まるちゃんの めざせ!快適シンプルLife

本当の幸せを見つけて・・・
  第2の人生を歩き出した
      まるちゃんの徒然日記
    
 

ようこそ

いらっしゃいませ! このブログは、まるちゃんのひとりごとを中心に テキトーに、マイペースで更新していきます。好きな読書記録や、菜園日記等もかねてます。一緒に元気になれるブログをめざしたいと思いますが、しょもないことも書いてます。ちなみに、いちおう人気ブログランキングと日本ブログ村に参加してます。遊びに来られたついでに、記事下か左サイドバーのボタンを2つポチ、ポチッとしてくださると嬉しいです。ゆっくり遊んでってくださいね。 あ、コメント・置き手紙・トラバ・ボケ・ツッコミご自由にどうぞ。

宝の持ち腐れにならないように

2018年01月31日 | 自分を見つめる

>運転がまるっきりできない人が、高級車のポルシェを買ったとしましょう。買って、店の人が家まで車を運転してあげてガレージに入れてくれる。・・・・これで意味がある?それで誰かが、「あなた運転を習いなさい」と運転免許を取らせてあげて、やっとポルシェの価値が出てくるのです。

>私たちもポルシェどころではない、何千倍も価値のある大脳を持っているのです。皆、大変な価値のある大脳を持っているのに使えないのです。免許証をもっていないようなものです。それでは、宝の持ち腐れになります。

>大脳を自由に使える能力さえあれば、人間は幸福になれます。むやみに欲張ったり、他人と戦ったりすることなく居られます。

原始脳に支配されたまま、原始脳の奴隷のように大脳を使っていては大脳の価値がありませんね。運転が下手くそ(原始脳に操られている)だと、事故を起こしてしまう。

瞑想(こころのトレーニング)で大脳の可能性が大きく広がる(原始脳から自由になる)ということですね。分かると自由になる。穏やかな心でいられる。苦が苦でなく、楽になる。

>原始脳は細胞の維持管理をするという、自分の本来の仕事だけをするのです。大脳は事実に基づいて、なんのバイアスもなく、正しい判断を下します。

>まじめに瞑想すれば、だいたい2,3週間で達することができます。コツコツやったとしても、一ヶ月、二ヶ月続けると、人格はそれなりに変わっています。ブッダの瞑想では、100%の確実性で結果が出るのです。

 

試してみる価値があると思います。少なくとも全く損はしないと思います。仏教の本を読んで、普通に歩くだけでも瞑想になると思います。(もう、みんなやってるかな?)

よくないことも「わかっちゃいるけど、やめられない」が、「わかったからやめられる」になると思います。やめると楽~

>こころは放っておくと堕落する

信仰も迷信もない、科学的で論理的な、現実的な実践方法です。誰でもできる、こころを育てるトレーニング。たまには”筋トレ”も必要だけど、歩く瞑想(ウォーキング)で”心トレ”も大事。歩く瞑想は体と心、一石二鳥だね。
またやろう。座る瞑想もね・・・。

(「なんのために瞑想するのか?」アルボムッレ・スマナサーラ著を読んで)

よい本(kindle)でした。こういう本を読む度に気づきがあり反省でき、こころが晴れて元気が出ます。

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原始脳と大脳 

2018年01月30日 | 自分を見つめる

人間(すべての生命)は「こころ」と「体」でできています。体はただの物質。机やパソコンと同じ。「こころのエネルギー」がなければ生命にはなりません。

体はただの物質で、臓器が物質であると同じように、脳も臓器で物質。ただ変化する(動く、反応)だけ。「こころのエネルギー」があって、こころがはたらいて生命なのです。(電気信号は「こころ」ではない)
(こころとは知覚機能。思考や感情だけではない。こころはすべての生きた臓器、細胞にあるといえます。脳=こころ、なわけでもない。自我は錯覚?思い込み?なので別問題。)

>脳細胞がなくても、しっかりと生きている生命はいます。しかし、身体の細胞の数が増えていくと、細胞が組織化されるのです。それを管理する細胞組織が必要になります。ですから、身体が大量の細胞でできている生命の場合は、脳が現れてくるのです。それは原始脳と言われるものです。

>原始脳の仕事は、様々な細胞組織を管理して命をつなぐことです。思考能力がなくても、この作業はできます。

>ゾウさんたちと違って、(大脳が発達しているということは)われわれは激しく思考しないと生き続けることができないのです。

>大脳は原始脳の指令で働いています。大脳が発達していると言ったところで、人間も他の生命と同じく、「いかに生き延びられるか?」ということしか考えていません。大脳の能力をすべて、生き延びる目的で使っているのです。(悟りに達した人以外?)

