VALERIAN 映画と音楽 それはおれの非日常へのささやかなトリップ

日本代表、世相も切る総合エンターテイメント!過去記事はカテゴリー、最新表示は上のタイトルをクリック!

冬の終わり 松任谷由実

2010年03月27日 | お気に入りの1曲
 松任谷由実さんの作品。タイトルどおり冬の終わりによく聞いています。切ないメロディーとリリックが学生時代の恋心を思い出させます。この作品は、92年、『その時ハートは盗まれた』というドラマのエンディング曲でした。このドラマ、けっこう見逃せない。フジテレビの「ぼくたちのドラマシリーズ」というティーン・エイジ向けの作品でした。あの頃の多感な感性というかせつな心にひびくドラマでした。
 で何で見逃せないかというと、主演は一色紗英(今は芸能界から離れてるのかな?)なのですが、共演者がさらに魅力的。内田有紀のドラマデビュー作でもあり、その演技力と独特の存在感でその後の大ブレイクにつながるきっかけとなります。そしてあの木村拓哉の本格的なドラマデビュー作でもあります。
 また見たい作品なのですが、キムタク所属するジャニーズの肖像権の管理が厳しいそうでDVD化されてないけっこうレアな作品みたい。ビデオに録画してる気もするんですが。
 一色、キムタク、内田の3人が魅力的だった。一色紗英は、当時は清楚系美少女キャラで大ブレイクしてたし、内田有紀のボーイッシュで中性的なミステリアスな役も魅力的だった。キムタクもかっこよく、憧れのかっこいい先輩的ははまり役。かすかな記憶で語ってますが・・・
 そして、エンディングのユーミンの「冬の終わり」が流れた時、その切ないリリックとメロディーに魅了されます。当時から、マイケルやジャム&ルイスを中心とした洋楽というよりブラックミュージックばかり聞いていた私にとって、邦楽を聞くのはほんとめずらしいことでした。でもこの頃から、切ない恋心系の曲を中心にシングル買いもするようになった感じです。そういう意味でも、この曲は私の音楽Lifeの中でも忘れる事のできない曲。
 さらに当時初めて車を購入し、カーステで音楽も聞くようになり流れる景色を感じながらリリックをかみしめて曲を聞いていました。洋楽を聞くのに、SADEとかLOVE SONGはリリックも大事にして聞いていましたが、やはり洋楽はストレートにリリックがはいってこない。邦楽は、詩がしみこんで聞ける。チケット買って行く事はまずなかったさだまさしさんのコンサートも、(チケット頂いて)行った事があるのですが、その時、あらためて詩が素晴らしいなと思いました。(帰りすぐにCD買って帰りましたもん)日本の歌は、ジャンルを問わずほんと詩が大事だと思う。
 この曲は、教室とか卒業とかという言葉がでて、切なくノスタルジックさを感じる曲です。16年前の曲ですが、今の学生の人たちにもひびく曲だと思います。卒業って別れですよね。別れってなぜ寂しく思うのだろうと考えたら、ある意味もう二度と会えないかもしれないという感覚が奥底にあるからなのかなと思いました。
 人って、学校や職場などある程度一定のエリアの中で生活していると思います。そして、そこでいつも会う人、いつも関わる人、そこでの人間関係が中心です。死は永遠の別れだと思いますが、卒業や、転勤などでこれまで身近だった人たちと離れてしまうと、やはりさみしく思う。ほんとに仲の良い人だったらなおさら、悲しい。
 さみしさって何なんだろう?人は居心地のよい人と一緒にいたいもんですよね。人間って無意識に、快、不快の感情で動かされてるのかもしれません。好きというのは快感情でしょう。その快感情を感じなくなるから、さみしさを感じるとなると、それってけっこうエゴだな~とも思ったりもするんですが。
 脱線しましたが、最後にこの曲の切ないリリックをのさせて頂きます。
 
<1st verse>
帰り支度の教室で
ふいに手紙を渡された
いつから口もきかない私たち
もう長い間

試験休みが明けたなら
あやまりたいと思ってた
あれから 顔を合わせることなくもなく
卒業してしまった

頑張るあなたが憎らしかったの
置いてきぼりにされるみたいで
傷つけた 迷ってた
同じだけ 淋しかった

<2nd Verse>
冬の終わりが来るたびに
あなたの文字を思い出す
なんだか 鼻のあたりがつんとする
木の芽の香りかしら

夢見る私をまだ笑ってるの
ノートを借りたあの日のように
探してた 悩んでた
わけもなく不安だった

何を綴っても嘘になりそうで
返事を出せず月日は流れ
なぜかしら どこからか
ふと甦る

あの頃の私たち
同じだけ楽しかった

ユーミンって「ハロー・マイ・フレンド」もせつな系で好き。この曲は夏ですが。

「その時ハートは盗まれた」また見たくなった。ビデオテープに眠ってるかな~。
出会いと別れの春ですね。今の職場、あまり別れはありません。出会いもないな~。出会いってどうも異性を思いおこさせますが、魅力的な同性の人間に出会いたい。こんなこと言うとゲイに思われそうだな~。友人はいますが、この年齢で(って何歳やねん)、新しく友人、それも親友になれるような出会いってあるんですかね。

ティアーズ・アンド・リーズンズ/松任谷由実
松任谷由実,松任谷正隆
EMIミュージック・ジャパン

このアイテムの詳細を見る

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 月牙泉(げつがせん) in 敦煌 | トップ | LA&BABYFACE  Part1 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

お気に入りの1曲」カテゴリの最新記事