タバコの有用性

「ニコチンがアルツハイマーの発症を抑制する」というデータがある。
１９９１年にオランダの研究チームが発表した実験結果。
自分を含めた喫煙者にとってはとてもうれしいニュースだ。

ただし「喫煙者はアルツハイマーを発症する前に
別な病気が死因となっているに過ぎない」という批判がされ、
結局そのデータはデマということにされてしまった。

その後同じ研究チームが「ある種の遺伝子を持つ者においては
喫煙がアルツハイマー発症の抑制に有効」という発表をしたものの、
統計的に有意なものではなかったそうで、
しかも、またある別の遺伝子をもつ者にとってニコチンは
アルツハイマー発症を早めてしまうリスクがあることも分かり、
結局どっちやねんということで、その因果関係は明らかになっていない。

全世界的な嫌煙ブームは拡大の一途でとどまることが無く、
煙草を吸っても何も良いことは無い！　というのがもはや大前提の定説となっている。
愛煙家が煙草の有用性を説明する時の定番は
「煙草を吸うと落ち着くから」というものだが
「それは結局ニコチン中毒によるもので、やめさえすればニコチンの呪縛から解かれて
イライラからも解放されるからやめた方が良い」という結論で大体論破される。

喫煙者に立つ瀬無し。
「もう、好きなんだからいいじゃん。放っといて」と言ったところで、
「その好きっていう感情だってニコチン依存からくる勘違いなんだ」と
全否定されてしまう始末。

いちいち自分の持ち物や生活習慣について
「なんでそれをするの？　有用性を説明して」と聞く社会はちょっと狂っていると思う。
ヒステリーだ。人間が神の作ったものだと思ってる人は
日本では大多数ではないはず。

つまり人の作った道具や作品のように、生まれたことや生きていることに
意味や目的が付随しているわけでは無く、
生きてることの価値を自分で作り出すのが正しい人生の在り方なのではないだろうか。

だとすると煙草に価値があると思ってる人からそれを取り上げて
「長生き」「健康」という価値を押し付けるのは
やっぱり良くないことなんじゃないかなという思いにいたる。

これ、今の喫煙者に言ったら大体賛成してくれそう。
そして嫌煙者には「あっそ。だったら勝手に好きなだけ煙を吸って死になよ」と
極論を言われるのだ。なんでそう憎まれなきゃいけないのか、悲しい。
まあ、吸殻をポイ捨てしたり、
煙で迷惑をかけるようなマナー違反は論外だけど。

川上引退

中日の川上が引退を表明。
また、中日の一時代が終わっていく。
川上は「武士」のようだと思っていた。投手としてマウンドに上がると、野手までがピリッと引き締まる。
真っ直ぐでストイックで鬼気迫る表情で「武士」ということばがしっくりくるなぁと。

確かに中日は高齢化だなんだと言われていて、新陳代謝を！と、続々と落合監督時代のスター選手たちが引退していった。
高木監督によって崩された中日のバランスはやはり谷繋でも一切立て直せず、むしろ悪化し、今では最下位争いをしている有様。

毎日テレビにかじりついて野球中継を見ていたのに、いつの間にか一切野球を見なくなってしまった。
ナゴヤドームに観戦に行く事もなくなり、友人の話ではドームの空席が酷いらしい。
一時期は観客寄せのため、何かしていたが今は知らないけれど、きっとまたニーズにあっていないおかしなことをしているんだろう。

選手の新陳代謝どうこう騒ぐ前に、経営陣を若返らせる必要があるのではないだろうか。

分別の意味とは

私の住む町は、ごみの分別がかなりゆるい。
「燃えるごみ」「燃えないごみ」「カン・ビン」「ペットボトル」
これだけだ。

他の地区にあるお宅にお邪魔すると、キッチンにいくつものゴミ箱がずらっと並んでいて驚いたことがある。

確かに、愛・地球博なんかでは
「わりばし」なんて区別もあった。

ペットボトルにしたって、キャップを外しラベルを剥がし、という具合だったり。

エコのためだというが、行き過ぎた分別は逆効果だと聞いたことがある。
どれだけ綺麗に分別しても、結局は一緒くたにして燃やしてしまうのだ。

私の住む町は、ただめんどくさいのだろうと思うのだけれど、実はそれがエコに繋がっているのかもしれない。
地球環境は私たち人の心の余裕から生まれるのかも。


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障子を破りたくなる理由

大人になれば、さすがに障子は破ろうとは思わないが、小さい頃は障子を見かけると、つい指でブスッと挿したくなった。
今、私の二人目の子供がちょうど障子を破りたい年頃で、毎日障子をビリビリと破いたり、指で射したりしている。
何でこんなにも障子の方にいきたがるんだろうと、考えたとき、ふっとひらめいた。
そういえば、赤ちゃんが始めに興味を示す物は紙だったことに気がついた。
紙といえば、新聞紙や広告だと思っている赤ちゃんだが、こんなきれいな障子という紙があるんだということに気がつくと、紙への興味がまだある赤ちゃんは、障子を破ってしまうのではないかと思った。
それが分かったら、何だか腹が立つのも半分に減ってしまった。
新築だから、出来ればやめていただきたいが、一時のことなので、障子に興味がなくなったら、きれいに張り替えようと思った。

韓ドラを思わせる 凄惨な出来事

昨夜、テレビでの突然のテロップ。何事かと見ていると、北朝鮮の金正男氏が、マレーシアで暗殺されたというニュースでした。

勿論、まだまだ真相はわからず、後日解明されるのか、また、迷宮入りしてしまうのか、それもわからない状態です。

ただ、この事件を耳にしたとき、一瞬にして結びついたのが、韓国ドラマでした。

韓国ドラマの時代劇は、朝鮮王朝時代のテーマが多く、王宮の内部での権力争いがメインのテーマになっている内容が、とても多くなっていることは、

誰もが知っています。王位を争うものばかりではなく、その家臣の争い、女性同士の権力争いと、結構ネチネチと長引く内容なのですが、

どんな形に決着するのかと、ついつい見入ってしまいます。

今回の事件、もしかしたら、韓国ドラマの内容に似たものであるのかと、また、どんな顛末を迎えるのか、これから目を離せないようです。