>脳がない生命も、脳がある生命も、結局は自分の寿命として許される範囲で生きて死ぬだけです。大脳を活発に使っているからと言って、人間に他の生命より優れていると自慢することはできません。人間の大脳は原始脳の指令に縛られているので、開発不可能な状態に陥っているのです。(学び修行している人以外?)

大脳の働きは、完全無知な感情だけで働く原始脳の指令で行われている。だから、大脳が原始脳からの支配から少しでも解放されるように、トレーニング(修行)する必要があるのです。その方法もある。

原始脳の「存在欲と怯えと無知の感情」の”奴隷”になることで生まれる「人間の苦しみ」をなくすためのこころのトレーニングが瞑想(ありのまま見る実践訓練)だというわけですね。

(「なんのために瞑想するのか?」アルボムッレ・スマナサーラ著を読んで)

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「悟り」と「自分の見解」

2018年01月29日 | ちょっと思ったこと

わかりやすい喩え。(深いよ~)

>ある人がアンパンを食べたとしましょう。アンパンがとても美味しいと、その人は喜んでいる。そこで他の人が出てきて、「いいえ、アンパンは美味しくはない。あなたの経験は間違っている。アンパンは不味いはずです」といったとしても、その話は成り立ちません。食べた人にとって美味しかったことは事実です。(ですから、人の瞑想体験は否定できません。)

>その体験を自分の主観、自分の信仰、自分の哲学に合わせて解釈するところが疑問になります。お釈迦様は「修行者の解釈は見解(主観)である」と説くのです。(「なんのために瞑想するのか?」アルボムッレ・スマナサーラ著)

 

全てを知り尽くした者、つまり完璧に悟った者ではない私たちの(”脳みそ”で考えた)考えや見解はあまりあてになりません。各自が経験して気がつく以外ないのだけれど、経験してもそれを自分勝手に解釈しないこと

、、、ただ見えている、ただ気がついている、わかっている(悟っている)。でも、”ワタシはわかっている”とは言うことができない。なぜなら、それは自分の見解でしかないから。自分の(せまい)見解を乗り越えた境地。

難しいけれど、悟りの境地ってそういう境地なのね・・・。(想像でしかない

本当の学び(悟り)は、実際に経験してわかること。本などからの知識は経験を補う補助的なものでしかないし、読むだけで”わかる”なんてことは難しい。頭であれこれ考えるより、つべこべ言ってないで、やってみることだね。やらなきゃわからない。

当然、人は人、自分は自分(見解は人それぞれ)。人に”自分の見解”を押しつけることはできません、ありえません。あくまで、個人の一見解でしかない。気をつけようと思います。

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進化?

2018年01月28日 | ちょっと思ったこと

外は久しぶりの本格的な雪になってます。毎日寒いので、なかなか歩きに出る気になれませんが、ストーブ炊いてぬくぬく、穏やかで平和な毎日を送っております。
(生姜はちみつ紅茶、豆乳、86%チョコ、チーズ、ヨーグルト、みかん、バナナ、らっきょう、梅干し。朝は食べませんが、昼から6時頃までは、寒さに負けないように毎日しっかり食べてます。一日2食。おでんもいいね。特にこんにゃくがいい。”水溶性食物繊維”をしっかりとって、Iバナナうん○)

インフルエンザ予防には、ちびちびお茶(体を温めるなら紅茶)飲んで殺菌、水分補給。しっかり睡眠とって、いつも気楽な平常心。交感神経と副交感神経のバランスをとること(緊張し過ぎもあかんけど、だらだら寝てばかりだと副~が勝ちすぎてあかんね)。みなさん、気をつけて元気に過ごしましょうね。

