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Sunset hills

byサントス

気にする人・・・

2017-09-09 08:56:19 | Talk to myself 2017

先日、現場で新しい仕事ということで

別の会社の人と仕事をした。

下見に来た時に床の上に道具箱をまんま置いたり、

仕事の習慣として身に着けてきたものが違っても

最低限の気遣いがあるのではと思う。

気にする人、気にしない人の違いである。

 

工事の当日、おそらくと思って真っ先に養生をかける。

床や壁を保護するだけでなく、

壁に穴をあけた際に削粉が散らばる。

浴室であることを考えたら、

呼び錆びの原因にもなる。足が滑ると言われたが、

気を付ければいいだけの話。

それ程長い時間バスタブにいるわけでもない。

インパクトを持っていないことの指摘を受けたが、

削粉が室内に飛び散ってしまう。

ドリルを低速で使えばいい。

ねじを回すのにはペンドライバーを使えばいい。

高飛車な道具大臣にはうんざりである。

 

インパクトにしろ持ってないことはないが、

厳密には持っていたと言ったほうが正確である。

使わないのでバッテリーが完全にダメになり

捨ててしまった。

確かにバッテリー式のインパクトレンチは

ケーブルがなく使いやすい。

ドリルとして利用が出来て、ドライバーとして利用できる。

先端のビット交換がワンタッチでできてかっこいい。

その事は認めるが、はたして必要かというと

それ程大して必要でもない。

ビス釘を何十本と短時間に打ち込むのであれば、

インパクトは必要だと思う。

ただ今やろうとしている仕事はそんな恰好をつけるとこでもない。

まだ桐の中にいるようで、道具の選定には悩んでしまう。

 

それよりも養生である。

壁に開けた穴から配線を通すのに鉄の鎖を使う。

がガガガ・・・と音を立てながら鎖を弾く。

こちらにしてみれば大声を出したい気分だったがぐっとこらえる。

削粉が飛ぶ。

高飛車な若造には理解してもらえない。

 

お湯を張る前に養生に削り粉を集める。

採り残しはテープでペタペタと念を入れて・・・。

体についた部分も払わないといけない。

シャツに付いたものがチクチクする。

厄介な呼び錆びによるクレームは起こしたくない。

気にする人、気にしない人である。

 

販売やお客さんとは20年以上のお付き合いである。

ともに現場で立ち会ったのだが、

説明の時には説明書すら見開かないで説明をする。

いささか社交辞令的なものではあるが、

お客さんと同じ目線に立つのであれば

少しでも開くべきである。

おそらくボタンを押して何分間使う、

それとフィルターのお手入れ。

これだけのことかもしれない。

ただ説明書には挿絵が入っている。

挿絵と現物を見合わせるだけでも大きな違いである。

気にする人、気にしない人である。

 

現場の人が帰った後、

頼まれていた浴槽の蓋の補修をする。

ようやく仕事が終わった時には

夕方の5時になっていた。

今日の現場の製品の設置作業は自分が手を出す部分は少ない。

けれどお付き合いのある販売店さんは

養生のことを真っ先にお礼を言ってくれた。

気にする人、気にしない人である。

一日の最後に救われた気分になる。

 

感謝。


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