、そこへいつかの怨霊たちが表れた。
供え物を争って、結局食事にありつけなかった男の怨霊たちだ。
逆恨みもいいところだが、
アランを気がすむまで殴りつけてやろうと付け狙っていたのだ。

しかし、ただ黙ってやられるアランではない。
「大の男が情けないわね!ちょっと!裾を踏まないで!」
大立ち回りを演じて反撃するが、7、8人の男たちにはかなわない。
とうとう追い詰められたその時、ウノがアランの手を取った。

やはり気になってアランを探しに戻ってきたのだ。
「お前たち、冬至のあまりの小豆を食らうか?」
強気に出たはいいものの、袋にはたった一粒の小豆が残るだけ。
仕方なく、怨霊たちを力技で叩きのめしてゆくウノと、それを助けるアラン。
ところが多勢に無勢、だんだんと追い詰められてゆく。
と、そこへ現れたのは死神だ。
人間を襲った怨霊たちに気づき、捕えにやってきたのだ。
ウノはアランの手を取り、逃げ出した。

アランの美しい服は破けてボロボロ。
結い上げた髪も、ざんばらにほどけている。
「どうするんだ、そのなりは。どこかで顔でも洗うか?」
「もういい!どうせ見えないもの」
「女ごころとやらはどうするんだ?」
アランは泣きたい気持ちで駆け出してゆく。
彼女の気持ちに沿うように、ちょうど雨も降りだした。

ジュワルは使道の手紙に呼び出され、約束の堂にきていたが、
時刻を過ぎ、激しい雨も降り始めたため、帰ってしまった。
ウノとアランが付いた時には、その姿はない。
がっかりして落ち込むアラン。
「わたしが何をしたっていうのよ!このくそじじい!」
天に向かって怒りをぶつける。
その声を聴いて、天帝はふふ、と笑った。

雨が上がり、役所に驚くべき知らせが届いた。
若い女の遺体が見つかったというのだ。
土の中に埋まっていたものが、激しい雨に洗われて出てきたのだ。
3年前に行方不明になった府使の娘だという。
針母が確認したので間違いはないだろう。

ウノは、遺体にかけられたむしろをめくってみる。
顔はアランだ。
そして手にはかんざしを持っていなかった。
遺体の様子を見ると、やはり誰かに殺されたようだ。

現場に、アランが来ていた。
「見るな、よせ」
ウノは彼女を止めるが、ふとあらわになった遺体の顔を、アランは見てしまった。
「どうしてわたしが……どうしてあんな……」
あまりのショックに、アランは駆け出してゆく。
なぜ自分はあんな風に死ななければならなかったのか?

幽霊になって、ひもじい思いをし、供え物を盗んで食べた。
怨霊たちに袋叩きにあったことも一度や二度ではない。
追ってくる死神たちから必死の思いでのがれた。
恐ろしい日々を3年間も過ごした。
自分が何者なのか、知りたかった。どうして死んだのか、知りたかった。
わかってみると、恐ろしかった。
自分は殺されていた。そして冷たい土の中に埋められていた。
アランは泣いた。

発見現場に、ジュワルがあらわれた。
遺体はチェ大監が引き取るという。
確かに元許嫁であり、彼女の家族はないわけだからそれが当然かもしれないが……。

ウノは使道の権限でそれをとめた。
なぜならこれは、あきらかな殺人事件だから。
「あなたは誰ですか?」
「新しくきた使道だよ」
ジュワルは引き下がったが、捨て台詞のように言った。
「しかし使道の思い通りにはいかないでしょう。父の命令ですから」

許嫁が下級役人と駆け落ちしたという噂は嘘だった。
彼女の汚名を晴らしてやらなくてもよいのか?
「真偽などどうでもよい。
大切なのは二度と噂にならないことです。あの件ではうちも迷惑している」
ウノは、ジュワルの態度がよくわからない。
「彼女を恨む気持ちはわかるが……」
「恨んでなどいない」
ジュワルは言い切った。
彼女のことなど、なにも知らない。政略結婚のため、一度顔を見たかもしれないが、
それすら覚えていないのだ、と。
思った以上の冷たさに、密かに首をふるウノ。