・・・と、あまりに平穏すぎて書くことがないんだけど。

最近読んだ仏教の本から、ちょっと心に残ったことを記録しておきましょう。

 

「進化」というのは、成長ではなくただ「適応」しているというだけのこと。”進んで”いるわけではない。「変化」しただけ。適応する過程で、ある能力は減り、ある能力は増える。よいとも悪いともいえない。それはただ、何がなんでも「生き残る」という目的のため。人間は進化したと威張ることはできない。ただ変化し、適応して、必死で生きてきたというだけのことなんですね。

>人間は犬よりもずっと頭がいいのだ、と言って自慢しない方が身のためです。これぐらい頭脳が発達しないと、人類は種として生き残れないのです。犬はあの頭でも、大丈夫です。熊さんもあの頭で大丈夫です。すごい知識を持っていないと生き残れないのは、人間だけです。
    (「なんのために瞑想するのか?」アルボムッレ・スマナサーラ著)

たしかにね~。身体能力ではまったく及ばないし、社会性でも犬の方が優れてる面があるかも?ま、犬にも個性があるけどね。(momoちゃんはちょっと小心者

 せっかく人間に生まれたんだから、ただ適応して生きるだけでなくできれば成長したいなあ。今のうちに・・・。

 

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『「愛国」という名の亡国論』 窪田順生

2018年01月23日 | 読書

この間、たまたま見ていた「メイドインジャパン」という番組で、ナレーションや出演者のコメントに違和感を感じた。

日本に住んでいる外国人が故郷に日本製品をもって里帰りして、家族を喜ばせようという内容。こたつや囲炉裏、ウォシュレット、百均の便利グッズなどが喜んでもらえるのはうれしいんだけど、出演者が「日本人として誇りに思う」とか「日本はすごいですね」とか、ナレーションが「イギリスよ。これが日本の底力だ」とか言うのが何か気持ち悪い。なぜ、そんなことを言わなきゃいけないのかな??(ケンカ売ってる?それとも卑屈に?のように感じたのです)「”こたつは”いいですねえ」とか、「~は便利でちょうどいいですねえ。役に立ってよかった」なら分かるんだけど、、、、。

「こたつ=日本」?「日本の底力」?
「百均」のアイデアはアイデアを考えた人のアイデアであって日本人全員(ワタシ)のアイデアではないし(必要な人にはいいけど必要ない人には関係ないし)、「日本」とか「日本人として」というのは強引すぎるんじゃ?「こんな~を作れる日本という国はすばらしい」という言い方も、「いや、みんながみんなそうじゃないんですけど、すいません^^;」て思うのです。「日本」とか、「日本人」とか大きくくくり過ぎなんだよねえ。

どの国だって(どの文化どの組織どの生命もすべて)、よい所よくない所両方ある(完璧じゃないからね)。というか、良い悪いではなく、それぞれの”違い”があるだけ。それを一方的に自画自賛?する(し過ぎる^^;)のって気持ち悪くないのかな。ちゃんと見えてない感に気持ち悪さを感じるのかも。「日本はすごい」のではなく「日本にもすごい人がいる、すごい物もある」くらいにした方がいいんじゃ?(もっと精密にすれば、すごいかすごくないかはそれぞれの主観なので、喜んでもらえたという事実だけでいい。)

…ということを思ってたら、図書館で借りた本が丁度ぴったりの内容だった。

【「日本人は優れている」「日本は世界一」をうたうマスコミの「愛国報道」とはいったい何か。
本書はそれら愛国報道の問題点を検証するとともに、その本質に迫っていく。愛国報道は戦前から何度かブームをくり返しているが、その根底にあるのは「日本民族至上主義」、いわゆる「優生学」である。戦前の思想が平成日本にもいまなお影を落とし、「日本のすばらしさを訴える」「日本人の美徳を世に広める」という愛国報道の美辞麗句の根っこには「われわれ日本人は優れた民族」という驕りが潜んでいる。「愛国」が生まれるカラクリを解き明かし、危険なブーム踊らされないための警告の書!】

