読んだものです。読んでもいる。遊んでもいる。見てもいる。いつ勉強してるんだ!(あんまりやってない…)
「独眼竜政宗」/山岡荘八
いやーよかったです!伊達政宗に惚れました。そして家臣の片倉小十郎さんにも惚れました。
何て素敵な生き様なんだ。
伊達政宗が主人公の時代小説です。
正直に言うとここまで政宗が江戸初期の政治に噛んでいたとは考えていない私なのだけれど、でも多分細かいところは史実だと思われるので、ロマンだなあと思います。
ちょっとね、上手く描きすぎかな、と。例えば徳川家康はそこまで天下のことを考えていたのか…?とも思うのですが、そんなことよりもう政宗の生き方が魅力的すぎます。
それからこの人の文章は古い言葉を使っているのに読みやすく、声に出したらきっとリズムがあるだろうなあと思う文章です。
伊達政宗はもう少し若く、そして関西に近い場所に生まれていれば天下取りの競争に加わっていただろう、そして天下を取っていたかも知れないと言われる人物です。そしてこの一人の人間が幼い頃ハンデを背負い、近所でせっせせっせと縄張り争いをし、天下取り合戦に巻き込まれ、自分という存在を確かにしてゆく、この過程が染みいりました。縄張り争いも政宗の糧になっている。
はぁー片倉さんもときめいた!何て素敵な主従関係なんだ。
「オリエント急行の殺人」/アガサ・クリスティ
久しぶりに読みました。クリスティは小学校の頃短編(青いゼラニウムの花だった気がする)を読んではまり、中学校になってから歯医者に通った時(本当に4ヶ月近く通った)暇だから何か本を読みたいとねだったら、母親が友達からクリスティの文庫本をごそっと30冊くらい借りてきてくれて、ほとんど読みました。クリスティ、なぜか大好きです。
最近ハヤカワ文庫が何を考えたかクリスティ文庫を一新してしまい、好きだった不思議な表紙が何だかスタイリッシュになってしまって心から残念です。前の方が絶対いいのに。
この前その借りた人にもし捨てる時は私が買い取りますと言ったらすでに捨てられた後だった…。あ、あの表紙のあの冊数のあの文庫本が!!あぁー!
さてさて話ですが、名探偵ポワロ(デヴィッド・スーシェと熊倉さんのドラマが大好きだー!!)がオリエント急行という超豪華寝台特急に乗った時に殺人事件が起こり、折りもおり、雪が降って立ち往生して…という定番な推理小説です。
かと、思いきや!有名な話ですが、彼女の作品「アクロイド殺し」は未だに推理小説としてフェアかアンフェアか論議される作品なのですが、このオリエント急行も推理小説を読み慣れた人ほど驚くという、今でも新鮮な作品です。
と、私の大好きな推理小説家の有栖川有栖も解説しています。
とにかく寝台特急の雰囲気とその驚きが今読んでも魅力的です。
そして古い映画ですが、この話を原作にした映画も素敵です。寝台特急に夢を見てしまいます。
「Das fliegende Klassenzimmer」/エーリッヒ・ケストナー
何とドイツ語で読みましたよ。
有名な児童文学です。「エーミールと探偵たち」が有名です。あとロッテとかアントンとか。彼は私が今滞在しているドレスデン出身なので本屋で安売りしていました。だから買った。
内容はいいですよね。(丸投げ)
えーと、ドイツ語がどれくらい分かったかは別にします。この本は一度辞書無しで読んでみて、次に辞書をひきながら読もうという計画を立てて読んだからです。今違う本を読んでリフレッシュしてから辞書をひきつつ読んでみます。
で。文章がちょっと高尚でびっくりした(笑)っていうか今授業で扱っている教科書がちょっと口語が多くて(堅い文章も勿論あるけど)最近こういう文章読んでなくて新鮮だった。例えば地の文で人物を名前で呼ばずにその人を象徴する言葉で呼ぶとか。いいねえ。
内容はまあとちゅうでオチが分かったし、クラシックなものだから私がすごく気に入るとかはないって分かってたのでまあこんなもんかなあ、と。
ただねえ…やっぱり家族に会えないっていうネタに今もの凄く弱いので読みながら涙目でした。でもこの感覚は普通に過ごしていたのでは味わえないので、帰国してもまた感動できるようにどうにか覚えていたいです。
文句をつけたいのは、最初と最後の文章がいらないんじゃないかねえ…と思ったことです。何か現実と文章が変に混じってしまう。どうなのかな、本当にこのまま出版されたんだよね、ってことは日本語でもこうなんだよね?うーん…。
でもやっぱり評価が高いだけあって児童文学としてはかなり質が高くて読んでいて楽しいです。
