べきちゃんのライブ日記

行ったライブの感想とかCDレビューとかそんなもんです。更新頻度はマイペースに。

個人的Album Of The Year 2012

2012年12月25日 21時22分34秒 | 日記
聖夜にこんばんわ。毎年クリスマス恒例の個人的Album Of The Yearの季節がやってきました!

もう今年もたくさんのCDを買いましたが、そんな中から個人的に気に入った作品をランキングにしたいと思います。本当に個人的なランキングですので、誹謗中傷は勘弁してくださいwwむしろオススメがあれば教えてほしい!

とまぁ、前置きはこのくらいにして、早速ランキングにいきましょう!では2012年のランキング発表です。


第10位 Flash Fiktion「Flash Fiktion」
デジタルとポップパンクが融合したいわゆるディスコポップバンド。3~4年前に一瞬話題になったParkaというバンドにとても良く似たバンド。ボーカルは元Swicthes(なんか聞いたことあるようなないような)のフロントマンらしい。イマイチ売れ線には乗らなかったもののキラキラハッピーで痛快という言葉が良く似合う。憂鬱な気分をぶっ飛ばす。バカになりたいときはこれで踊ればいい。

FLASH FIkTION - Capsules Of Sun




第9位 Orbital「Wonky」
90年代テクノ四天王と名高い伝説のテクノユニットOrbitalがまさかの新作を発表。2004年のWIRE出演を最後に活動休止状態だったが、 2009年よりOrbitalとしての活動を開始。そして2012年まさかの新作発表である。そしてこの新作が素晴らしい。古き良き時代のテクノを現代風に解釈した作品。Orbitalが得意とするアナログシンセを重ね高揚感のあるメロディーやアシッドハウスを彷彿とさせる打ち込み。それら全てを現代の技術で纏め上げ完成したのがこの「Wonky」ここにOrbitalの全てが詰まっている。

Orbital | Wonky | Official Video




第8位 Of Monsters and Men「My Head An Animal」
Next Arcade Fireと名高い男女6人組。アイルランドが生み出した新たな才能。男女ツインボーカルによる色鮮やかな表現力と、ファンタジー性の高い歌詞の世界を前面に押し出し、時には躍らせ、時にはしっとりと、曲によって様々な顔を見せる。インディーテイストさをくっきり残したまだまだ底の知れない新人バンドのデビューアルバム。シングル「Little Talk」は様々なメディアにもひっぱりだことなる素晴らしい1曲。今後の活躍が最も楽しみなバンド。

Of Monsters and Men - Little Talks




第7位 きのこ帝国「渦になる」
ジャパニーズシューゲイズ再誕の時。邦楽勢では久々に大当たりな気がする。男性2人+女性2人の4人組シューゲイザーバンド。透明感と力強さを兼ね備えた独特の女性ボーカルを前面に突き出しながらも、漂う哀愁はとても日本のバンドが作り出したものとは思えない。時に激しくときに美しく。シンプルでありながらこれぞ王道のメロディーが聞ける。2013年2月には1stフルアルバムを発売予定。まだライブを観たことがないのでチャンスがあれば是非見たい。

きのこ帝国 - 夜が明けたら(MV)




第6位 The Heartbreaks「Funtimes」
個人的に今年一押しの新人バンド。若さ溢れる初期衝動的なバンドサウンドを武器に、超絶イケメンボーカルマシューホワイトのエモーショナルな歌声を前面に打ち出したこれぞ王道UKロックといった感じ。演奏力も有りライブでの演出もなかなか。アルバムは飛びぬけて名曲!ってとこがないのが残念だけど、全体を通して質が高い名作。もしこの作品にバンドを代表するような名曲が1曲入っていたらもっと大きな評価を呼んでいたかも。

The Heartbreaks - Delay, Delay (Official Video)




第5位 Spiritualized「Sweet Heart,Sweet Light」
泣く子も黙るジェイソン・ピアース率いるSpiritualizedが世に送り出す新作。子供どころか大人まで黙らせる脅威の傑作がここに登場。これまでも作品を出すたびに多くのファンからは傑作と称えられてきたが、内容は難解で理解しがたいものも少なくはない、しかし今作はファンならずともシンプルで非常に馴染みやすい作品。言葉で彼の作品を表現するのは少し難しいが、とにかくイカれ具合が半端ない。これを皮切りに他の作品に手を伸ばせるとういう意味も込めて傑作と呼ぶにふさわしい。

