日本で開催されるサイクルイベントとしては最高峰のジャパンカップ。
今年もロードレースの前日に開催されるクリテリウムへ出掛けた。
3周のオープニングも終了し、スタートを待つだけとなった。
午後3時50分過ぎ、
16チーム77人の選手が20周先のゴールを目指してスタートした。
今回の観戦場所は、スタート/フィニッシュライン近くの表参道スクエア前。
ゴール前50mの位置は、し烈なラストスパートに期待したい。
スタートして間もなく数名が集団から抜け出した。
国内チームの積極的なアタックが始まった。
集団の中ではカンチェラーラ選手や別府史之選手は余裕の雰囲気。
チーム・スカイの選手も笑みが浮かぶほどの余裕。
■LAP 5
レースには、5周、10周、15周にスプリントポイント賞が設定される。
5周ごとに繰り広げられる、逃げグループでのトップ通過争いも楽しみ。
集団が一つで5周目のスプリントポイントに現れた。
残り100mを越えた辺りから集団から抜け出したのは、宇都宮ブリッツェンの鈴木譲選手。
そのまま集団を引き離したままスプリントポイント賞を獲得した。
地元チームの賞獲得に、宇都宮の観客が沸いた。
背後からの集団は静かに見守っていた。
■LAP 6
一旦落ち着いたように見えたが、再びアタック。
■LAP 7
チームUKYOのオスカル・プジョル選手を先頭に7人が先行していく。
■LAP 8
先頭の7人の選手は順位を変えながら、集団との差を開いていった。
■LAP 9
集団との間隔を保ったまま、先頭の7人は先行した。
後続する集団がペースを弱めたため、タイム差は20秒まで広がった。
10周目のスプリントポイントは、宇都宮ブリッツェンの城田大和選手が獲得。
■LAP 11
アタックチーム・ガストのエリック・シェパード゙選手を先頭に周回していく。
■LAP 12
この周はブリヂストンアンカーの初山翔選手が先頭で通過。
集団では、
トレック・ファクトリー・レーシングは、カンチェラーラ選手を先頭にチームワーク良く周回を重ねていく。
■LAP 13
この周は、日本ナショナルチームの入部正太朗選手が先頭で通過。
■LAP 14
先頭集団がばらけてきた。
集団では、
固定されたように、トレック・ファクトリー・レーシングは、カンチェラーラ選手を先頭に周回を重ねていく。
■LAP 15
15周目のスプリントポイント賞獲得にスパート。
接戦の末、ブリヂストンアンカーの初山翔選手がスプリントポイント賞に輝いた。
気が付けば、5周、10周、15周と日本人。
今年は日本人に勝利の風が吹いている気がした。
■LAP 16
チームUKYOのオスカル・プジョル選手が先頭をキープ。
集団のペースが上がり先行した選手が吸収されていく。
■LAP 17
先頭して逃げたグループは、集団に吸収。
これから、最終スプリントに向けた位置取り合戦が始まる。
■LAP 18
集団の主導権をとったのはトレック・ファクトリー・レーシング。
最終周のスプリントに向けた位置取りが炸裂。
■LAP 19
混戦状態。
もう、誰が優勝するかわからない。
最終周回となった。
チーム・スカイのベルンハルト・アイゼル選手が先頭へ。
沿道の43,000人の観客は大興奮。
■LAP 20
混戦状態のまま最終コーナーを抜けた。
残り350m。
スプリントで真っ先に仕掛けたのは前年3位のチーム・スカイのベン・スウィフト選手。
残り50mから始まる緩い登り勾配でチーム・スカイのベン・スウィフト選手が失速。
コーナー外側からトレック・ファクトリー・レーシングの別府史之選手が追いついた。
先行するベン・スウィフト選手に別府史之選手が並んだ。
「負けるな~、別府!」と叫んでいた。
目の前で別府史之選手が前へ。
全身に鳥肌が立った。
伸びのあるスプリントで先頭に出た別府史之選手がそのままゴ~~ル。
別府史之選手が歓喜の表情で両手を挙げた。
自分の席から大型モニターが見えないのが悲しい。
でも、アナウンスされている声からその状況を確認できた。
2010年に開催されて6年目の大会で、初めて日本人が優勝。
優勝した別府史之選手は「こんなに多くの観客に応援されて、頑張らないわけにはいかないじゃないですか」と、インタビューに応えていた。
最高の感動を与えてくれた別府史之選手の走りは忘れることができない。
■2015ジャパンカップクリテリウム結果
1位 別府史之(日本、トレックファクトリーレーシング)タイム:42’29”
2位 ベン・スウィフト(イギリス、チームスカイ)
3位 スティール・ヴォンホフ(オーストラリア、クリテリウムスペシャルチーム)
4位 ベンジャミン・プラデス(スペイン、マトリックス・パワータグ)
5位 アルベルト・ベッティオール(イタリア、キャノンデール・ガーミン)
6位 フローリス・ゲルツ(オランダ、BMCレーシング)
7位 小野寺玲(日本、那須ブラーゼン)
8位 大久保陣(日本、宇都宮ブリッツェン)
9位 畑中勇介(日本、チームUKYO)
10位 アンドレア・ペロン(イタリア、ノボノルディスク)
11位 マテイ・モホリッチ(スロベニア、キャノンデール・ガーミン)
12位 フェン・チュンカイ(台湾、ランプレ・メリダ)
13位 鈴木龍(日本、那須ブラーゼン)
14位 中根英登(日本、愛三工業レーシング)
15位 マルティン・フェルスホール(オランダ、ノボノルディスク)
16位 アイラン・フェルナンデスカサソラ(スペイン、マトリックス・パワータグ)
17位 窪木一茂(日本、チームUKYO)
18位 小坂光(日本、クリテリウムスペシャルチーム)
19位 吉岡直哉(日本、那須ブラーゼン)
20位 シャルル・プラネ(フランス、ノボノルディスク)
●ポイント賞
5周目 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
10周目 城田大和(宇都宮ブリッツェン)
15周目 初山翔(ブリヂストンアンカー)
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