アランはずっと川のほとりにいた。
ひとりきり、夜の川辺で眠った。

役所では、針母がアランの服を焚きあげて泣いている。
ウノはその様子を見ながら、アランの顔を思い出している。
「だから見るなといったんだ……」
遺体を引き取ったはいいものの、どうしたらいいかはわからない。
アラン本人に、何が望みなのかきいてみよう。

アランは、自分の遺体を見にきていた。
「こんな顔してたんだ。きれいだったのね。なのになぜ、寒くて汚い所にいたの?
馬鹿みたいに殺されるなんて、何があったの?誰がやったの?
あんたなら知ってるでしょ?わからないの?馬鹿ね……」
アランは決心した。
絶対にこんなことをした犯人を見つけてやる。

アランは天に祈る。
「今までのことは全部悪かったわ。謝る。
あの子にあんなことをしたやつを教えてくれたら、素直にそっちの世界へ行くわ」
しかし、なんの答えもない。
「何よ、教えてくれない気ね?このくそじじい!」

天界では、天帝と閻魔が碁を打ちながら口論している。
「教えたら素直にくるってさ」
「お前は甘い。あいつはわしのものだ。きつい罰を食らわしてやる」

ウノは、アランのことを心配していたが、当のアランは巫女を頼っていた。
頼みをきいてくれれば二度と来ないから、と約束して、ある仕事を任せたのだ。
あの世に通じる門をあける。
半人前とはいえ、彼女も霊力を持つ巫女である。
本を片手に支度をはじめた。

「誰を捕まえるつもりなの?」
「あんたは知らない方がいいわ」
「失敗すればふたりとも終わりよ。わたしは幽霊になるけど、あんたは消えてしまう」
消えるということは、もともと存在しなくなるということ。
もともと存在しないというのは、誰の記憶にも残らないということ。
はじめからなかったことにされてしまうのだから。
それは存外、恐ろしいことかもしれないよ?

ウノは、トルセに遺体の番を頼んだ。
「困っている民を救うのが使道の役目だろ」
「おいらは使道じゃありませんよ」
「今夜はお前が使道だ!」
押しつけられたトルセは目を白黒。

巫女は着々と準備を進めてゆく。
罠はそろった。
後は獲物をまつばかり。
アランが狙う獲物とは……。

それは彼女を追う死神、ムヨンだった。

巫女に出来物の災いをふりかけて、死神をおびき寄せる。
「か、かゆい、なんなのこれ?!」
「すぐ治まるわ。これくらいすれば来るでしょ」
「これが最後よ……」
あきらめたようにつぶやく巫女。
「わたしあの世へ行くわ。今までありがとね。巫女のおかげで助かった」
殊勝に礼を言うアラン。
「でも、行ってしまったらもどれないんでしょ?」
と、そこへムヨンがやってきた。

アランは、自分があの世へいくかわりに、玉皇上帝に会わせてほしいと頼む。
もちろん、死神がうんというわけはない。
「お前が会うのは閻魔大王だ」
ムヨンはアランを捕まえようと歩を進める。
「くそじじいに会いたいのよ」
アランはあせる。くそじじいがキーワードなのに、巫女がびびって行動を起こさない。
「くそじじぃにききたいことがあるんだってば!」
巫女ははっとした。そうだった、扉を開けなくては。

アランの様子がおかしいことに気づいたムヨンだが、もう遅い。
黄泉の国への扉が開く。
ものすごい勢いでふたりは吸い込まれそうになった。
ムヨンは四肢を突っ張らせて、必死に耐える。
ともすれば、このままアランともども消えてしまう。
「なぜここまでする?」
「あんたには言ってもわからないわ!」

天界で碁を打っていた天帝は、
閻魔の「待った」にほくそえみ、一手戻してやる。
「ムヨン!」
その声をきき、死神は従った。
「わかった、約束しよう。玉皇上帝に会わせてやる」
アランは、勝った。

ウノはアランを探し回っているが、彼女の姿はどこにも見当たらない。
アランは、あの世にいくためにムヨンの後をついて行っているのだ。



(つづく)