要は、一方的な”愛国報道”"自画自賛番組”(←主観的。厳密に客観的事実ではない)に慣れる(繰り返し見て無意識のうちに刷り込まれる?)ことによって「客観的に観る能力」落ちていくことが問題ってこと。「愛国」は偏狭なナショナリズム、差別に繋がっていきやすいし、民族主義「優生学」の行き着くところがヒトラーのホロコースト。現代社会は資本中心の自己中心的な社会になって、本当の道徳性も知性(人格)も低くなっているみたいなので、まあその危険性はあるでしょうね。

>「大衆は理性ではなく、感情によって動かされる」(社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボン)

「日本人はすごい」ではなく「すごい人間」を目指す方がいいだろうし、現実は人間はそんなにすごくないんだから強調するなら「すごくない者同士仲良く助け合いましょう」ていうのが、一番現実的だと思います。

「世界一」なんてどうでもいい。いや、別に目指してもいいんですよ。ただ、一番だろうが二番だろうがただの結果。よかったね、でいいんじゃないの?

大事なのは、それぞれの技術や能力をどう生かすか。それによってみんなが(日本や日本人だけじゃなく、本人や周りの人、人類、生きとし生けるもののすべてが)”幸福”になるってこと。勝っても負けても何番だろうと、本気でやれば楽しいし、苦しさを乗り越え能力が向上すれば喜びもある。本気になるため、楽しむために競うならいい。仲良く切磋琢磨すればいい。集中することや達成感は気持ちよいものです。喜びを共有するのはいいことです。

オリンピックも、勝ち負けやメダルの数を目的にしたり、”日本”を背負って競技するものじゃない。個人の人格や能力の向上と楽しむこと、それが本当の目的であるはず。目的が間違ってたり、目的と手段が逆になってる。人と人、国と国とが仲良くできない(人格を落とす)ならやらない方がまし、、、だと個人的には思います。だって、楽しくないもの。

国と国の競争ではなく、みんなが一緒に楽しみ、喜び合うこと。「日本が勝つこと」ではなく、「地球の仲間みんな」のエンターテイメントであってほしい。

日本は戦争へ向かった時期のモノの考え方、捉え方をいまだに改善できないでいる(日本ガンバレ日本ハカミノクニ、セカイニマケルハズガナイ)が多いというのは、たぶんそうでしょう。だって、流されてるんだもの。だって”人間”だもの・・・。ま、人それぞれですが

”愛国”と”反日”は「合わせ鏡の双子のような存在」だと著者は言います。欲と怒りの関係ですね。どちらも危険。愛国(反日)の心理の底には「不安」があるそうです。どっちも「よくありたい」「よくしたい」という気持ちだろうけど、結局はエゴ(自我意識、”自分”への執着、生存欲=恐怖心)が元にあるんだよね。仕方がないよなあ、だって”人間”だもの・・・。

やっぱり、
”智慧と慈悲の心を養う”
ことでしか
乗り越える道はないでしょうねえ。


星4つ 

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「とめはね!鈴里高校書道部 全14巻」河合克敏

2018年01月22日 | 読書

寒くて筆ペンの練習を休んでましたが、金土日とウォーキングして元気になったので、また頑張ろうと思います。

節電対策に、石油ストーブを出しました。ストーブで部屋の温度をしっかり上げてからエアコンに切り替える。エアコンを入れたり切ったりするのが一番電気を使うらしいです。ストーブだけと併用と、どっちが経費節約になるかは??だけどね。今日は雪が降るかも知れない。寒波がやって来ているそうです。

 

[河合克敏]のとめはねっ! 鈴里高校書道部(1) (ヤングサンデーコミックス)

【脅されて書道部に入部した大江縁と、だまされて書道部に入部した望月結希。一風変わった先輩たちに翻弄されて、これでいいのかと思う日々。それでも、ダイナミックでデリケートな書の世界は、かなり魅力的で… 文化系青春コメディー、It's 書(SHOW) TIME!!】

全14巻一気読み!面白かった~

ワタシがやってるのは筆ペンのお習字だけど、書道への興味が膨らむふくらむ・・・。

小学生の時近所でしばらくお習字を習ったことがある。高校では芸術科目で一応「書道」をとってたけど、受験に関係ないから気分転換のお遊びだったなあ。ほんと、いいかげんな生徒でありました。なんでも、本気でやると奥が深いし、楽しくなるんだよな~。

