いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

快刀ホン・ギルドン 3 編み笠の若君

2013年08月27日 | 快刀ホン・ギルドン
現代のゴルフ場みたいなシーンが出てきて、思わず突っ込んだ。
な、なんじゃそりゃ!
このぶっ飛び加減が、見る人を選ぶ原因ですかね。
さすがに私もうむむとうなりましたが、
いいよ、本筋には関係ないお遊びのシーンだもの。

《あらすじ》

「死にたくなければ逃げろ!」
半信半疑の盗賊たちも、ふもとの官軍を目撃し、危機的状況を理解した。
追い込まれ、考え込む盗賊たちに、逃げる算段をつけてやるギルドン。
ギルドンの機転で、一味は無事に逃げおおせた。

ノ尚君が盗賊団を傘下に置きたかったのは、四寅剣(サイン)を手に入れるため。
兵曹判書リュ大監を殺した人間が、剣を持ち去っているはず。
そこには先王の勅命が記されているのだ。
嫡子を王座に着けよとの勅命は、チャンフィ派の大義そのもの。

クーデターに備え、
清国からの武器を城内に持ち込もうとしていたチャンフィたちは、思わぬ危機に陥る。
盗賊を捕らえるために出払っていたはずの官軍が、
任務失敗のために城下に舞い戻っていたからだ。
荷物改めを避けるべく、囮となってチャンフィが町を駆ける。
しかし官軍も危険人物を捕らえようと必死の捜索を続ける。
彼らの様子を見ていたギルドンは、こっそりと荷物の様子を探り、
商団が大量の武器を持っていることを知るのだった。

ギルドンを見送ってなんだかさみしいイノク。
置き忘れた財布を取りに戻っていたところ、変装して逃げているチャンフィと出くわした。
チャンフィは追っ手の目をくらまそうと、イノクを伴って町を歩く。
成り行きでおまるを贈られ、「もう少し一緒にいてくれ」と囁かれて
手を握られたイノクは舞い上がってしまうが、いつのまにかチャンフィは消えてしまった。
「名前も聞いてないのに……」

一方娼館でヨンムン商団について情報を仕入れようと考えたギルドンは、
無人の娼館に紛れ込んでいたウネを見つける。
親の言うとおり、良家に嫁がされるなんて面白くない、と思っていたウネは、
ギルドンに出会い、「面白いわ」とつぶやいた。

科挙をひかえているくせに、娼館で博打を打っているイニョン。
なんとかカンニング仲間に加えてもらおうと、
ギルドンに命令して試験の場所取りをさせようと提案した。
「お前、科挙に憧れていたじゃないか、見物するいい機会だろ?」
しかしギルドンはこの命令を拒否。
恥をかかされた、とイニョンは逆恨み。
自分の身分を思い知らされて落ち込むギルドンは、屋敷に帰る。
そこでも歓迎されないギルドンは寺へ行こうと決めた。
「なぜ戻ってきた?」
再び出て行こうとしたギルドンを呼び止めたのは父。
「なぜ見逃したのです?」
自分の血を引きながらも、息子となれないギルドンと縁を切りたかったと答える父。
ギルドンはひとり、麻谷寺へ向かった。

ギルドンの母は、かつて赤子の彼を抱いて逃げ出した。
の子の行く末を案じて、逃げたのだ。
しかし逃亡奴隷は見つかり次第殺される運命。
母は殴り殺され、ギルドンは生き残った。
その母を埋葬してくれたのが、ヘミョン和尚だった。

イノクも、祖父と名乗る男の本当の孫ではない。
血まみれの夫人と泣き叫ぶ幼子。
夜の山中で偶然行き会った彼が、子どもを助けたのだ。
あれから20年。イノクも年頃の娘に成長した……ハズ?

チャンフィにもらったおまるを抱いてにやつくイノク。
川辺でこっそりその姿を見ていたギルドンは、思わずときめいてしまう。
そういえば、あいつ、俺を見送りに来てくれたんだっけ……。
しかしどうやら川の中で用を足した様子のイノクを見て、100年の恋も一気に冷めた。
「き、きたねー女だな……」

寺へ戻ったギルドンは、和尚の言葉に素直にうなづけない。
「縁とは思い通りにならぬものだ」
「親子の縁だって簡単に切れるのに?」
イノクは、寺にいるギルドンを見つけて大喜び。
「ギルドンじゃない!また会えて嬉しいわ!」
「俺はうれしくない」
それでも、自分を歓迎してくれる人がいるというのはやはり気分がいいものだ。

