eine namenlose Blume

mitoの日記

日本語の本がほしい

2007-04-25 16:52:29 | 読んだこと
読んだものです。読んでもいる。遊んでもいる。見てもいる。いつ勉強してるんだ!(あんまりやってない…)

「独眼竜政宗」/山岡荘八
いやーよかったです!伊達政宗に惚れました。そして家臣の片倉小十郎さんにも惚れました。
何て素敵な生き様なんだ。
伊達政宗が主人公の時代小説です。
正直に言うとここまで政宗が江戸初期の政治に噛んでいたとは考えていない私なのだけれど、でも多分細かいところは史実だと思われるので、ロマンだなあと思います。
ちょっとね、上手く描きすぎかな、と。例えば徳川家康はそこまで天下のことを考えていたのか…?とも思うのですが、そんなことよりもう政宗の生き方が魅力的すぎます。
それからこの人の文章は古い言葉を使っているのに読みやすく、声に出したらきっとリズムがあるだろうなあと思う文章です。
伊達政宗はもう少し若く、そして関西に近い場所に生まれていれば天下取りの競争に加わっていただろう、そして天下を取っていたかも知れないと言われる人物です。そしてこの一人の人間が幼い頃ハンデを背負い、近所でせっせせっせと縄張り争いをし、天下取り合戦に巻き込まれ、自分という存在を確かにしてゆく、この過程が染みいりました。縄張り争いも政宗の糧になっている。
はぁー片倉さんもときめいた!何て素敵な主従関係なんだ。

「オリエント急行の殺人」/アガサ・クリスティ
久しぶりに読みました。クリスティは小学校の頃短編(青いゼラニウムの花だった気がする)を読んではまり、中学校になってから歯医者に通った時(本当に4ヶ月近く通った)暇だから何か本を読みたいとねだったら、母親が友達からクリスティの文庫本をごそっと30冊くらい借りてきてくれて、ほとんど読みました。クリスティ、なぜか大好きです。
最近ハヤカワ文庫が何を考えたかクリスティ文庫を一新してしまい、好きだった不思議な表紙が何だかスタイリッシュになってしまって心から残念です。前の方が絶対いいのに。
この前その借りた人にもし捨てる時は私が買い取りますと言ったらすでに捨てられた後だった…。あ、あの表紙のあの冊数のあの文庫本が!!あぁー!
さてさて話ですが、名探偵ポワロ(デヴィッド・スーシェと熊倉さんのドラマが大好きだー!!)がオリエント急行という超豪華寝台特急に乗った時に殺人事件が起こり、折りもおり、雪が降って立ち往生して…という定番な推理小説です。
かと、思いきや!有名な話ですが、彼女の作品「アクロイド殺し」は未だに推理小説としてフェアかアンフェアか論議される作品なのですが、このオリエント急行も推理小説を読み慣れた人ほど驚くという、今でも新鮮な作品です。
と、私の大好きな推理小説家の有栖川有栖も解説しています。
とにかく寝台特急の雰囲気とその驚きが今読んでも魅力的です。
そして古い映画ですが、この話を原作にした映画も素敵です。寝台特急に夢を見てしまいます。

「Das fliegende Klassenzimmer」/エーリッヒ・ケストナー
何とドイツ語で読みましたよ。
有名な児童文学です。「エーミールと探偵たち」が有名です。あとロッテとかアントンとか。彼は私が今滞在しているドレスデン出身なので本屋で安売りしていました。だから買った。
内容はいいですよね。(丸投げ)
えーと、ドイツ語がどれくらい分かったかは別にします。この本は一度辞書無しで読んでみて、次に辞書をひきながら読もうという計画を立てて読んだからです。今違う本を読んでリフレッシュしてから辞書をひきつつ読んでみます。
で。文章がちょっと高尚でびっくりした(笑)っていうか今授業で扱っている教科書がちょっと口語が多くて(堅い文章も勿論あるけど)最近こういう文章読んでなくて新鮮だった。例えば地の文で人物を名前で呼ばずにその人を象徴する言葉で呼ぶとか。いいねえ。
内容はまあとちゅうでオチが分かったし、クラシックなものだから私がすごく気に入るとかはないって分かってたのでまあこんなもんかなあ、と。
ただねえ…やっぱり家族に会えないっていうネタに今もの凄く弱いので読みながら涙目でした。でもこの感覚は普通に過ごしていたのでは味わえないので、帰国してもまた感動できるようにどうにか覚えていたいです。
文句をつけたいのは、最初と最後の文章がいらないんじゃないかねえ…と思ったことです。何か現実と文章が変に混じってしまう。どうなのかな、本当にこのまま出版されたんだよね、ってことは日本語でもこうなんだよね?うーん…。
でもやっぱり評価が高いだけあって児童文学としてはかなり質が高くて読んでいて楽しいです。

今読んでるのは英語でミス・マープルの短編集です。面白いですよ!オチほとんど覚えていて残念だけどね。

Get out of my life!

