バンビの独り言

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合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)

2009-11-03 08:09:36 | 田中優&鎌仲ひとみ
田中優さんの講演会に行くと聞く言葉。
「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」

「合成の誤謬」とは…
個々人としては合理的な行動であっても、多くの人がその行動をとることによって、社会全体にとって不都合な結果が生じてくること。

優さんの講演会を聴いて、感想を書かれた方がいたの。
その方の文章から抜粋します。

………
私は宿題のように、それを持って帰った。
ゴウセイのゴビュウとは・・・たとえば・・・
1人1人は家族のため、自分のしあわせのため、愛する人のため、一生縣命に働いているかもしれない。
銀行で、工場で、軍隊で、、、与えられた仕事をまじめにこなしているかもしれない。
けれど、その仕事は、本当に人を幸せにする仕事だろうか?
将来を明るくする仕事だろうか?
お金のためにしかたない・・・・そんな言い訳を用意してはいないだろうか?

………

環境問題だけじゃない、今の社会がこんなにも「クレーム社会」になったのも「人に迷惑をかけてはいけない」「空気を読め」といった、一見一つ一つ大事そうに思えることが重なって、心のない個人主義を生み出しちゃったんじゃないか?って思った。

私がどうして優さんを敬愛しているか、上手に説明できなかったけれど、この方が代弁して下さった気がします。

………
優さんは、世界で空爆に殺される人が出るたびに、貧困国で飢えた子どもが出るたびに「この現実を見続ける、強い精神力が欲しい」とブログに書いている。

世界のどこかで泣き叫ぶ子どもが居る限り、持てる能力のすべてを使い、その原因と解決策を考え抜き、そして実践することを訴え続けている。

………

これこれ、これが言いたかったの~。
(ありがとう、大分県中津市の方♪)

この方の感想、とっても分かり易いので是非ご一読下さいな。

………

田中優さんの講演会では、立て板に水の素晴らしいお話しに誰もが聞き入ってしまう。

世界の戦争のほとんどは、石油・天然ガス・パイプライン・鉱物・水が原因だということ。
パレスチナもグルジアもチベットも、例外でないこと。
そして、軍事大国アメリカを支えているのが、アメリカ国債を買っている日本だということ。
中国に抜かれたものの、今も日本が買う米国債は世界第二位だということ。

軍事大国アメリカもさすがに軍事費を減らさざるをえない状況になって、今、日本に海賊が出るとか、基地移転費用などお金を出させようとしている。

世界の戦争をなくすには石油に頼らないエネルギー政策が必要で、アメリカもオバマ政権になってから自然エネルギーに転換を図っているし、世界は自然エネルギーしかないと結論している中で、日本だけは足を引っ張っているということ。
100年後には、石油はおろか、天然ガスもウランもないというのに。

優さんは言う。
自分の世代で少しくらい損をしても、子孫に豊かな世界を残したい。
資源を使い果たして、人権を無視して、環境を破壊して、お金儲けをして、殺しあうことはもうやめようと。

そして、それは祈っていても何もかわらない。
現実を知り、合理的にお金の流れを変えて、私たちが望む未来に現実を近づけないといけない。
やるべき事は、まだまだあるのだ。

そのやるべき提案のひとつが、300年もつ木造住宅。
日本の山とそこに住む人を元気にしてその家に住む人を元気にする「天然住宅」。
いまだかつて家などほしいと思ったことのない私さえもが、この家はほしいと思った。
自分のためにではなく、山のために、環境のために、いつかその家に住むことになるかもしれない、知らない人のために。
優さんが作った非営利の天然住宅は、あまりに素晴らしくて宣伝したくなる。

その他にも、今日から出来ることのひとつが地産地消。
近くで作ったものを買うことにより運ぶ無駄がなくなる。
それから電化製品を選ぶなら、エアコン・冷蔵庫・照明・テレビは省エネタイプを選ぶこと(家庭の四大電気消費商品)。
電気代で元がとれる。
けっして省エネ型電気ごますり器を買って、省エネした気にならないように!

などなど、私たちの暮らしのヒント満載で聞いてお得な講演会になっている。
けれど優さんは電気屋さんではない。
住宅屋さんでもない。
音楽イベント屋さんでもない。

優さんは、世界で空爆に殺される人が出るたびに、貧困国で飢えた子どもが出るたびに「この現実を見続ける、強い精神力が欲しい」とブログに書いている。

世界のどこかで泣き叫ぶ子どもが居る限り、持てる能力のすべてを使い、その原因と解決策を考え抜き、そして実践することを訴え続けている。

今回の講演会で優さんは「合成の誤謬」という言葉を使った。

私は宿題のように、それを持って帰った。
ゴウセイのゴビュウとは・・・たとえば・・・
1人1人は家族のため、自分のしあわせのため、愛する人のため、一生縣命に働いているかもしれない。
銀行で、工場で、軍隊で、、、与えられた仕事をまじめにこなしているかもしれない。
けれど、その仕事は本当に人を幸せにする仕事だろうか?
将来を明るくする仕事だろうか?
お金のためにしかたない・・・・そんな言い訳を用意してはいないだろうか?

そこで、優さんは生活の百姓をすすめてる。
百姓とは、百の仕事をして生きるから百姓なのだ。
会社だけにたよらない、自分の能力を高める生き方。
会社に命を預けない、自分の人生を主体的に生きる生き方だ。

私も、遅ればせながら優さんに続きたいと思っている。

優さんは笑いながら言った「ぼくら、非営利が好きなんです」 。
私も、非営利の好きな仲間に入れてもらおう。

自分の利益だけのために、働くことは、もうやめよう!
合成の誤謬は、そこから、始まるから。

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