試写会帰りに。

当ブログは引っ越しさせて頂きました。
過去記事へのTB,コメントにつきましては「お知らせ」をお読み下さい。

ブログを引っ越しします。

2005-08-07 | お知らせ
現在新しいブログへと過去の記事を移行中です。
映画の記事から随時、引っ越しする予定です。

gooブログでは今まで皆様に大変お世話になりました。

今後の投稿記事からは、新しいブログよりTB、コメントさせて頂きたいと思います。

新しいブログアドレスは、http://bakabros.seesaa.net/ です。

HNはbakabrosのままで、ブログタイトルは『試写会帰りに』(。なし)です。

今後はこちらの方でお世話になるかと思います。
見かけましたらお声を掛けてやって下さい。

今までgooブログ『試写会帰りに。』をリンク、ブックマークして頂いていた皆様には、お手数かけますが、再度http://bakabros.seesaa.net/の方で登録して頂けると大変光栄です。

まだ不慣れなもので、当分新しい方でもバタバタするかと思いますが、
お暇な時にでも覗いて頂けると嬉しいです。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

bakabros

「フレンチ・コネクション」

2005-08-04 | 映画
何となくタイトルは知っていたものの、誰が出ているどういう映画で、何故有名なのかも全く知らず、今頃初めて鑑賞する。
ジーン・ハックマン、若い頃から薄いなとか、あとの役者はほとんど知らない人ばかりで、やけに淡々と進んでいく映像を淡々と観ながら、画面の登場人物と一緒にウイスキーを飲む。

最近ウィスキーを飲めるようになってから、今まで何とも思わなかった“ウイスキーを飲むシーン”に興味が湧き、登場人物の心情に少し近づいたような気がしてくる。
そう言えば、映画にはやたらと“ウイスキーを飲むシーン”が出て来る。その多さにも改めて気づく。

34年前の映画とは思えない、今観てもスタイリッシュな映像と、シーンの繋ぎがとても早く、テンポ良くリアルで渋い映像。

アスファルトに置かれたように、とても低い目線からあおって見る人物と車、ホテルと空。
地下鉄駅での尾行、走り去る列車から見送るホームが暗いトンネルへと吸い込まれていくシーン。

淡々と抑揚無く進んでいくストーリーの中の、スタイリッシュで印象的な映像。

高架線の電車と高架下道路でのカーチェイス。
ここから俄然盛り上がり、物語も急に展開していき、面白くなってくる。

電車を上に見ながら車で暴走し、犯人を追い続けるジーン・ハックマン。
このシーンを見て、あ、この映画だったのか!と初めて気づいた。
アカデミー賞か何かの映画紹介シーンで見た覚えがある。

フランスから持ち込んだヘロインを隠しているはずの車を解体するシーンのリアルさ、銃撃戦で仲間を撃っても「犯人逮捕の為」と動じないジーン・ハックマン演じるNY市警のジミー・ドイル刑事、通称“ポパイ”。

何とも言えないわだかまりを残すのは、この映画が実話を基にしたものだから。
それも、ラストで登場人物のその後の説明文で知った。

実話がベースだからこそ、作り事にはないリアルさと、ある意味淡々とした抑揚の無さと、正義対悪という勧善懲悪ではない描き方が出来るのだと思う。

ポパイの行動が、ただの刑事物では終わらない凄みを残す。
それが実話の力なのだと思う。

マルセイユの海辺の照りつける陽光の眩しい白さと、湿って陽の当たらない、水たまりの残る裏路地の影の暗い空気。

ブルックリン、ポパイの住むアパート廊下の壁は全部煉瓦のようなタイル。
犯人を追うビル屋上の壁も煉瓦。
古き良き時代の街の持つ、手作りの暖かみや、人間の息づかいや営みを感じる。

反対にニューヨークでは、乱立する都会のけたたましいビルと廃虚、見慣れた荒んだ景色。

街が主役の映画だと思った。


《'71年度アカデミー賞作品賞、 監督賞、 主演男優賞、 脚色賞、 編集賞の5部門に輝いた刑事アクションの金字塔》だった。
 DVDジャケットが西部劇みたいだけれど、ストーリーや内容とはイメージが全然違う。
 当時の流行りなのか??

ハイジの夏に駆け込みセーフ!

2005-08-03 | ハイジ
ファミリーマートのハイジフェア「かわい~絵皿プレゼント」キャンペーンに、出遅れてしまい、一旦は諦めたものの、期限のラストデイに急にまたやる気を出して、駆け込み6ハイジポイントゲットしてきました!