2007-04-19 21:22:05 | 見たこと
In Her Shoes より、トニー・コレッテの台詞

まだ見てます。本当に沢山見てます。今回は2つ。

「Jenseits der Stil」(邦題「」)音声・字幕:ドイツ語
授業で見ました。ドイツの映画です。
耳が聞こえない両親をもつ女の子が、クラリネットを吹いたらその才能が開花するけど…という話。
これはねぇ、まじ子役が可愛かった!!美人でした。成長した後の子より可愛かった。
ストーリーは現在の状況にフィードバックさせたためかなり泣けました。相当見入っていたらしく、終わってから先生にすごく気に入ったんでしょ、と言われた。これDVDほしいなあ。
これは両親が耳が聞こえない、というので、字幕も耳が聞こえない人のためのものになっていて、途中の音楽だけなっているシーンでもメランコリックな音楽、とか表示されるのが興味深かった。しかも字幕の切り替わりが遅くて読みやすかった。人物の口の動きには合っていないんだけど。
不満なのは、女の子達がクラリネットを吹けない子(多分ね。あのアンブシュアと姿勢じゃ吹いていないと思う)だったということと、音楽がまあ普通だったかな…?っていうこと。最後の一曲はもうちょっとインパクトがあってもよかったなあ。

「In Her Shoes」(邦題「イン・ハー・シューズ)音声・字幕:英語
余談ですが、ドイツ語で靴はSchuheと書くので、この前英語で靴という単語を書けなくてショックでした。大学一年生の時にも英語のbe動詞の過去形(ドイツ語は基本はwar)が思い出せなくてショックだった…
キャメロン・ディアス主役のハリウッド映画。これもストーリーの説明はいいよね。調べて下さい(丸投げ)。
もうオチも分かり切っているので気を抜いて楽しく見れました。すごく不満があるのが、失読症(なんだよね?英語の単語が分からん)ってそんなに早く治るの?ってことです。あれは不満。
でもこれは、一番の見所は特典映像です。出演した老人の方々がもう素敵すぎる。
“I am ninety-years young.”と言い切るおばあちゃんもいれば、「次はもっと大役をやりたいわ」というおばあちゃんもいたり、「僕の役はずっと歩いてる役だったから、本当にずっとあるいてんたんだよ」(意訳)っていうおじいちゃんの出演映像は本当にずっと歩いていたり。
それから、ちょっと不思議だなあと思ったカットや、登場人物の部屋に飾ってある写真や絵についても監督が説明してくれていて、やっぱり特典映像は見るべきだなあと思いました。25時は時間がなくて見られなかったんだ。おしいことしたなあ。

ムハ!

2007-04-17 22:09:16 | 外国語のこと
プラハです。
*朝
朝5時半集合はかなりきつかったです…。同居人を起こさないようにしつつ出発。超眠かった。

*バス
ドレスデンからプラハまでバスで2時間半くらいです。料金もかなり安い。往復で26ユーロ(大体…4000円!東京から実家まで新幹線で1万円なのに…!!!)で、女三人で旅行したのですが、寝たいからと言って1人2座席占領したのですが、国境で乗ってきた男の人が私の隣に座って狭かったです。他の席まだ空いてたのにどうして私の隣に座ったんだろう。

*国境
陸づたいに国境を越えるのは初体験だったのでどきどきでした。
パスポートにはんこ押されましたよ!わぉ!警察の人のパスポートを渡すと帰ってきたらおされてました。
ドイツの人はパスポート渡さずに見せるだけで通過してました。いいなあ…EU市民…

*到着
バスターミナルに到着して、それから予約していたホテルを探したのですが、かなり迷いました。ターミナル付近が大規模な道路工事中で持っていた地図には乗っていない道ができていたりして。結局10人弱の人に聞いてやっとたどり着きました。でも途中でただでもらった市街地図がかなり詳しくていいもんもらってしまった。
親身になって教えてくれる人もいれば話しかけても無言で通り過ぎる人もいて、浮き沈みの激しい1時間でした。

*広場へ
ホテルに荷物を置いた後、色んな見所が集まった広場へ向かったのですが、途中で火薬塔を発見して写真を撮り、その隣の建物が何だか綺麗だなあと思ってそっちも写真を撮りました(この建物、覚えておいてね)。
んで、広場はすごかったです。すごい人混みだった!!!友達が以前「プラハは綺麗だけど観光地化されすぎてて嫌だった」と言っていたのがよく分かりました。地元の人が住んでいる気配が感じられない。
でも楽しいです。賑やかで。ドイツ語も沢山聞こえるしね。

*旧市庁舎の鐘と人形
ちょうどそこで12時になったので、旧市庁舎の鐘がなってからくり人形が見られるというので見ました。…が、人形が思いの外小さくて淋しかったです。しかも何の人形かと思えば十二使徒の人形。ここまで授業の復習しなくってもいいのに…。でも鍵を持った人物はペトロ(十に使徒は一定のシンボルを持った形で描かれます)としっかり確認いたしました。

*聖ミクラーシュ
白いバロック(…ロマネスクだっけ…?)の教会でした。中は沢山の祭壇が置いてあってかなりの迫力でした。っていうかきらきらで真ん中に白い台が置いてあるから仏壇っぽかった。