Spiritualized - "Hey Jane" Official Video




第4位 Cloud Nothings「Attack On Memory」
初めてこの作品を耳にしたとき、正直どこの80年代のパンクバンドを聞いてるのかとちょっと調べてみたら2012年発売の新作とのこと。しかもバンドを率いるボーカルは21歳だとか。2作目にしてこの大化けっぷりは末恐ろしい。最初から最後まで気が抜けない勢いと迫力を持ったバンド。ボーカルのしゃがれ声はカートコバーンを彷彿とさせる。8分にも及ぶカオス曲「Wasted Days」は一聴して損はない。2013年秋には新作のリリースが予定されているとのことで、真価が問われる一作となることは間違いない。

Cloud Nothings - Wasted Days




第3位 Owl City「Midsummer Station」
Owl City渾身の3作目。現代版ベックとでもいうべきか。ドリーミーポップな世界観をエレクトロな手法を使って昇華させた素晴らしい作品。1stで海、 2ndで山を連想させるような作品を作り上げ、今作ではそれらを融合させた「夏」を感じさせるこれぞOwl Cityといった最高傑作。先行シングル「Gold」や「Good Time」は気分も高まるキラキラポップチューン。この曲だけでも評価高い。いやーたまらんわ。しかしまぁ世間での評価の低さが個人的には気になる・・・

Owl City & Carly Rae Jepsen - Good Time




第2位 The Killers「Battle Born」
日本には来日しないことで有名なThe Killersの4thアルバムが登場。本当にこのバンドははずれアルバムがなく傑作揃い。今回の作品を作るにあたって、今までで1番長いオフ期間やブラントンのソロ期間を設け、バンドとしては最も長いブレーク期間だったと思われる。今まではがむしゃらに走り抜けてきた今の音楽シーンを冷静に見直し、これぞ今の音楽シーンに最も必要な音であると、キラーズが出した回答ともいえる。キラーズの真骨頂ともいえよう、ラスベガスを思わせるキラキラロックチューン全開の1枚。日本盤のボーナストラックまでもが素晴らしい至極の1枚。

The Killers - Runaways




第1位 Passion Pit「Gossamer」
2012年を代表する究極のPassion Pitアンセム「Take A Walk」を含む全12曲の物語。天才エレクトロポップ集団とも名高いPassion Pitが生み出した快心の2ndアルバムを今年のAlbum Of The Yearに推したい。どこまでも聴き続けたい、どこまでも音を飛ばしたい、そんな高揚感と至福の時間をこの作品は与えてくれる。1stで披露してきた手法を余すことなく用い、究極に進化させた形がこの2ndなのだろう。今後どのような路線に進んでいくのか非常に楽しみに感じさせる。だだっ広い野外で、ふと青空を見上げてしまうような爽快感溢れる1枚である。

Passion Pit - Take A Walk



いかがでしたでしょうか?
ほんと何度観ても超個人的なランキングですww
では11位~20位までのランキングもどうぞ。

11.Bloc Party「Four」
12.Team Me「To The Treetops」
13.Jake Bugg「Jake Bugg」
14.Howler「American Give Up」
15.Tribes「Baby」
16.exlovers「moth」
17.Ty Segall「Twins」
18.My Best Fiend「In Ghostlike Fading」
19.MIKA「Origin Of Love」
20.Hot Chip「In Our Heads」

なんというか全体を通して新人大豊作の年でしたね…っていうよりも既存のバンドの新作がこけたイメージが非常に強いです。個人的に注目してほしいのはここ数年で久しぶりに邦楽バンドが上位に食い込んできたこと。前は邦楽ってだけで「ふーん」って感じだったのに、最近は聞けるバンドも結構増えてきた気がします。きのこ帝国の他にも赤い公園なんかが才能爆発してて素晴らしい。
それ以外ではやはり昨年のインディー・シューゲイザー勢の台頭が未だに根強い気がしますね。今後の世界の音楽シーンがどう転ぶかは誰にもわからないけど、今後の音楽シーンの方向性を決め兼ねない会心の1作を久々に聞いてみたい。最近で言えばフランツとかアークみたいなのとか。

総括すれば今年は結構あたり年だったと思う。とりあえず来年のランキングにはレジェンド的なアーティストが並ぶことを個人的にはお願いしたい。

ということで2012年の個人的Album Of The Year終了!!また来年!

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