イノクは野っ原で昼寝をしているギルドンに飴を持ってきた。
「ほら、食べて!ねえ、なんで家に帰らないの?」
「だんな様に嫌われたのさ」
イノクは、ギルドンの心の中を見透かすように言葉をつなぐ。
「落ち込んでいるのね。お父さんと呼べなくたって父親は父親よ。
お父さんから縁を切りたいと言われて落ち込んでるんでしょ。
加油(がんばれ)!」
自分を慰めてくれるイノクを見て、ちょっぴり元気が出るギルドン。
だけど不潔な飴はいらねぇ……。

イノクが清国へ渡ったのは、祖父の知り合いがいる商団につてがあったからだ。
そこを頼って清国へいくつもりだったギルドンは、
それがヨンムン商団だと知って、きびすを返す。
ちょうど商団本部から出てきたノ尚君とチャンフィ。
「あ!ねぇねぇ!私よ私!覚えてる?」
声をかけるイノクをいぶかしげに見つめる尚君。
「どなたですか?」
「知らぬ」

ギルドンの父は、かつてチャンフィ派の友を手にかけていた。
四寅剣を手に入れるため、リュ大監を殺した。
その妻の死は確認したが娘の行方はわからない。
剣は彼の屋敷の中に隠されている。
イノクはおそらく、リュ大監の娘なのだ。
いつかイノクの祖父が、
夫人の死体を見下ろしていた男の顔と、
どこかで見覚えのある史曹判書の顔を結びつける日がくるだろう。

完全にチャンフィに無視されてしまったイノクはすっかり落ち込んでしまう。
今度はギルドンが彼女を慰める番だ。
「よく考えたらあんな男前が私なんかに贈り物をくれたり、
一緒にいたいなんて言うわけないよね~。
ちぇっ!次に会ったらこっちから無視してやる!」
「そうだそうだ!ひどい男だよな。おまるなんか捨てちまえ!」
ところが、怒りのあまり蹴り飛ばしたおまるが、蜂の巣にあたったからさあたいへん。
必死で川へ逃げたふたり。
蜂からは逃げられたが、一難去ってまた一難。
河床の石に足をはさまれて抜け出せないよ~。
おぼれそうなイノクに口移しで空気を含ませてやるギルドン。

ぎゃ!ギルドンが~!
だからお前を助けるためだろって!

なんだかおかしくなってきたふたりの関係だが……。
人の縁は、逆らえぬ運命……。

(つづく)

おおおおー!
いろいろと複雑な人間関係が発覚しましたね!

まず、ギルドンのお父さんである史曹判書ホン大監は、兄王派であった、と。
そのために親友を殺して剣を奪った、と。
親友というのは兵曹判書のリュ大監だった、と。
その娘が、イノクなわけですねー。

堅物で通っているギルドンパパが、なぜ、愚王に肩入れするのか?
ここんとこが一番謎ですが。
身分の卑しい女から生まれたとて、長子継承を貫かないと国が乱れるからでしょうか?
そうしないと、兄弟がいっぱいいたら、その数だけ内乱のたねができちゃいますからね。

イノクは名家の娘だったんだなぁ。
和尚が、「王妃の相だ」というのもあながち間違いではない。可能性はあったわけだ。
ん?和尚の見立てが正しければ、イノクはチャンフィと結ばれるということ?
てか、チャンフィの乱はマジで成功するのかね?

イノクの両親のかたきが、ギルドンのお父さんなわけだ。
彼女はギルドンを気に入っているようだし、こりゃ複雑だなー。
と思ったら、イケメンのチャンフィにも心奪われているイノク。
新品とは言え、買った飴をおまるに入れて持ち運べる無神経さ。
こんな娘が乙女と言えるのかどうかは置いといて、
乙女の恋心は忙しいな。

川でのアレは、小用でしょうね?
体が冷えたから、思わず(まあいいや、ついでついで)と、しちゃったんでしょう。
年頃の娘がほんとにもう……。

イノクは「うちのじいちゃんの知り合いが、商団のかしらだ」と言っていましたね。
ヨンウン商団のかしらは、表向き、今はノ尚君でしょ。
じいちゃんは彼女のこと知らなかったし、先代のかしらと知り合いだったのかな?
ノ尚君はどうやって今の地位を築いたのかなー。

ギルドンは、お父さんに冷たくされて落ち込んでいますが、
そんなにがっくりすることはないと思う。
お父さんが言いたかったのは、
息子と認めてやれないお前を見ているのがつらい、ということでしょ。
堂々と親子でいられないのなら、いっそ縁を切ってしまいたい、という意味でしょ。
お父さんはギルドンを愛しているっていうことでしょー!