*ビール
チェコビール、有名なので飲みました。苦いけどさらっと飲めるという何だか不思議なビールでした。でも私ビール苦手なのに全然酔わないの!あれは美味しかった。

*カレル橋
という有名な橋があります。広場からこれを渡るとプラハ城などがあるのです。
ここには欄干に沢山の像が建っています。ほとんど聖人。そして何と我らがザビエルさんもいましたよ!!足下には中国人みたいな日本人みたいな人がいらっしゃったので一発で分かります。彼は列聖(教皇に認められて正式に聖人として名前を連ねること)されていたのね。
で、この橋の上では沢山の出店が並んでいるので、ついつい楽しくて寄り道して買いまくってしまいました。でも全部可愛いの。ほんとに。似顔絵書いてる人や音楽を演奏している人もいました。似顔絵とか上手なので書いてもらいたかったです。10倍くらいきれいに書いて下さい。
でも…人が多くて…橋が壊れるんじゃないかと思った。橋だけじゃなく道も狭いのに観光客が溢れるほどいて息がつまるかと思った。三人並んで歩けなかった。

*両替
そういえばユーロからクローネに両替しました。チェコはまだユーロじゃないの??(EMRⅡ通ってないのかな)ユーロといいシェンゲン空間といいEUは難しいよ…あ、でもユーロで支払いできます。けどその店でユーロの値段を売ってる人から言われるので、レートとかでぼったくられそうなのでクローネに換えました。
よく言われますが、店によって両替のレートが本当に違います。少額ならいいだろうけど、大きな金額だったら本当にレート見て変えた方がいいですね。表の見方も覚えました。

*プラハ城
プラハ城は沢山の建物から構成されています。っていうか城につくまでの道のりがかなりきつかった。坂がえんえん続くんだもん。城壁も高い。これは城作るわな…防衛にいい。
んでんで、入り口の衛兵さんがかっけかった…!サングラスしてたので、同行していた人が「これじゃ男前かわかんない」と言ってて、まあそうなんだけど、それよりもああやって暑いのに直立不動で、そんで一緒に写真撮っても口もきかず笑わず、うぉー!バヨネットも本物初めて見て感動しました。

*ヴィート大聖堂
ゴシックの大聖堂でした。ゴシックの例に漏れなくステンドグラスが本当に綺麗で、隅々の細工もかなり細かいところまで凝っていて、すごかったです。ステンドグラスを綺麗に撮ろうと必死でした(これも覚えておいて下さい)。

*マリオネット劇
チェコはマリオネットが国民芸術だそうです!ということで、同行者の一人がどうしても見たかったマリオネットの劇を見てきました。これは面白かったです。モーツァルトが作曲した「ドン・ジョバンニ」に合わせてマリオネットが動いてました。(だから2回くらい意識が飛びました。さすがだ、モーツァルト)
まず入り口の人が日本語めっちゃできててすごかった。何だあの人!美術館も見たいといったら、3秒くらい悩んで、「ここは、閉じ、ます、てます」と言っていて、すげぇ…と思った。
会場は本当に小さかったです。50人入らないと思います。そして最前列で見ました。舞台装置もちみっちゃくて意外とぼろくて心配でしたが、全く気になりませんでした。操る人も見えるんですが(おばちゃんの顔が見えました)、何故か気にならない。すげぇ!
オペラの歌の歌詞はイタリア語なので内容が全く分からない…はずが、マリオネットの動きで何となく分かりましたよ!すごいよ。ちゅーする音も自分たちで出してて(日本の声優も自分で出すらしいよ。田中美里が言ってた)びっくり。マリオネット同志でたたき合う時とかこつん、とかなりいい音が出ていた。そして意外と雑に扱われる人形が笑えた。ごとん!とか平気で落としてたよ。(わざとだろうけどすごい)
私が気に入ったのはマリオネットの交換です。下から人形劇の様(NHK教育の人形劇みたいなのね)に操るのから一気に上から操るのに変えるのですが、その転換が一瞬で円滑で驚きました。それから猫が出てくるのですが、そいつが胴体がみょーんと伸びるので、気に入りました。何だあの猫。
見終わってからマリオネット、買ってしまいました。どうしよう…あんな針金とかついてて日本へどうやって持って帰ろう…

*夜ご飯
どうせだからと言ってチェコ料理を食べました。…高かったよ…。でも美味しかったです。こってりのカモさんを食べました。それからデザートも頼んだのですが、これまた不思議でした。クネードリキというお団子みたいなのがチェコの名産らしいのですが、デザートにもお団子が入っていて、その中にはブルーベリーが入っていて、上から生クリームが一面にかかってた。そして暖かかった。おいしかったけど…チェコって!面白い。

*ホテル
ちゃんとストレッチしました。ビジネスホテルって使いやすい。
恥ずかしいことに寝言を言っていたらしいです。未だに疲れたり枕が合わないと寝言を言うんだよね。恥ずかしい…!

