昨年、東京では北京上海で開催した「中国人事労務戦略研究会」と連動し「次世代中国人事マネジメントセミナー」を企画開催しました。
本年、東京では、少し広い範囲で中国事業を捉えるための最新情報をご提供します。
第1回は、
「国際経営論」から見る日本本社の課題
-海外子会社をいかにマネジメントするのか?-
をテーマに、新進気鋭の国際経営学者である東京大学大学院経済学研究科講師の大木清弘先生にご登壇いただきます。
日時: 2017.7.27(木) 18:30-20:20
場所: 南部労政会館(JR大崎徒歩3分)
本社は、海外子会社とコミュニケーションは取れているのか?
IoT時代において、今後あるべきコミュニケーションの取り方は何か?
今後も日本人派遣者に頼るのか? ならばどうすべきなのか?
その一方、現地化したとして、それをどのようにやるのか?
本社は、子会社同士の競争圧力を活かせているのか?
買収した拠点に対して、適切に目が届いているのか?
私が大木先生のお名前を知ったのは、GBRC(東京大学大学院経済学研究科経営グループ)発行の『赤門マネジメントレビュー』でした。
「現地化しないとだめだ」的な圧力が、この数年ずっと続いていました。ある時、組織学会編『組織論レビュー1』(2013,白桃書房)の大木先生のレビュー論文「 国際人的資源管理論における日本企業批判」を読んでハットさせられました。
欧・米企業は、現地化をし過ぎて現在課題を抱えているという事実があるなど、大木先生は冷静に各国の文献レビューや日本企業の歴史的考察を踏まえながら、日本企業は現地化すべきであるとの方向が、必ずしも正しいとは限らないと指摘していました。
私はあらためて「国際経営」を学ぶ必要があると感じました。その後、私は大学院に通うことを決めました。最終的には大木先生の論文をたくさん引用させていただき修士論文を作成しました。
「国際経営の研究」は進んでいます。ぜひ、会場で国際経営の最新の知見を学び、皆様と議論いたしましょう。
第1回目の今回は、
特別に参加者の方にプレゼントをご用意しています。
入門書ではありますが、国際経営の最新情報のキャッチアップに最適な、中川功一、林正、多田和美、大木清弘『はじめての国際経営』2015 有斐閣1,800円を本セミナーの参加者に進呈したいと思います。かならず役に立つと思います。
国際経営の再学習の機会として
ご友人の方もお連れになって、
本セミナーにお越しください。お待ちしております。