アンチエイジングに良い食べ物!は
いろいろありますが
その中でも日本の伝統的な食品の中に
すごいものがありました。
それは、お・み・そ・です!
「みそは医者いらず」という言い伝えがありますよね。
ご存知の通り、味噌は、大豆や米、
麦等の穀物に、塩と麹を加えて発酵させて作る発酵食品。
その健康増進効果からお味噌汁は
なんと、「医者殺し」と
江戸時代から言われていたそうです。
一説によると、味噌は、
「三礎」(みそ)ということわざから、
その名前がついたと言われています。
三礎とは味礎、身礎、美礎の
3つの基礎がそろっているという意味で、
味噌は味よし、からだにもよし、
美容にもよし、ということだそうです。
そうです!
美容にも良し・・・
味噌には、活性酸素を消去し、
過酸化脂質などの発生を抑えるなど優れた抗酸化作用があることがわかってきています。
みその効用に関する研究や論文はざっと次の通り。
(ちょっと昔のものもありますが)
●発酵によってみそに老化制御機能が生まれる(東京農業大学・小泉武夫教授 1995年)
●みそは熟成過程で抗酸化力を高める物質が生まれる
(東京大学名誉教授・大妻女子大学・加藤博通教授 1994年)
●みその成分「DDMPサポニン」が老化の原因となる活性酸素を消去する
(東北大学・故大久保一良教授 1999年)
●みそには血圧低下作用をもつ物質がある(食品総合研究所・河村幸雄室長 1993年)
●みそには美白効果がある(食品総合研究所・新本洋士主任研究官 1997年)
●1日3杯以上のみそ汁で乳がんの発生率が40%減少(厚生労働省研究班 2003年)
●みその塩分は胃がんを促進しない(広島大学・渡邊敦光名誉教授 2006年)
●喫煙者が毎日みそ汁を飲むと死亡率は低下する(国立がんセンター・故平山雄博士 1981年)
●みそは脳卒中、痴呆症、心臓疾患などの発症を低下させる(大妻女子大学・青木宏教授 1994年)
●みそ汁のある食事パターンが骨粗鬆症に効果(㈶癌研究会付属病院・陳瑞東医長 1994年)
●みその原料である「大豆成分」が脳卒中の発症を抑え、長寿に貢献する
(京都大学・家森幸男教授 1994年)
味噌にはいろいろな種類がありますよね。
米味噌、麦味噌、大豆味噌、赤味噌、白味噌・・とか。
では、どの種類の味噌が一番抗酸化作用が高いのでしょうか。
国立情報学研究所の研究結果が出ています。
味噌の抗酸化性(Trolox相当量 mmol/g)
A 西京白みそ 別撰(白) 2.6
B 塩ひかえめ(白) 7.5
C 味噌蔵探訪 仙台みそ 無添加(赤) 16.2
D 九州そだち麦(白) 7.2
E 九州そだち 無添加 麦(赤) 14.1
F 八丁味噌 銀袋(赤) 39.7
八丁味噌がダントツですね。
八丁味噌(はっちょうみそ)は、
愛知県で生産されている長期熟成させた豆味噌です。
味噌は、熟成期間が長いほど強い抗酸化力で
知られるメラノイジン量が増して
色は濃くなっていくそうです。
八丁味噌は熟成期間の長さのみならず、
大豆にはもともと、大豆ペプチド、ビタミン E、
ダイゼインなど抗酸化性をもつ成分が豊富に含まれているため、
大豆を主材料とした味噌は、
他の原材料から作られた味噌より抗酸化性が高くなる可能性があるとか。
大豆にはない、あっても少量のアミノ酸やビタミン類が、
発酵によって、多量に生成され、
栄養価はさらに優れたものになるそうです。
赤味噌は、お味噌汁だけでなく、いろんなお料理に使えますね。
私は中華で使う甜面醤の代わりに、
赤味噌にみりん、しょうゆを加えたものを使っています。
その他にも、豚が苦手なので、
鶏肉を使った回鍋肉風炒めを赤味噌を使って作りますし、
ナスの田楽や、鯖の味噌煮とかも美味しいですよね。
八丁味噌は、固くて溶きにくいのがちょっと大変ですよね。
お味噌汁に入れる時は
みそこしやすりこぎを使って頑張っています(笑)
みりんやしょうゆ等で八丁味噌を使った調味料を
自分なりのアレンジで作り置きしておくのもいいですね。
さあ、みなさん、心身ともに若返りましょう!