*朝ご飯
やっぱりこっちのハムとチーズはおいしい。パンを2つくすねて2日目のお昼と夜ご飯にしました。節約節約。

*ミュシャ博物館
私にとってのメインイベント、ミュシャ博物館に行ってきました!!ミュシャとはアルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハと言うらしい)という画家のことです。名前はあまり聞きませんが、その絵は必ず見たことがあるはず!彼はチェコ出身です。彼の絵は少しロマンチックすぎますが、私は大好きです。何で私はアールヌーヴォーへよってしまうのだろうなあ。
で、展示はというと、…意外と小さくて展示物も少なくて見たことあるのが多くて少しがっかりでした…。けど、けど彼の油彩画を初めて見れたのでいいです。彼の障害についてのビデオも見ました(英語だったので半分も分かってないと思う)。
で、分かったのですが、私が前日無意識に近い状態で写真を撮った建物とステンドグラス、あれは両方ミュシャのデザインだったらしい!!おぉー!!感動。
ミュージアムショップもよかったです。うっとり。けど私はほとんど持っている(ポストカード集を持ってる)ので逆に買う気は起こりませんでした。でもあんだけの絵に囲まれているというのはそれだけで心が浮き立ちます。
あ、でも、私が一番見たかった「スラーヴィア」という油彩画は見れませんでした。美術館の人に聞いても分からないって。スラヴ民族を思って描かれた連作は解説にあったのですが、私が見たいのはそれじゃないんだ!残念。っていうかどこにあるのかも知らないから、調べてから行けばよかった。

*おもちゃ博物館
再びプラハ城へ行って、城の建造物群の一つ、現在はおもちゃ博物館へ行ってきました。
あ、行く前に衛兵の交代の儀式を見れてまたまた感動でした。あの機敏な動きがいい。
おもちゃ博物館、面白かったです。小さいおもちゃを年代順(だと思う…チェコ語の解説ばっかで分かりづらかった)に並べてあって、わくわくしました。けどヨーロッパってそうなんだなあって実感したけど、その展示物が一つくらい倒れていても気にしないのね。学芸員さん、ちゃんと並べて下さい。
それから特別展示で、バービー人形が沢山並んでいたのですが、これがまた私のツボでした。紅白の時の小林幸子みたいなバービーが沢山いた!芋虫みたいのもいた!笑えた。

*ボヘミアングラス
を探していたのですが、やっぱり高くて。出費は痛かったけどおばあちゃんにお土産にしたかったので買いました。そしたらその店、沢山日本人ツアー客が来てるなあとは思っていたのですが、レジの人が日本語話せて、加えてツアーの人ですか、と聞かれて、え、何で?みたいにしたら、ツアーの人は5パーセント割引らしく、勝手に割引にしてくれた(笑)ラッキー!

んで、帰りました。足すごく痛かったし、疲れたし、三人旅というか知り合って間もない人と旅するのは疲れることもあるし楽しいこともある、って分かったし、観光地化されすぎていたけど、
プラハ、楽しかったです!!

It’s not your fault.

2007-04-16 21:49:11 | 見たこと
Good Will Huntingより、ロビン・ウィリアムズの言葉

こっちきてから相当映画見てます。すでに5つ。理由は、うちのクラスの担当の先生が映画好きで、あと1時間しかないのに今日は映画を見ましょう、とか言って見だすからです。
でもね、こっちのDVDだから、やっぱり音声はドイツ語(でもこっちのDVDは沢山の副音声があります。チェコ語とかもある!ほしいな…日本でもこんだけ沢山の言語入ってればいいのに、って無駄だもんね)か英語で、字幕もその二つの言語のみなわけで、大部分は理解し切れてません。全部日本に帰ったらまた見たい。
というわけで沢山書きます。まず原題、それからかっこ内に邦題、それから私が見た言語を書きます。

「Love Actually」(邦題「ラブ・アクチュアリー」)音声:ドイツ語、字幕:なし
とっても可愛い映画でした。有名な映画なので筋を話す必要はありませんよね。何だこれ!と思うほど笑いと優しさがちりばめられた映画でした。ちょっとくすぐったいくらいだった。
一番好きな場面はヒュー・グラントが英国首相府で踊っていた時です。あの腰の動きは天下一品です。
それから上司を誘惑する部下の女の子がたまらなく可愛かった。すごい可愛い!って言ってたら、あの子はドイツの子だよ、と先生が教えてくれた。そうなのか。すごい可愛い。クラスでは「Schone Teufel(可愛い悪魔)」と呼ばれてました。
これは字幕なくても雰囲気で分かるからいいですね!

「Die verlorene Ehre der Kathrina Blum」(邦題:「カトリーナ・ブルームの失われた名誉」)音声:ドイツ語、字幕:英語
これは…衝撃作だったろうなと思います。70年代のドイツの映画です。(これはストーリーは知らないで見た方がいい。一言言っておくと、Ludwigは話の筋には全く関係ありません)同居人のお姉さん(最近彼女のことをこう呼んでいる)が「今日暇?」と言って予定はない、と言ったらレンタル屋さんに連れて行ってくれて、その後二人で見ました。
ドイツ語がすごく難しい上に英語の字幕も内容が多くて切り替わるのが早いので、ほとんど理解できませんでした。(大筋は分かるけど、勿論)だから少し寝てしまいましたよ…
でもこれは、見た方がいい!音楽もいいし、主役の人の演技もすごくいい。そしてストーリーもいい。
DVD借りてみる人は、ぜひ特典映像も見て下さい。特に監督のインタビュー。この映画を作る動機が語られています。これは興味深い話です。
どうしてこうなったのか、私ならどうなるか、…考える映画です。