高校で、「かな」も「隷書」も「創作」も一通り経験させてもらいましたが、当時はまったくお遊び感覚の手抜き。それでも「春」を書いてほめられたのだけは覚えてる。

デッサン、俳句、書道、どれも「ありのままに観る」「無我」の修行に通じている。「道」だね。「書は人なり」。井上有一の「ああ(口偏に意)横川国民学校」のショウゲキ。深いねえ。
書の見方の勉強にもなりました。

このまんがは青春ラブコメディだけど、恋愛モノじゃないので気持ちよく入っていけます。こういう青春はいいね

さあ、モチベーションが上がったところで、筆ペンの練習やろう。(デッサンは?俳句は?ぼちぼちね


星5つ 

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「楡家の人びと 第3部」 北杜夫

2018年01月19日 | 読書

[北 杜夫]の楡家の人びと 第三部(新潮文庫)

【遂に太平洋戦争が勃発。開戦時の昂揚も束の間、苛酷さを増す戦況が一族の絆を断ち切り、大空襲は病院を壊滅させる。敗戦に続く荒廃の季節、残された者には、どんな明日が待っているのか――。人間のささやかな毎日の営み、夢と希望、苦悩と悲嘆、そのすべてが時の流れという波濤に呑みこまれ、「運命」へと変貌してゆくさまを、明治から昭和への時代変遷を背景に描きあげた一大叙事詩。】

軍医城木の日記。藍子への思い。戦争、死への感覚が麻痺してくる。”死のうが生きようがどうでもいい・・・。” 
城木は戦争に駆り出された一般人。思わぬ時に思わぬ事で人は簡単に死んでしまう。

米国。自分を不治の病と信じているが誰も相手にしてくれない。死ぬのが怖くて仕方がない。戦争に行かされるのが嫌でたまらない。人間はだれでも死にたくないという本能を持っている、当たり前のこと。米国は「死」ばかりを見て、妄想し怯える、ふつうのにんげん。

信州に(形ばかりの)入試にやって来た周二は、大自然の中で心から「生きたい」と思う。日常的になっている「死」について考える。

兵隊になった”飛行機マニア”の俊一は、戦場でつくづく飛行機が嫌になる。飢えの苦しみ。戦闘行為ではなく、食べ物(魚)を求めて死にそうになる。戦争の悲惨さは、戦闘行為だけにあるのではない。

楡病院は医者も職員も患者も少なくなり、都に手放しみんなは疎開し、、、。北海道で農業をしようと準備していた欧州だが、土地は没収され。闇で手に入れてた品物も戦渦でなくし。戦前の資産は大暴落で価値がなくなり。

兵隊に駆り出される人びと、焼き出され路頭に迷う人びと。爆撃で、飢えで害される人びと。戦争を始める政治家や権力者は、被害を受ける者としての視点や肌感覚が欠如している、無知な人たちでしかない。戦争する人は、相手の立場を本当に理解していない、理解しようとしない人たちで、つまり現実を観る能力のない人たちなんだと思う。

現実を観る能力。兵器が高性能になればなるほど無くなっていく。ゲームのような、机上の計算、脳内の妄想。人間は無知でバカだということを理解してない。

そういう人間たちにお付き合いをしていては、貴重な人生が無駄になってしまう。ほんと、しょうがないなあ・・・。

庶民は、権力者や強欲な人たちがどうであれ、毎日の目の前の生活を、それこそ粛々となるべく有意義にやっていくしかないのだと思う。自分にできることをできるようにしていくだけ。ただ、生きる。よりよく生きる。心までは支配されないように・・・。

”滑稽”で”憐れ”な人間。でも、それぞれが一生懸命に生きている、愛しい人間。みんながんばってるのよね。幸せになりたいよね。


星5つ 

恐怖心が戦争(暴力や破壊や制裁、圧力)を生むのです。人間って、本当に弱虫だね。(どうせ、いつかは死ぬのに。それなら、よりよく、思いやりをもって仲良くできるように人格を向上させて生きなきゃ損なのにね。ケンカなんて損だからやめておきましょう。腹を立てるだけで損だよ。)

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節電!

