いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

私の心が聞こえる? 第8話

2015年01月11日 | 私の心が聞こえる?
中断していたドラマ視聴を再開しましたよ~。
こういう時、しつこく内容を記録しておいてよかったな、と思います。

とはいえ、この8話から11話までは、視聴して書いてあったにもかかわらずアップしていなかった記事です。
一応1話からの勢いで観て書いたものだということで、ご了承ください。

《あらすじ》

泣きながら「マルじゃない」と繰り返すヨンギュを見ていたジュナは、
逃げるように植物園を出て行った。
追いかけるドンジュを置いて。
ジュナはジンチョルに呼び出しを受けた。

泣いてしまったヨンギュを、ウリが励ます。
得意の歌を歌って踊って元気になるふたり。
遠くで見ていたドンジュも、なぜか温かい気持ちになった。

ばあちゃんは、迷子になった。
家を出た途端、自分がどこにいるかわからなくなったのだ。
迎えにきたシネは怒り心頭。
しかし、ウリが家を出るかもしれないと聞いて、しっかりウリに釘を刺しに行った。
育ててもらった恩を忘れて出て行ったらバチがあたるよ!
もちろんウリは家を出るつもりはない。
「だったら最後まで一緒にいて。どうせ先は長くないんだから」
シネの言葉をこっそり聞いてしまったばあちゃんは、ショックを受ける。
年寄りがウリに面倒かけられないよ……。

化粧品事業の企画案は着々と進んでいる。
ヒョンスクはなにかと手を貸そうとするが、
ドンジュは取り合わない。
「僕は完治したんだろ。母さんのせいでバレるよ」
ドンジュは、自分の力を信じて欲しいと母に訴えるが、彼女は納得しない。
ジュナが側についていないと不安なのだ。
ドンジュひとりでは、無理だ。これでは会社を取り戻せない。
母と子の思いはすれ違う。

ジュナはジンチョルとの会話をそつなくこなした。
しかしジンチョルは、なんとなくうさんくさいものを感じている。
妻が、植物園をドンジュ名義にしようとしているのも気に障る。
ヒョンスクはヒョンスクで、ジュナがジンチョルとあったことで動揺する。
自分に報告がなかったことも不安に拍車をかけた。
取り乱し、ジュナにすがるヒョンスク。

ヨンギュは、昼間に植え替えた花が心配で、夜の植物園に出かけた。
そこで尋ね人のポスターを貼り替えてくれたドンジュと出会う。
園内を案内し、植物の様子を教えてあげるヨンギュは、一生懸命だ。
ドンジュは戸惑いながらも、ヨンギュの人柄に惹かれていく。
植物園にお弁当を届けに来たウリに、思い出の曲を聞こえるよう演奏してみたり、
なにかとあの親子が気になるドンジュなのだ。

ウリは、代理人に呼び出され、父の絵を売ることになった。
エナジーセルという化粧品会社が300万ウォンも出してくれるのだ。
「ウギョンとは無関係ですよね?」
「エナジーセル、エナジーセルですから」
もちろん、ドンジュが企画する化粧品会社がエナジーセルというわけなのだが、
ウリはよくわかっていない。
契約を結んでお金が入るのだから、ウリは万々歳だ。
その様子を面白そうにこっそり見ていたドンジュも、一安心。
「あの……化粧品が出たら必ず3個くださいね」
それにしても、面白い子だな。

ウリは大喜びで、ばあちゃんの検査を予約しに行く。
担当の先生に、菊の花茶を渡して帰ろう!
先生をまつうちに寝込んでしまったウリ。
ジュナは廊下で寝入っているウリを見つけたが、素通りする。
ウリはしばらくして目を覚ますと、無事先生を見つけてお茶を渡した。

ところが、終バスを逃してしまってたいへん。
慌てていると、ジュナが車を寄せてきた。
「バスに追いつけてあげましょう」
ウリは好意に甘えてジュナの車に乗る。
世間話をしているうちに、ヨンギュの絵をエナジーセルが買ったことを知ったジュナは、
ウリを泡川まで送ると言い出した。
弟が住んでいて、用事を思い出したから。

ジュナ先生は、なぜ自分が泡川住まいなのを知っているのかな?
ウリは、あの人捜しテレビを見たからだな、と見当をつけた。
会話を続けようとするが、急に黙ってしまったジュナを前に、間が持たないウリ。
それでも持ち前の人なつこさで話しかけてくるウリに、
ジュナは笑って話しはじめた。
「先生、誰を見ても兄さんに見えるって、病気ですか?どうしたらいいですか?」
「一番いいのはね、忘れることです。
思い出してつらいなら、きれいさっぱり忘れることだ」
「……そうですね」
ウリは寂しそうにつぶやく。
それでも、どうしても言いたいことがあったんです。兄さんにいいたかったことが。