「Harold and Maude」(邦題:「ハロルドとモーデ 少年は虹を渡る」)音声・字幕:ドイツ語
これはとっても素敵な映画でした。18歳の青年と80歳のおばあちゃんの恋物語です。
…って書くとはぁ?って感じですが、見れば何で青年がおばあちゃんに恋をしたか分かります。(先生の受け売り)
音楽もよかったです。あの風景に合ってる。
そしておばあちゃんがもう本当に素敵で。ああやって歳をとりたい。…いや、ちょっとあわただしいかな?
ラストが少しはらはら(私は)しましたが、爽やかなのにもの悲しくって、満足です。

「25 hour」(邦題「25時」)音声・字幕:英語
これは大好きです!!超好みです。
彼女の家にいた時に覚醒剤所持で捕まり(本人はヤクも売ったりもしてない…んだと思う)、1日後に出頭しなくてはいけない、6年間の牢獄生活ではひどい生活が待っていて、絶対にもといた場所には戻れない、あと1日で世界を変えることができるのか?という話です。
もともと日本にいた時(高校3年生の時)から見たかった映画でした。今回ドイツで英語の字幕で見るというのは不思議な感覚でした。
まず画面の切り取り方が素敵。長回ししないでつぎはぎしたような絵で目を離せなくなります。音楽も素敵。
それから主役のエドワード・ノートンがきれいでした。何か…うん、きれいだった(笑)
一番好きな場面は、友達が主役を殴った時に、心から絶叫していた場面です。
そして最後もよかった。自分が得られたはずであろう時間と失っていくだろう時間、その狭間のドライブ。
うわー最高!

「Good Will Hunting」(邦題「グッド・ウィル・ハンティング」)音声:英語、字幕:ドイツ語
これは字幕英語なくて悲惨でしたね…25時もそうだったんだけど、やっぱり全部は分からないので。キーになる言葉しか分からない。字幕があればまだましなんだけど。だからこの映画のエスプリがきいた言葉が分からないというのはこの映画の価値を半分しか理解していないということなんだろうなあと残念でした。
これも筋話す必要がないかな?マットとベン・アフレックが自分で脚本書いたって、すごい!頭も切れるのにかっこいい。すげぇな。
もうロビン・ウィリアムズにめろめろでした。いやマットも素敵でした。けれど彼の言葉と目には釘付けです。マットの彼女もすごい可愛くてやられました。
It’s not your fault.
この映画は主役の人生立ち直りの話なのかと思っていたら、沢山の人の人生の交差点の話でした。

この中で言うなら、お勧めの順番は、個人的には25時→カトリーナ→ヘロルド→グッド・ウィル→ラブアクチュアリーですが、普通に勧めるならヘロルド→ラブ→グッド→カトリーナ→25時です。
25時はねえ、とってもつまらないという人もいそうです。特に台詞が…グッド~もそうなのですが、fuck使いまくりでむしろ普通の名詞を喋れ!と言いたくなる(笑)でもfuckの使い方と、ドイツ語のスラングを覚えそうでそれも面白くてにやにやしてた。
でも全部この役は誰が吹き替えるのかなぁどう字幕にするのかなぁと思う自分もいて、…とにかく不思議な感じです。

ベルリン日記ですよ!長いよ!

2007-04-12 21:14:02 | 毎日のこと
ベルリンですよ。
ベルリンは一泊二日しました。出発する時点では一泊するか悩んでいたのですが、博物館が開館していたことと、一日目具合が悪くてどうしても行きたかったところへ行けなさそうだと思った時点で宿泊することにしました。

まずドレスデンから行く時に疲れました。ドイツでは大体の駅で、自分が行きたい所への時刻表を印刷できます。ずいぶん前に印刷していたのですが、その紙に8時台の電車が一つもなかったので、自分はうっかり8時台の印刷を忘れたのかな、あるだろうなと気軽に出かけたら、本当に8時台の電車がなくてびっくりでした。2時間ごとなの!?おかげで1時間待ちました。自分にがっかりでした。

*駅
ベルリン駅は大きいです。すごく。そしてケルンやドレスデンみたいに終着駅じゃない(ロンドン駅みたいじゃないってこと)。これはびっくり。そして近代的。上から下まで見下ろせます。すごかった。

*首相府、世界文化館、ドイツ連邦議会議事堂
も見学したかったのですが、泣く泣く諦めました。雨が降っていて具合悪くなっていて、行列に並ぶ気がしなかったからです(20分くらいかかっていたらしい)。ガラスのドーム、見たかった…!でも入場無料だからね。そりゃ並ぶか。

*ブランデンブルク門
何度も言いますが市内にぽんと急にでかいものがあるっていうのはびっくりです。本当にこの門の近くに壁があったの?というほど開けた場所でした。

*ペルガモン博物館
ベルリンのシュプレー川添いにはいくつも博物館があり(現在改修中のもあります)、この博物館群は博物館島と呼ばれています。私はここに来たかったのです!そしてまずはこのペルガモン博物館へ。
ここの展示はすごかった!まずオーディオガイド(日本語がありましたが…アナウンス下手だった)をつけて入り口をくぐると大きい門が!それだけでもびっくりだけど、メインイベントのイシュタル門はさらにすごかった。鮮やかなモザイクでできた大きくて長い門が建物の中で展示されているというのは、不思議な気がして、でも圧倒されます。
それからここで気に入ったのはイスラム文化の展示物。やっぱりね、私はキリスト教の宗教画とかイコンとかよりもイスラム教の飾りに惹かれる傾向があります。イスラム教は偶像崇拝が禁止されているので、コーランの文句の文字を装飾します。それが、文字の可能性を果てしなく引き出している気がして、私はときめきを抑えられません。はぁ。ため息が出る。ただ周りの装飾がもっとシンプルならね、もっと好きなんだけど。

