みなさま、最近、空腹感って感じたことはありますか。
その空腹感は、マインドから来ているのではなく
食べ物に手を伸ばす前に、
ほんとうに自分の身体の声かどうか、
いわゆる「目が食べたい」という気持ちなのか(笑)
「食べたい」という体が欲求しているものなのか、
自分の身体に聞いてみることが大事ですよね。
本当の空腹状態になると
「長寿遺伝子」とも呼ばれる「延命遺伝子」が活発化するそうです。
京都大学大学院の西田チームが
英国の雑誌「ネイチャー」に発表した研究ですが、
海外でも「サーチュイン遺伝子」として報告されているそうです。
「延命遺伝子」は、人間の内なる生命力を活性化させるのです。
空腹を感じてから食事をとったほうがアンチエイジングには抜群に良いのです!
私の場合、1回の標準の食事量だと、
だいたい1日1回でいいと思うのですが、
朝、グリーンスムージーを飲んで、
午後におなかがすいてきて
標準ぐらいのランチの量だと
夜になっても全然おなかがすかないのです。
しかし、家族のためにせっせと作った
美味しそうなおかずを見ると味見程度でやめればいいのですが、
ついつい食べてしまい、
胃が持たれるという悪循環を繰り返していました。
当然、目の下のクマも出るし、お肌もなんだか荒れた感じ。
今もときどき、誘惑に負けてやってしまいますが(笑)
今まで一番、お肌の調子もよく体調が良かったのは、
朝は、グリーンスムージー
お昼には果物を食べて
夜にはひとり分の半分ほどいただいていた時です。
どんどん体調が良くなってお肌の調子もよくなっていったのです。
先日、料理研究家の土井さんが
「一汁一菜」を提案されていました。
一汁一菜とは、ごはんを中心として、
汁(みそ汁)と菜(おかず)それぞれ1品を合わせた和食の原点ともいえる食スタイル。
ご飯+具沢山の味噌汁、です。
手抜きのように思える一汁一菜ですが、
土井さんによると、
「そもそも和食の身上は素材を生かすことで、
素材の持ち味を引き出すにはシンプルな料理がいちばん。
・・・野菜の泥を洗い、食べやすく切って、火を入れる。
これは手間ではなく基本的な当たり前の調理。
ここはていねいにする。」
「一汁一菜のすごいところは、
毎日食べても食べ飽きないこと。
素材が季節によって変わるということもあるが、
それ以上に、ごはんもみそ汁も漬物も、
どれも人間が意図してつけた味ではなく、
ごはんは米をといで水加減して炊いただけ、
みそも漬物も微生物が作り出したもので、
そこには小さな大自然ができている。
自然の山の景色とか一輪の花の美しさとか、
見飽きることがない。
それと同じ。
自然の風景を眺めるように、
みそ汁を味わってみるとよいのではないか」
だそうです。
また、シンプルで時間もかからないために
その分、自分のためや家族のための時間や気持ちに余裕ができるともおっしゃっていました。
なんだか・・・深い・・。
家庭料理研究家がたどり着いた先は
日本の伝統的な精神を持つシンプルな和食スタイルだったのですね。
もちろん、ストイックなものではなく、
メインのおかずを並べたり、
中華やパスタもあったりで、
大事なのは、一汁一菜というスタイルを基本にするということだそうです。
一汁一菜のスタイル、
その基本は、シンプルで手作りを無理なく進めていける形ですよね。
私の知り合いの主婦で
おかずがもう一品あったほうがいいわと言って
仕方なくスーパーの添加物いっぱいのお惣菜を買う人もいますが、
それよりもシンプルでも安心な手作りが本当はいいですよね。
そういえば、10日の断食のあと、一番食べたかったのは、玄米とお味噌汁だったという経験があります。
本当に体が欲するもの、自分の身体の声に耳を傾けること、
これもアンチエイジングの基本ですよね。
一汁一菜=(イコール)少食ということではありませんが、
シンプルな和食スタイルを基本とした食生活で少食にすると良いと思いました。
(病気の時とか、育ち盛りのお子様がいるときは少食にこだわらず、空腹を感じたら食べると良いそうです)
おかずが必ず並ぶ食卓に慣れている家族の抵抗がありそうですし、
始めは、「ええ、これだけぇ?」とかいう家族の反論も聞こえてきそうですが、
少しずつ、それを基本にしていくと、
逆におかずを並べた日は特別な食卓となり喜んでもらえそうです。
具たくさんお味噌汁・・今晩作ります!
次回はアンチエイジングにとっても良い、
スーパーフードをご紹介したいと思います。
さあ、みなさん、心身ともに若返りましょう!
読んでいただきありがとうございます。