車を降りたウリを呼び止めるジュナ。
「お兄さんに何を言いたかったんです?聞いてあげますよ。
治療だと思って」
優しくそう言われて、ウリはジュナに向かって思いのたけをぶつけた。
「おい、兄さんなのがイヤだって?
私だってあんたの妹なんかイヤよ。
私の兄さんですって?どんな兄よ。
戻るといったのに。これを持って待ってればすぐ戻るといったのに。
待ってろって言ったわ。なのになぜもどってこないの?なぜ?なぜよ?
父さんとばあちゃんを見ている気持ちがわかる?
どれほど待ったか、独りでどんなにたいへんだったか……。
この悪党!ろくでなし!おい、ポン・マル!ポン・マル!ポンマル!
ばか、あほ、まぬけ、アリのフン!」
泣きながら言いたいことを全部言ってすっきりしたウリは、
ジュナにお礼を言って帰ろうとする。
「ウリ」
呼び止められたウリは、ドキリとする。
「ウリ……ごめん。ごめんな」

ジュナの言葉が、ウリの背に届く。
ウリはその場に立ちすくんだ。

(つづく)

う、ううう、泣いちゃったよ。
泣かされちゃうよ、ウリには。

一体何を言いたかったんだろう?
視聴者もそう思うけど、マルもすっごく聞きたいよね?
うるさくしてごめんねって謝るのかな。
絶対帰ってきてって泣くのかな?

と思いきや、マル兄さんに思いっきりの悪態。
ウリらしいよね。
その言葉とは裏腹に、兄さんへの愛情があふれているのがわかって、もう涙が……。

マルも思わず「ウリ」って呼びかけちゃうくらい、深くて熱いメッセージだよ!
マル、マルや~。

でも絶対認めないでしょ、彼は。
医師として治療の一環としてそう言ったに過ぎない、というでしょう。
これで君の気が楽になったろう?忘れなさいって言うと思う。
ジュナはドンジュと母を捨てられないもの。

ああ、わかっていてもつらいわ……。
ウリが、なんとなくジュナにマルの面影を見いだしているのがわかるから。
もしかしてって、思ってるものね。
ぬか喜びさせるようなことになって、ウリがかわいそうよ……。

でも、本当のことが言えないマルの方がかわいそうかもしれないな。

泣いてしまうウリの表情、それを見守るマルの表情、どっちもいいんだ、これが。
視聴者としては、マルがどんな心境でこの言葉を聞いているのかがわかって、
すごくせつなくなるんだよね~。
マル、マルや~。

あれ?まずくない?すでに私の中では、主役はマルになってない?
いかん、いかん、頼むぞ、ドンジュ。

ドンジュは、夜の公園でヨンギュに会ったのが良かったよね。
会社を取り戻すための闘いの中で、疲れた心を癒やしてもらうといいよ。
人間はね、プライドを捨てて、他人と自分を比べなくなれば、ずいぶん楽に生きられるよ。
「バカだってことはね、優しいってことだよ」っていうミスクさんの
言葉を知るといいと思うよ。

手話しながら歌って踊るウリとヨンギュは本当に楽しそう。
いいシーンだなぁ。
心があったかくなる、いいシーンだと思うな。

ヒョンスクの様子が、なんか変なんだよね。
彼女はドンジュを愛していると思う。
でも、彼の実力を認めようとしない。
ジュナが側にいないと不安だという。
彼女は、「耳の聞こえない息子」の存在を受け入れられないんだね。
ドンジュは「完璧な息子」でなければならない。
「完璧な息子でなければ愛してもらえない」とドンジュは思っているから、
必死で努力してきた。聞こえないことを隠して、完璧を装ってる。
ありのままの自分でいることが許されなくて、つらい思いをしている。
でもどんなにがんばっても、聴力は戻らない。
どんなにがんばっても、その1点で、母は自分を一人前と認めない。
ドンジュはすごくつらいと思うわ。

ヒョンスクは、完璧な息子であるジュナに執着する。
彼が自分の知らない間にジンチョルと会ったことで、すごく取り乱す。
自分の完璧な息子が、また損なわれるかもしれない恐怖に怯える。
そのくせ、ジュナを利用しているような表情を見せる。
彼女にとって、ジュナはドンジュのかわりに愛する対象なのか、
それとも復讐のためのただの駒なのか、そのへんがまだはっきりわからないです。

ミンスがジュナを褒めた直後、これ見よがしにジュナの世話を焼くヒョンスク。
ジンチョルでなくても、ジュナが年下の恋人のように見えます。
夫のかわりに息子を溺愛する母のようにも見えて、
倒錯的な愛情が感じられて、ちょっと薄気味悪い。
30にもなった息子にすがる母親って、気持ち悪いでしょ。
彼女のジュナに対する気持ちは、母の視線、女の視線が入り交じっているようで
正直イヤ~な感じ。

この先、マルがいろんな方面から傷つけられちゃう予感がして、つらい。
それでもドンジュだけは、彼を愛してあげてね。
ウリだけは、兄さんをゆるしてあげてよね。


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