*ユースホステル
ここで力尽きてユースホステルへ。意外と遠くて途中で投げ出しかけました。そういえばここへ行くまでにシュトレーゼマン通りっていう通りを見た。びっくりした。
ユースホステルは安かったです。そして面白かった。ベッドメイキングを自分ですると、必ず花山(青少年自然の家)の合宿を思い出します。あそこのおばちゃんは厳しかった。必ず1回はだめ出しするもんな。そして母親はベッドメイキング名人なのでいつも習っておけばよかったと思う。
そして朝ご飯も美味しかったです。でも今度からはもっとちゃんと準備して来なきゃ。正直言うと、ズボンとタオルを忘れていたのでひどい目に遭いました。どうしたかって…ズボンはかないで寝ました。でもよく考えれば浴衣とかもそうじゃない?違うか…

*カイザー・ヴィルヘルム記念教会
ヴィルヘルムさんはプロイセンの王様です。この教会はほぼ壊れています。空襲で破壊されたまま残してあります。ツォー駅側から見ると普通の教会に見えるんだけど、裏に回ると塔のてっぺんがありません。淋しすぎる光景だった。隣の教会に入りたかったんだけど、説教中で入れなかった。

*ジーゲスゾイレ
広い公園の中に大きな塔が立っていて、その上には勝利の女神ヴィクトリア(金ぴか)がいます。ここは頂上が展望台になっていたのでのぼってみました。階段、計285段(…と書いてあったけれど私数えてみたら282段だった…まあ1回よく分からなくなったからなあ)。疲れた!途中でリタイアしたかったけれど、どうもできないので登りました。眺めはよかったです。

*市場
で、ここから一直線にまた博物館島へ行く予定だったのですが、見事に反対方向へ行ってしまい…気づいた頃には遅かった。でもそこで小さな市場が開かれていて、大変面白かったです。アンティークのものが沢山あった。銀の食器(勿論本物じゃないと思う)、古い切手、ガラスの細工。店主のほとんどがおじいちゃんおばあちゃんで、彼らの毎日を垣間見る気がします。
そして、そこから舞い戻って(さすがに足が相当痛かったのでメトロに乗りました。お金節約していたのに。でもドイツは改札ないからやろうと思えば無賃乗車できます。私常習犯です。ごめんなさい)博物館島へ。でもここでも市が立っていて、これも面白かった!ここではアーティストが市を開いていたので、斬新なもの、可愛いもの、とにかく個性的なものが沢山でした。ポストカード買ってしまった。

*旧ナショナルギャラリー
面白い名前ですが博物館です(直訳しすぎ)。ここに来たかったのを前日諦めたわけです。ここは古典作品が目白押しでした。シンケル、カスパー・ダヴィッド・フリードリヒなどがありました。彫刻も。
オーディオガイド、日本語がなくて英語を借りて必死に聞きました。くそう。そしてコートを脱いで持っていたら着て回ってね、と言われました。どうして?そしてこっちの美術館はフラッシュ無しなら写真撮ってもいいので、沢山撮りました。(日本でも勇気を出してとってみたらいいのかなあ)
1箇所とてもきれいな緑の天井があるのですが、そこも予想していない場所にあってずっと立ち止まってぼけらとしていました。あれは吸い込まれそうだった。
ここは部屋を沢山回らなくてはいけないのですが、大部屋と小部屋のメリハリが効いていて私はあまり退屈しませんでした。展示物の解説は少ない(しかも英語が少ない)ですが、そのかわり適切で、オーディオガイドが長すぎず(ペルガモンは超長かった…)、上質の美術館だなあと思いました。
ここまで美術館を回ると自分の好みが分かってきます。私は油彩なら風景画が好き。その中でも空が描いてあるものが好き。空は真っ青な空も素敵だけど、日が昇る瞬間や曇り空の中から光が差してあるような光を使った物が好き。雷が一番好き。だけどあんまり見たことがない。人物画や彫刻なら動きがあるもの意外は好きじゃない。例えば踊り子の絵、会話している彫刻が好き。

*壁博物館・チェックポイントチャーリー
ベルリン封鎖時の写真や逃亡してきた人の体験談などが屋外に展示されています。これは…本当に吐きそうになってしまった。いつもこういう話を読むとそうなる。泣くのを我慢しようとして吐きそうになる。東側から逃れようとしてきた人の話。アメリカの友達からアメリカ兵の軍服を送ってもらって脱出しようとしたが捕らえられた人、友達にソ連軍の軍服を縫ってもらって成功した人、穴を掘ったけれど見つかって射殺された人。
違うんじゃないの?そういうことがしたいの?大切なのは違うものじゃないの?
とう言いたい。止まらない。どうしてそうなのか。疑問を投げつけるだけじゃ止まらなくって息を吸えなくなる。
壁博物館も同様に屋外の展示ですが、こっちはもっと戦時中の展示。実際のベルリンの壁がそのまま残されています。
で、特別展示がナチスへの抵抗活動でした。これ全部英文と独文コピーしたいなと呟きながら回りました。全部は読めなかったけれど、こちらは文章が比較的客観的で、破棄荘までは至りませんでした。あと私も少し学問的に読んだから。よかった。ナチスに抵抗して捕まった人達、ゲシュタポの組織編成、その指導者達の様子がポイントを抑えて展示してありました。