今読んでるのは英語でミス・マープルの短編集です。面白いですよ!オチほとんど覚えていて残念だけどね。
「独眼竜政宗」/山岡荘八
いやーよかったです!伊達政宗に惚れました。そして家臣の片倉小十郎さんにも惚れました。
何て素敵な生き様なんだ。
伊達政宗が主人公の時代小説です。
正直に言うとここまで政宗が江戸初期の政治に噛んでいたとは考えていない私なのだけれど、でも多分細かいところは史実だと思われるので、ロマンだなあと思います。
ちょっとね、上手く描きすぎかな、と。例えば徳川家康はそこまで天下のことを考えていたのか…?とも思うのですが、そんなことよりもう政宗の生き方が魅力的すぎます。
それからこの人の文章は古い言葉を使っているのに読みやすく、声に出したらきっとリズムがあるだろうなあと思う文章です。
伊達政宗はもう少し若く、そして関西に近い場所に生まれていれば天下取りの競争に加わっていただろう、そして天下を取っていたかも知れないと言われる人物です。そしてこの一人の人間が幼い頃ハンデを背負い、近所でせっせせっせと縄張り争いをし、天下取り合戦に巻き込まれ、自分という存在を確かにしてゆく、この過程が染みいりました。縄張り争いも政宗の糧になっている。
はぁー片倉さんもときめいた!何て素敵な主従関係なんだ。
「オリエント急行の殺人」/アガサ・クリスティ
久しぶりに読みました。クリスティは小学校の頃短編(青いゼラニウムの花だった気がする)を読んではまり、中学校になってから歯医者に通った時(本当に4ヶ月近く通った)暇だから何か本を読みたいとねだったら、母親が友達からクリスティの文庫本をごそっと30冊くらい借りてきてくれて、ほとんど読みました。クリスティ、なぜか大好きです。
最近ハヤカワ文庫が何を考えたかクリスティ文庫を一新してしまい、好きだった不思議な表紙が何だかスタイリッシュになってしまって心から残念です。前の方が絶対いいのに。
この前その借りた人にもし捨てる時は私が買い取りますと言ったらすでに捨てられた後だった…。あ、あの表紙のあの冊数のあの文庫本が!!あぁー!
さてさて話ですが、名探偵ポワロ(デヴィッド・スーシェと熊倉さんのドラマが大好きだー!!)がオリエント急行という超豪華寝台特急に乗った時に殺人事件が起こり、折りもおり、雪が降って立ち往生して…という定番な推理小説です。
かと、思いきや!有名な話ですが、彼女の作品「アクロイド殺し」は未だに推理小説としてフェアかアンフェアか論議される作品なのですが、このオリエント急行も推理小説を読み慣れた人ほど驚くという、今でも新鮮な作品です。
と、私の大好きな推理小説家の有栖川有栖も解説しています。
とにかく寝台特急の雰囲気とその驚きが今読んでも魅力的です。
そして古い映画ですが、この話を原作にした映画も素敵です。寝台特急に夢を見てしまいます。
「Das fliegende Klassenzimmer」/エーリッヒ・ケストナー
何とドイツ語で読みましたよ。
有名な児童文学です。「エーミールと探偵たち」が有名です。あとロッテとかアントンとか。彼は私が今滞在しているドレスデン出身なので本屋で安売りしていました。だから買った。
内容はいいですよね。(丸投げ)
えーと、ドイツ語がどれくらい分かったかは別にします。この本は一度辞書無しで読んでみて、次に辞書をひきながら読もうという計画を立てて読んだからです。今違う本を読んでリフレッシュしてから辞書をひきつつ読んでみます。
で。文章がちょっと高尚でびっくりした(笑)っていうか今授業で扱っている教科書がちょっと口語が多くて(堅い文章も勿論あるけど)最近こういう文章読んでなくて新鮮だった。例えば地の文で人物を名前で呼ばずにその人を象徴する言葉で呼ぶとか。いいねえ。
内容はまあとちゅうでオチが分かったし、クラシックなものだから私がすごく気に入るとかはないって分かってたのでまあこんなもんかなあ、と。
ただねえ…やっぱり家族に会えないっていうネタに今もの凄く弱いので読みながら涙目でした。でもこの感覚は普通に過ごしていたのでは味わえないので、帰国してもまた感動できるようにどうにか覚えていたいです。
文句をつけたいのは、最初と最後の文章がいらないんじゃないかねえ…と思ったことです。何か現実と文章が変に混じってしまう。どうなのかな、本当にこのまま出版されたんだよね、ってことは日本語でもこうなんだよね?うーん…。
でもやっぱり評価が高いだけあって児童文学としてはかなり質が高くて読んでいて楽しいです。
今読んでるのは英語でミス・マープルの短編集です。面白いですよ!オチほとんど覚えていて残念だけどね。