2018年01月17日 | 日記

年末年始の電気代が4万を超えた・・・。去年より13000円も増えてる!
まずい、節電しなくちゃ。

まずは、原因。
年末にヒートショック対策で、脱衣所にファンヒーターを買いました。浴室暖房と一緒に使うと(父の部屋のエアコンもテレビも一緒)ブレーカーが落ちるので電気屋さんにコンセントを分けてもらいました。

800Wで3人使っても1日90円くらいか?これで、今回2000円くらい?

浴室の暖房(1100Wくらい)も合わせて5000円くらい?去年は浴室はあまり使わなかったのかな??

部屋で勉強するとき足が冷たいので、今年はこれを出してほぼ一日中使ってる。

それに、エアコンは日中消したときも風呂上がり用につけたり、朝起きる前にもつけてる。去年よりたくさん使ってるような気がする。一日つけっぱなしの方がいいと聞いたことがあるけど。エアコンをつけないときには手元用に電気ストーブ(控えめに330Wにして)を使ったり。

布団乾燥機(暖め)はまだ数回だから計算に入れなくてもいいか。

両親もそれぞれの部屋でエアコン、テレビ、電気毛布、こたつを使ってるけど、それはいつものことだから問題はない。暖房便座もトイレの湯もいつものこと。

一番の原因はワタシが部屋でぬくぬくし過ぎているってことか?

しばらくは暖かいようなので、手にはカイロ、首はネックウォーマーをして、エアコンはやめておこう。で、晴れたら歩く!外に出る!
布団乾燥機(暖め)は3分でいいな。来週、寒波が来たらエアコンの代わりに石油ストーブだな。

 

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「楡家の人びと 第2部」北杜夫

2018年01月15日 | 読書

歩かなきゃもう少し運動しなきゃと思いながら、寒いので外に出るのがおっくう。土曜日は昼寝をしたら、目がまわって気持ち悪くなったのでそのまま朝まで養生しました

動かず、机の前に座ってばかりいたら体調も悪くなりますね。体ってめんどくさい。
ああ、寒いのは苦手だ~。早く暖かくなれ~。歩かなきゃ~。動かなきゃ~。
でも、読書とお勉強は止められない~。

[北 杜夫]の楡家の人びと 第二部(新潮文庫)

【関東大震災による建物の消失、圧倒的なカリスマ性を誇った基一郎の突然の死。災いが続き衰退に向かう楡病院に、気位高く君臨する基一郎の長女・龍子、二代目院長を引き継いで病院経営と家庭の不和に悩む夫の徹吉、不幸な結婚で落ちぶれる龍子の妹たち、浮世離れした弟たち。時代は大正から昭和へ変わり、軍国主義の風潮が広がる中で、一族それぞれの運命は大きく分岐し変転する。】

楡家の人々は面白いというより、”滑稽”な人たちだ。”哀しい”人たち。というか、普通の人間はみんなそうかも。鷹揚で我が道を行く個性的な基一郎が築いた偉大な?楡病院。基一郎を崇拝する院代や長女龍子。

けれど、家族としては、バラバラで気位は高いがそれぞれに不満がいっぱい。冷たい母。龍子の夫の徹吉も次女聖子も三女桃子もみんな不幸だ。弟の欧州にしても米国にしても、都会の子、街の子。資産家の子なんだな。龍子の子ども俊一は医学よりも飛行機(戦闘機)が好きで、弟周二は気が弱い劣等生。藍子も、楡家の女たちはなぜかみんな我が強い。

女たちは愛情に飢え、男たちはひ弱なぼんぼん。ばあやがいて、やさしいのが救い。

滑稽な人たち。ユーモラスに描かれているけれど、それぞれの心情を観ればやはり憐れなというか、残念なというか、、、。

戦争の足音は大きくなるのに、人々は何の疑いもなく受け入れてしまう(田舎の人はもっと無関心だっただろうね)。情報の少なさ(新聞とニュース映画、ラジオ)なのか、教育(洗脳)なのか、娯楽の少なさなのか(まるでお祭り騒ぎ)、想像力の欠如なのか、、、それを「無知」というのか。