*ハッケンシャー・ホーフ
旧東ドイツの信号ではアンペルマンというキャラクターが使用されていました。というか今でも使われてます。ドレスデンもそうです。そのキャラクターグッズがある店があるのでそこへ行ってきました。
…けど、そこのホーフは、中庭に色んな店が集まっていて、その一つ一つがとっても面白かった!!すごかった。きらきらしたおもちゃを集めたみたいだった。

以上です。結構回りましたね!足もそりゃあ痛くなるわ!
私はあんまりむくまない方なのですが、今回はさすがに足がじんじんして歩きたくなくなりました。
ベルリン、賑やかな街でした。そして外国人も多かった。聞こえる言葉がドイツ語だけじゃなかった。スペイン語、ロシア語、ポーランド語、英語。
そして英語も勉強し直さなきゃと思うベルリン滞在でした。全然単語忘れてる。聞き取れても意味を忘れてるからやっぱり分からない。がっかりでした。
今回はミッテとウンター・デン・リンデン周辺を中心に回った(でも次は旧博物館も行きたい。ネフェルティティ!)ので、次はツォー駅の周辺も行きたいと思っています。水族館もあるし。国立図書館、映画博物館、新ナショナルギャラリーに行きたい。
また行くぞ!あぁークレジットの請求が怖い…

決めた!

2007-04-10 21:40:12 | 毎日のこと
決めました。
こっちのブログには、行ったり見たりしたものについてものすごく詳しく書こうと思います。
オフィシャルはね、みんなが見てると思うとあんまり書けないんだよね。あと写真載っけたいし。写真載っけるの、意外と時間かかるの。アップデートが遅くて、しかも学校でやってるからあんまり時間かけたくなくて。(家でネットしたいなあ…)
こっちのブログは本当に勝手気ままにやります。

では今回は、最初の旅で行ったところをちょいちょい詳しく。
何しろ1ヶ月前だから(ドイツに来て1ヶ月になるのか!)あんまり覚えてないんだよね…
写真はのっけません。様子を知りたい人はほとんどがガイドブックに載ってるのでそれを見るかオフィシャルまでふらっと見て下さい。丸投げで申し訳ない。

*ケルン
やっぱり大聖堂は圧巻でした。日本って、寺とか大きな建造物があると、何となく来るな、何か大きい建物が来るな、と予感しますよね。周辺が森だったりするから。けどケルンとかベルリンとかは、センター街を歩いていてふと見たら大きい建物がどーん!とあるからかなり驚きます。
ケルンもそうでした。しかも半端なく大きい。そして隅々まで細工がしてある。どこ見ても何かある。確か300年近くかかって作ったんだよね。その分の重みが…すごい!
宝物庫もすごかったです。きらきら。ほとんどが歴代司教の持ち物で、あーこれはこんなきらきらを毎日使ってれば自分が偉いと錯覚するわな…と思いました。
それからケルンはとにかく都会。今ドレスデンという旧東側の地区にいるから分かるけど、ケルンはいつでも何でも手に入れるのが簡単です。あれは楽ちん。
ローマ・ゲルマン博物館も面白いです。人少ないし、展示物の種類が豊富。(Museumという単語はそもそも日本語で言う美術館と博物館が合わさったものなので、美術品も沢山見られます)でも展示の説明がしょぼい(笑)カードも時々古すぎて文字が読みづらい。けど興味深いものばかりでした。

*アーヘン
アーヘンはとにかく大聖堂です。ヨーロッパの都市では中世から教会が生活の中心なので、古い町はほとんどが教会を中心としてできていて、道も教会から延びています。アーヘンはその典型でした。そのはず、ここの大聖堂はカール大帝が9世紀に建てたものでかなり古いものでした。
けどステンドグラスは圧巻でした。そしてケルンの大聖堂と同じくきれいな十字型の構造でした(多分ゴシック様式だと思うんだけど、教会は十字架の形の構造をしていて、付け根の方、東方から教会へ入り、交差する部分に十字架が大体作りつけられていて、その先、西方に内陣があってキリストの生涯を追体験できる形になっています)。
宝物庫もやっぱりすごかったです。ケルン以上にきらきら。金ぴかのカールもいたよ…(自分が作らせたものではないようですが)。それから聖人の像が沢山あって友達と一つ一つ思い出そうとしていました(キリスト教世界の聖人、特に十二使徒は特定のモチーフを以て描かれます。例えばペトロは必ず鍵を持っている)。ラテン語も読めれば楽しいだろうなあ。