んんんんん~!なんと!
アランの遺体が見つかりました。
おいたわしや~。

美しい着物にお化粧、素敵な髪飾りも身に着けてウキウキのアランが
荒くれ怨霊どもに蹂躙されるシーンはなんともくやしく……。
いくら幽霊といえども、
か弱い女性がびしばし殴られちゃうのは見ていられませんでした。

そこにかっこよく登場するウノがカッコヨス!
ワイヤーバリバリですが、
ジュンギくんの華麗な回し蹴りアクションが堪能できてうれしかったです。


ここでヒーロー登場!かっこいい~。

シン・ミナちゃんもがっつりアクションをこなし、
ジャッキー映画ばりの大立ち回り。
なかなかに見ごたえのあるシーンでありました。
いまどきは男の影に隠れてふるえているだけのヒロインじゃつとまらないのね。

「もういい!どうせ見えないんだもん!」と
泣いちゃう女心は切なく、さすがのウノも深く同情した様子。

わたしも、まさかアランがあんなに過酷な放浪を3年も
続けていたとは想像していなかったので、
深く深く同情いたしました。

野良幽霊ってたいへんなのねぇ。

そしてアランが死神ムヨンと対決するシーンもよかったですねぇ。
ブラックホールに死なばもろとも、という背水の陣。
まったく破天荒なお嬢様です。

遺体となった自分と対面したアランですが、
記憶がまったくないもんだから、
それが自分なのだとは、なかなか実感できない。

冷たい土の下に埋められていたあのこのために、
絶対犯人を見つけてやる!といった感じでしたね。

とはいえ、あの遺体は自分なんだ、というのは
頭ではわかっているので、そうとう複雑な心境なんだろうな、と思います。
許嫁ジュワルも冷たい男だし、
生前もけっこうかわいそうな身の上だったんじゃないでしょうか。

誰が彼女を殺したんでしょうね。
ジュワルだとしたら、鬼だよこいつは。
チェ大監が怪しいですけど証拠はありまへん。

ウノには頼らず、自力で真相を知ろうとするアラン。
この先17話もあるのに、いったいどうなるんでしょうか?
母を探して三千里の珍道中かと思いきや、意外な展開です。

今回も64分と長い尺でしたが、
ふたつの大きなシーンのおかげであっという間でした。
前回のアランとウノの添い寝キスの印象がぶっ飛んでしまいましたね。
あれは、ウノの夢だったということなんでしょう。
彼が徐々にアランに惹かれているんだな、とわかりやすい演出ですが、
ファンタジードラマではこれくらいストレートな見せ方をしてくれた方が
さっぱりしていてよいと思います。

きれいなアランにポーっとしたりして、定番ですがかわいいウノどすね。

さて、このアランという不思議な立場の幽霊ですが、
どうも玉皇上帝と閻魔の間にある、問題に絡んでいる様子。
400年前に失われた魂というのはなんのことなんでしょう?
どうも、この魂を取り戻すために、今は上帝の作戦を実行中のようです。
閻魔は邪魔までしないけど、上帝が失敗すれば自分のやり方でやる!と言っている。

いつの時代もどこの国でも、神様は神様の事情があり、
下界の民は下界の民で苦労してるんですね。
ふりまわされるこっちの身にもなってみろってんだ!

400年間失われた魂とはなんなのか?
ウノのお母さんはどこにいるのか?
アランを殺した犯人は?
ジュワル親子が抱える秘密とは?

まだまだ解決できない謎が目白押しですね。
ウノがアランを気に入ったのは間違いないので、
これから微妙にラブラブとしてゆくさまが楽しみ。
このままアランがあの世に行っちゃうと、あえなくなっちゃうけどね~。

あと、巫女の子が大好きなんですよ。
いかにも半人前って感じで、
いまだにあらぬ方向を向いてアランとしゃべる様子がおかしくって。
晴れ着を前にして喜んでいるだろうアランを見て(見えないけど)
やさしく笑ったのが印象的でした。
今回大活躍!
そのうちコメディドラマの主役をやってくれないかなっ。



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