BDNブログ

ビアディーを愛するすべての人のために。そしてビアディーたちの幸せのために。

BOW/BDLカレンダー到着

2017-12-16 06:46:00 | BDN
デイジーパパ@青栁でございます
 
大変お待たせを致しました。
昨日、BOW/BDLカレンダーがアメリカより到着いたしました。
ご入金済の皆様へ、本日より順次発送いたします。
12月19日(火)までにお手元に届かない場合には
お手数ですが青栁までご一報ください。
(「クロネコ宅急便」または「クリックポスト」で追跡可能となっております)

表紙には新津ナナちゃん、裏面のカバーストリーはアリエルです。

アリエルの物語(2018年BOW/BDLカレンダー・カバーストーリー)Author:Yumiko Aoyagi-translated by herself.

アリエル (JKC CH, INT CH Daisyjapan JP Touched By An Angel) は、2000年9月14日に日本の Daisyjapan JP 犬舎(オーナー青柳隆志・祐美子)で生まれました。母犬はデイジー (Beatrice of Daikai JP) 、父犬は ハリマン (AM CH, INTCH Ha’penny Harriman)で、ウォルト、スコット(アリー)、ロブ・ロイは兄弟、オローラ・ベルは姉ですが、もう皆天国に行ってしまいました。

母のデイジーはとても綺麗なビアディで、初期のBDL(ビアデッドコリーメーリングリスト)のアイドルでした。デイジーの可愛い写真がたくさん載っていたホームページ「デイジーのページ」を見てビアディを知り、飼い始めた人たちが世界中に何人もいました。そのように有名な母犬の子犬たちとして、アリエルと兄弟姉妹たちは生まれた時からスターでした。

アリエルは子犬のころからドッグショーに出場し、2004年にインターナショナルチャンピオンになり、2005年4月4日にブラッドレー (AM CH Ha’penny Behaving Bradley)との間に子犬を生みました。ロビン、タック、リトルジョン、ミア、マリアンはアリエルの子犬です。

ビアディコミュニティに多大な貢献をして、癌で亡くなった 友人 Mia Sedgwick にちなんで名づけられたミア (JKC CH, INT CH, Daisyjapan JP Bonnie Lochmoor) は家に残り、母犬のアリエルと同じくショードッグの道を歩みました。2011年にインターナショナルチャンピオンになり、その年、ビアデッドコリー牝の部門でペディグリーアワードに輝きましたが、不運にも、避妊手術の術後合併症で、2013年8月16日に8歳で天国に行ってしまいました。

2013年は隆志と祐美子にとって悪夢のような年でした。ミアを亡くしただけでなく、アリエルがいくつもの病気で苦しんだのです。子宮蓄膿症で子宮の析出手術をうけ、口腔内腫瘍の治療で、右の前顎を切除され、急性膵炎で命の危機を経験しました。その都度、祐美子が、尿の臭いや口腔内の腫瘍や食欲の喪失といった初期症状に気づき、すぐに動物病院や救急病院に連れて行き、アリエルは生き延びました。

急性膵炎を患ったあと、アリエルの月1回の健康診断が始まりました。血液検査は毎月、レントゲンあるいは超音波検査はどちらかを月1回を受けています。2014年には乳がんが見つかり、左乳房と乳腺摘出手術を受け、2015年には肺の中に腫瘍が見つかりました。肺の腫瘍は場所と年齢を考えて、経過観察ということになりました。発見当初は直径2㎝くらいだった腫瘍は6㎝くらいに大きくなりましたが、咳をしたり具合が悪くなったりはしていません。

アリエルは今17歳です。体重は落ち、関節は固くなり、耳はほとんど聞こえず、目もよく見えません。でも、アリエルは隆志・祐美子夫妻との生活を楽しんでいるようです。朝夕の散歩、ドッグランでのかけっこ、年2回の大好きなホテルへの旅行など、人生を楽しんでいます。隆志と祐美子はアリエルが一緒にいてくれることをとても幸運だと思い、感謝しています。