まず、限定オリジナルのクッキング本をチェック。
こちらは、ハイジに出てきた食事、料理のレシピが載っているのではという予想を裏切り、とってもお洒落な、そして本格的なチーズ料理のレシピ本だった。

どれも、絶対に家では作らなそうな料理ばかりで、750円もするし、ハイジはアニメからの場面が小さく載っているだけだし、購入を断念する。

そして、試写会前の軽い食事用のおにぎり、パンとお茶を買ってまず2ハイジポイントゲット!

試写会帰りに、夜食用のパスタ、お弁当とお茶などを買って4ハイジポイントゲット!

この時点で合計11ハイジポイントゲット! 
1ハイジポイント余ったが、ユキちゃんの絵が可愛いので大切に保管する事にする。
ポイントを切り取り台紙に貼らないといけないらしいので、今日は取りあえずおとなしく帰宅する。

第一希望の“仲間たち”の絵皿がすでに品切れ中だったので、“ダンス”か“花咲く丘”にするか、取り寄せ可能ならば“仲間たち”にするかどうかも検討しなければ。

最後の最後で焦って結局一枚はどうにかゲット出来たのだけれど、本気になっていたら三枚はいけそうだったな、と今になって思った。

でも、いいのだ、これで。
だって、ペプシで散財しまくった直後だったし。
三枚もお皿をゲットする余裕は家にはなかったのだ。

ここまでして手に入れたお皿、やっぱり使えない。
でも、飾る場所を探さなければ。
家にまだ飾るスペースあったかな??

《ハイジの夏が終わる。》
《ハイジフェア再び!》
《前回のハイジフェア》

「シンデレラマン」

2005-08-02 | 映画

東京FMホール「シンデレラマン」試写会。
実話を基に、大恐慌時代にどん底から這い上がったボクサーとその家族を描いたサクセスシンデレラストーリー。ロン・ハワード監督作品。

ラッセル・クロウが、彼とわかっていてもラッセル・クロウに見えない。
ボクサー役という事で、体を絞ったのか増量したのか、顔は太った様子で、むくんで見える。
誰かに似ているとずっと思っていて、最後までベーブ・ルースしか思いつかなかったが、日本人にもっと似ている人がいるような。
レネー・ゼルウィガーは、相変わらずレネー・ゼルウィガーだった。
どの役をやっていてもあのセリフ回し、どうも好きになれず、彼女の役に最後まで馴染めなかった。

この映画は「アカデミー最有力の呼び声も高い」そうだが、もしアカデミー賞を獲るとしたら、助演男優賞しかないだろう。

ポール・ジアマッティの演技は素晴らしかった。

リングの上で本気の殺し合いのボクシングを繰り広げるジム・ブラドック役のラッセル・クロウよりも、コーナーで檄を飛ばすマネージャー、ジョー・グールド役のポール・ジアマッティの迫力、表情一つ、ひと言のセリフの力のある事! まるで言葉のボクシング。

ボクシングシーンではもちろん、二人のシーンではすべて、ラッセル・クロウがポール・ジアマッティに食われてしまっている。

ボクシングの映画を観ていると、「ミリオンダラー・ベイビー」を思い出してしまう。
どん底の貧困生活に、感情移入も共感も、容易に想像する事すら出来ない程豊かな生活をしている自分にとって、この映画は、アメリカ人による、アメリカ人の為の、アメリカ映画だ。としか感じられなかった。

ありきたりの興奮、ありきたりの感動、お決まりのストーリー展開。
ただ、ジム・ブラドックについて全く知識がなかったので、結末には確かに手に汗握る。
実話ベースという事で、映像的、演出的な冒険もなく、実に丁寧に、丁寧すぎる程わかりやすい描き方で、こぢんまりとまとまり過ぎてしまった印象。

だが、ありきたりでないのがポール・ジアマッティの演技だ。
ポール・ジアマッティの演技を観る為だけにこの映画を観ても決して損はしないと思う。彼の演技がこの映画をただのボクサーのサクセスヒーロー、シンデレラストーリー映画ではなく、厚みと重みのある一本の作品にしている。

終映後、日本ハムファイターズ新庄剛志選手の妻、新庄志保さんのトークショウがあった。今までほとんど顔を見た事もなかったのだが、新庄とそっくり! 
浅黒くよく焼けた肌に栗色の流れる髪。そしてほお骨。
締まった肩と腕の筋肉質な感じとか、肩幅とか、体型まで似てる!?
似たもの夫婦というか、夫婦だから似てくるのか、よく似た容姿に驚いた。