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今日はどこへ行こうかな 

猛暑のシェムリアップ観光初日

2014年12月12日 | 旅行

予定した香港・マカオ観光を中止してカンボジア・アンコールワットに出掛けました。

宿泊したシェムリアップ市内のホテル。

市内には立派な寺院風大型ホテルが建ち並んでいます。

ホテルの庭園内にあった遺跡風の建屋。

早朝のホテルを訪れた托鉢のお坊さん。

猛暑の中、初日の観光が始まりました。

【12/5午前、クメール王朝最古のロリュオス遺跡群、(ロレイ寺院、プリア・コー寺院、バコン寺院】

ロレイ寺院遺跡は補修中。四つの塔で構成された小さな遺跡です。

ロレイ寺院は893年にヤショーヴァルマン一世により大貯水池の中央の小島に、父のインドラヴァルマン
一世
や祖先を祀るヒンドゥー教寺院として建設された。四基の祠堂の中央にはリンガが設置され、その上に
聖水を
注ぐと四方の樋に流れる仕組みになっている。この儀式はクメールの農業を支える原点であった
治水技術を
民衆に誇示する目的があったであろう。

赤レンガ造りの遺跡は劣化が進んでいます。

ジリジリと気温が上がり、真夏の暑さになりました。

遺跡周辺の池には蓮の花が見られます。

次の遺跡はプリア・コー寺院。

プリア・コー寺院は879年にインドラヴァルマン一世が両親に捧げる意味で建てた、アンコール遺蹟中
現存する最古のヒンドゥー教寺院で、東西500m、南北400m敷地ある。プリア・コーは「聖なる牛」
の意味で
この寺院に祭られていた聖牛ナンディンに由来している。基壇上には六基の祠堂が並び、
塔を拝む形で三体
の聖牛ナンディンノ石造が置かれている。

土中や残骸から掘り起こしたためか、石像の損壊が残念です。 

小さな遺跡では日本人ツアー客が一番多いようです。

パーツが揃って修復された石像もありました。

ここも赤レンガ造りで痛んでいますが、周囲に湖水がないため風化が少ない遺跡とのこと。

三つ目はバコン寺院。ナガー(双頭の大蛇)の欄干が迎えてくれます。

 

美しい池に囲まれた小島のような寺院でした。

バコン寺院はインドラヴァルマン一世がヒンドゥー教の神々に奉献したアンコール王朝初の中心寺院であり、
最初のピラミッド型寺院(アンコール・ワットもピラミッド型寺院)である。881年に創建され外堀は一辺700m、
内堀の長さは東西150m、南北120mで、三周のラテライトの壁で囲まれ、第三周壁内には、レンガ造りの祠堂
が八基が幾何学的に配置されている。中央にはメール山を形どった、ピラミッド型の五層の基壇の上に紅色砂岩
造りの祠堂が一基中央にある。中央祠堂の規模が基壇に比べて小さいのは、後世にレンガから石造に修復した
ものである。一段目の基壇の一辺は65mあり、最高部まで65mあるピラミッド型の堂々たる建造物である。

三段造りの壁をそれぞれ周回してみましたが、タオルが汗でビショビショになります。

補修した石が混じったまだら模様の遺跡です。

美しいピラミッド構造で居住エリアは無く、寺院の周辺に住んでいたそうです。

寺院近くの学校から帰る子供達。カンボジアの子供達を三日間目にしてきました。
授業料は無料ですが、半数は学校に通えないようです。

暑さ対策でしょうか、昼食後にホテルに戻り一時間のお昼寝休憩で助かりました。

【12/5午後、バンテアスレイ遺跡、東メボン寺院、プレループ遺跡夕日鑑賞、アプサラダンス鑑賞】

14:30から午後の観光開始。 東洋のモナリザで有名なバンテアスレイ遺跡です。

バンテアスレイは、遺跡の規模は小さいが、バラ色の砂岩に刻み込まれた精緻な彫刻の数々が魅力。
その造形美はアンコール遺跡の中でも特に優美と言われている。  

中央祠堂の側面に彫られたデバター像は『東洋のモナリザ』と評され、フランス人作家アンドレ・マルローが
盗掘して国外へ持ち出そうとして逮捕され、後にその時のエピソードを小説『王道』に著した事で注目を集め
ました。『女の砦』という名称にふさわしい、たおやかな魅力があり、多くの人々を惹きつけています。

 

女神像はロープで保護されて近くに寄れない場所にありました。

一層構造の遺跡ですが、独特の銅錆の様な美しさに惹かれます。

東メボン寺院。952年 ラージェンドラヴァルマン2世によって建てられたシヴァ派の寺院。
東バライ(バライ=貯水池)に浮かんでいるかのように建てられたピラミッド型寺院である。
今は水は枯れているが、東バライが水を湛えていたころは船で渡っていったと言う。

第二基壇の四隅に、この遺跡を特徴づける象の石像が据えられている。

日が傾いて少しだけ気温が下がってきました。

夕日が当たり、遺跡が金色に染まり始めました。

日没は17:20とのこと。平野の密林から見える夕日に期待です。

薄暗くなった東メボン遺跡を後にして移動します。

バスで5分程移動し、プレループ遺跡から眺める夕日鑑賞になりました。

プレループ (Pre Rup) はアンコール遺跡の一つで、ヒンドゥー教寺院。プレは変化、ルー­プは身体を意味し、
かつて境内で行われたと伝わる火葬を名の由来としている。三層の­基段が有り、登ると、最上層に中央の祠堂
がそびえ、そこからは、夕日とア­ンコールワットを共に見られる場として、夕暮れ時は多くの観光客で賑わう。

夕陽の反対側には満月直前の月が見えています。

すでに最上階に居場所はありません。下の階層から夕日を観賞。 

アンコールの密林に沈む夕日を観賞。日没は17:25頃でした。

木製の急階段を慎重に降りる観光客。遺跡観光は危険な階段だらけです。

日が沈み、月がますます美しく輝いています。

小さな池に映るプレループ寺院遺跡の全景。

宮廷舞踊アプサラダンスを鑑賞しながら夕食。

古典舞踏の代表的な演目に「アプサラ・ダンス」があり、カンボジア舞踏を通称 アプサラ・ダンス と呼ぶ
ことも
ある。アプサラの語源は、「アプサラス」という古代インド神話に登場する天女で、天の踊り子、または
クメール王
からの神への最高使者を意味する。世界遺産アンコールワットの壁画の浮彫(レリーフ)にも、
アプサラ(天女)
の舞の様子が無数に刻まれている。手足や体の動きに特徴があります。

1000人規模の広大なレストラン会場で、アンコール遺跡群観光はカンボジア経済の柱ですね。

四つの演目で一時間ほど観賞できました。

メニュータップリのバイキング形式の夕食でお腹一杯です。

チョコチョコ立ち上がって撮影する叔父さんがいて、卵をぶつけたくなりました。

日本の冬から真夏のようなカンボジアへ、暑さと遺跡歩きに耐える体力が必要です。

観光初日を終え、残り二日間のアンコール遺跡観光が続きます。


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