あーあ、ギルドンってば。

イノクは素直だからかわいいなぁ。
ギルドンに逢えば素直に嬉しい。
お母さんの話を聞けば、気の毒で泣いてしまう。
いい男に手を握られればポーッとなっちゃうし、無視されたらくやしい。
あんまり頭は良くないけど、優しい。
ギルドンは、ときめいちゃって正解だと思うけどな。


ギルドンが出した飴だって平気で食べます。だってもったいないじゃん。

ふたりのやりとりが微笑ましく、見ていて楽しいです。
ギルドンは娼館に入り浸っているような男子のくせに、
人の情に飢えているピュアなところがあるんですよね。
男と女、というよりは、友達みたいに彼を迎えてくれるイノク。
大事にした方がいいよー。

前回出てきた良家の子女、ウネちゃん。
別に恐ろしい悪女じゃなかったようです。
ただ単に好奇心の強い、変わった女の子ってことみたい。
「キーセンみたいに自由に生きてみたいわ」って、
いいとこのお嬢さんは世間の怖さやつらさを知らないからそんなこと言うんですね。
卑しい身分とさげすまれ、世の中の掃きだめみたいな場所を知っているギルドンから見たら
ぜんぜん相手にならないお子ちゃまです。


お嬢様は強引な男に弱いセオリー。

娼館で出会って、ギルドンは彼女を売られてきた娘だと勘違いしているよう。
「かわいそうだな」
「そんなこと言われたことなかったわ」
もちろん、恵まれた身分のお嬢様は、人からうらやましがられたことは多々あれど、
同情されることなどなかったことでしょう。
ここで少女マンガ王道展開発動ですね。
高貴なお嬢様が、無頼漢に上から目線でものを言われて恋に落ちる、と。
本気でギルドンに興味を持っちゃったみたいだから、心配だな。
娼館でもなかなかにモテている様子のギルドン。
ガツガツしてない、余裕のある男はモテるもんね。

とにかく!ギルドンが清国なんか行っちゃったらおはなしにならないんだから、
彼にはさっさとこの国にいる目的を見つけてほしいものです。
盗賊団を逃がしてあげた手腕はなかなかのものでしたよね。
兵法を学び、武芸にも秀でて、頭は切れるし度胸はある、ときたら、
英雄になるか、盗賊になるか、どっちもいけるんじゃないですかね!


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しんでますなー (かずゆいまま)
2013-08-27 13:28:35
ビスコさん、こんにちは!

着々と進んでるようでよかったですー!
私は多分チャンフィの出番が少なかったからこの辺りはしぶしぶ見てたんだと思う。(笑)

しかしイノクのはじけっぷりはほんと可愛いねー。
乙女っぽくないけど素直な表現がきっと心を動かすんでしょう。
しかしギルドンのバカ兄貴はほんと見ててイライラするー!!
返信する
はい!おかげさまで! (ビスコ)
2013-08-28 05:55:53
こんにちは!おかげさまで楽しんでますよ~。

たぶん、イノクのキャラが気に入ったし、ギルドンが好きになったから。
主人公たちが好きになれたら、ぐっとはまりますよね。

かずゆいままさんはしぶしぶだったんですね。
ということは、最終回まで見るにつけ、評価が
変わっていったんだ。
ふふふ、チャンフィの活躍が楽しみです。

ギルドンの兄貴は、No Limit~ 地面にヘディングにも出ていた人ですね。
あまりにも精神的に幼いので、なんかイライラを通り越して
かわいそうになってきてます。
返信する
楽しいです~(*^ω^*) (しーま)
2016-04-28 21:08:40
いろいろ人間関係がわかってきて、
面白いですね!

チャンフィに大義はあるけど、
ギルドンには、これから何かができるのかな?

そしてやっぱり、イノクをめぐって
2人は争うのかしら?(*´艸`*)


ギルドンババの大義は何なんでしょう?

親友を殺してまで、兄王に肩入れするのは何故?

先王の刀の密命の意味は?

まだまだ謎が謎を呼びますね。



ギルドンのバカ兄は、
お母さんが甘やかし過ぎたのでしょうw
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