*ゾースト
とにかく小さい街でした。どうしてここを選んだかと言うと、その日は日曜日に当たっていて、日曜はどの店も開いていないので小さい街なら観光できるだろうとふんだからです。それは正解でした。(ドイツはどこの都市にも観光者向けのツーリストセンターがあるので、そこで市街地図などをもらえます。この市街地図は便利だし、大体無料です。お金がかかったのはケルンとベルリンだけだった。そしてこのツーリストセンターは日曜お休みです。観光なのに。さすがだよドイツ)
でもここでは本当に中世に入り込んだかと思うほど昔の街並みが残っていました。池に浮かんでるボートですら雰囲気があった。
ここで見たのは教会が主だったのですが、その中で一番きれいだったのはマリア・ツア・ヴィーゼン教会でした。これはあんまりガイドブックにはないと思います。ステンドグラスがきれいだった…そして晴れていたので光の差し込み具合が絶妙で、こんな光景を見てしまうと神様がいると思うだろうなあ、と思いました。
王宮博物館という所にも行ったのですが、あと30分で閉館だと言われ、受付のおばちゃんが帰りたそうにしていたのが面白かったです。そこの展示も面白かった。

*ハノーファー
オフィシャルにも書いた「赤い糸」が上手いなあと思いました。でもそのガイドブック、日本語のとドイツ語のをもらったのですが、日本語の誤訳が結構あってがっかりでした。面白かったのは、日本語には「500グラムの銅像が建っています」と書いてあって、…銅像なのに500グラム?風にとばされそうだけど?いやいやでもそれが名物なのかも、と思っていたらやはり500キログラムの間違いだったことです。そうよね…(笑)
ここはやっぱり市庁舎が一番の見所です。本当に公務員が働いているのか!というほどの豪華さ、広さ。すごかった。でも名物の円い天井に添って動くエレベーターは冬休み中で乗れませんでした。か、観光名所なのに冬休み!
ここは月曜日に行ったので美術館は見れませんでした(ドイツでは月曜はほとんどの美術館が休館です)。残念。

*エッセン
ここはツォルフェラインしか見てません。ツォルフェライン炭坑跡とは、19世紀後半まで操業していた炭坑の跡です。ユネスコの世界遺産に登録されています。ここはね、全部が大きくてびびった。写真じゃ絶対分からない。見上げても足りないもの。見られないもの。
ただここは展示する気はゼロでした(笑)解説も1つもないし、設備は何だかぼろぼろだし(世界遺産だから簡単にいじれないのかも知れないけども)。そして広すぎて全部回る気になれなかった…
でも、炭坑跡の全ての建物がそのままな訳ではなく、いくつかは現代アートの展覧会などに使われています。その中でもred dot design museumは面白かったです。これは多分生活用品のモダンデザイン作品が展示してあった。すごく面白かった!例えばすごいかっこいい車いすとか、本当に座れるの?というほど細い便器とか。いちいち驚いた。
そういえばエッセンはUバーン(地下鉄)の駅が近未来的だった。そこを近代的にする必要はあるのかな?と笑ってた。

*ボーフム
ボーフムとエッセンは炭坑シリーズです。ここでもDeutsches Bergbau-Museum(ドイツ鉱山博物館、かな?)にしか行ってません。ここでは鉱山の歴史としくみ、そこでの生活、鉱物について知ることができます。うん、ドイツ語ができればね…本当に詳しく鉱山の解説をしているので、こちらを先に行けばエッセンもより楽しかったかも知れません。ただ英語の説明が少なくて、ドイツ語も専門用語になると分からず、子ども向けのネズミのマークをひたすら追っていました(笑)
あとここではガイドに参加してみました。ドイツ人はガイドが好きらしくて、どこでも(大聖堂でも)ツアーガイドが行われてます。んで、ここでは実際の炭坑を復元した地下の施設を見学するためにはガイドに参加しなくてはならなかったので、行ってきました。ガイドは見学に来てた高校生やおじいちゃんたちと一緒でした。やっぱりね、もうちょっとドイツ語ができればね…けど本当に使っていた機械を動かしたりするのは面白かったです。寒かったけど。でも実際は暑かったらしい。もっと深いところで作業していたから、空気がこもる上に人の熱気がすごいから暑かったんだって。へえ。

*ボン
ボンはドイツが東西に分裂していた時の首都でした。だからかなり発展してましたよ。EUの施設があったくらいでしたから。
ここはベートーベンの生家を見学しました。うーん。普通でした(笑)だって私ほとんど知ってたんだもん!あ、けど現在使われない楽器を見たり、楽譜を解析したりするのは面白かったです。あとね何度も思うけどね自分の手紙が死後公開されるっていうのは…ヨーロッパの人って公開書簡とかよくするもんね(フロイトとアインシュタインの公開書簡が有名ですね)。でもどうなのかなあ。
あとアリトメウムという博物館にも行ってきました。ここは計算機を沢山展示してあるの。古代から現代までの計算機を見れるんだけど、何が面白いかというと、実際に触って使える計算機が沢山なの!歯車を使う計算機を英語の解説を実ながら動かして、かけ算や割り算ができた時は課題を終わらせたみたいで楽しかった。
ボン大学の庭で休憩したのですが、こっちの大学は広いね。まあ内の大学がかなり小さいんだけど。ドレスデン工科大学も、それだけで一つの都市みたいだもん。

という感じでした。さ、次はベルリンだ!