俊一は戦闘機マニアから愛国者へ、そして立派な軍国主義者へ。

俊一の友人城木は軍医として、真珠湾攻撃に参加する。

楡一族の物語であるとともに、第二次世界大戦に向かう社会の空気が描かれている。

今の日本の空気が、戦前の日本の空気と似ているようで恐ろしい。(キタを叩いている日米西側諸国。戦前の日本が今のキタと重なって見える)

どうしても敵を作りたがる人間。敵を作らなければ無敵(=最強)なのになあ。慈しみの心は最強なのになあ・・・

星4つ 

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布団乾燥機とコードレス掃除機

2018年01月12日 | お気に入り

昨日今日と、とぉっても寒い。
今朝は-5℃。布団からなかなか抜け出せませんでした。ゴミ出しは完全防備!


年末年始に家電を2つ買いました。どちらもオススメ。

ひとつは、アイリスの布団乾燥機

今年は電気敷毛布を使ってない(もう古いし、敷くのがめんどくさいし、線でよれるのが気になるし)なくても十分暖かい。電気敷毛布は寝る前に布団を暖めるだけに使うのがいいらしいです。返って熟睡できにくいとか。寝る前に暖めるだけなら布団乾燥機にしたほうがいいんじゃないかと、ホース式で超コンパクトなこれを近所のホームセンターで1万弱で購入。

ほんと小さくて、マジ簡単~
(冬布団乾燥、夏布団乾燥送風仕上げ、あたため、ダニ対策の4つの自動モード。手動で温度と時間選択も。靴や洗濯物乾燥にも使えるらしい)

 

アイリスオーヤマ 布団乾燥機 カラリエ マットなし パールホワイト FK-C2-WP【靴乾燥アタッチメント付】

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快適です 

それと、自分の部屋用に使ってたハンディクリーナーのバッテリーが1分ももたなくなったので、同じくアイリスの超軽量コードレス掃除機を買いました。

けっこうな時間もつ(標準で30分)ので自分の部屋だけでなくついでに家中手軽に使えて、これはいいです。ヘッドは小さめで狭いところも使いやすいし、スティックを外せば階段や車のシートなんかも。壁に磁石で立てかけられます(小さいので場所をとらずスッキリ)気がついたときにパッと手にとってサッと使えるのがいい。ハンディと変わらないくらい軽くて(1.2kg)、超楽ちん(1.5万弱。マキタのと変わらないね。十分です)  

 

アイリスオーヤマ 極細 超軽量 掃除機 コードレス スティック クリーナー パールホワイト IC-SLDC4

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 アイリス、やるね~。

 

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「楡家の人々 第1部」北杜夫

2018年01月10日 | 読書

[北 杜夫]の楡家の人びと 第一部(新潮文庫)

溢れる楽天性と人当たりの良さで患者の信頼を集めるドクトル楡基一郎が、誇大妄想的な着想と明治生まれの破天荒な行動力をもって、一代で築いた楡脳病院。その屋根の下で、ある者は優雅に、ある者は純朴に、ある者は夢見がちに、ある者は漠とした不安にとまどいながら、それぞれの生を紡いでゆく。東京青山の大病院と、そこに集う個性豊かな一族の、にぎやかな年代記の幕が上がる。】

相手が誰かも知らされないままいきなり仮祝言をあげさせられる桃子。活動写真通いで、”恋愛”を夢見ていた桃子は大ショック。滝のように涙を流し、、、。大物?基一郎のキャラもいいけど、桃子のキャラも惹かれる

関東大震災ではなんとか無事だった楡脳病院だったけれど、年末のもちつきの火の不始末で大火事になり、、、火災保険をケチってて、、、。

ドイツに留学していた長女の婿(北杜夫の父、斎藤茂吉がモデル)。大インフレで不穏なドイツ情勢の中、生活費を削って集めた医学書も、、、。

社会主義者気どりの使用人はいつの間にか愛国軍国主義者に?

親の反対をおして結婚した聖子は、貧乏で夫も酒癖が悪く、結核になり、、、。

大正時代の世相が、楡脳病院の人々を通して生き生きと映し出される。

中盤からどんどん面白くなった。
英語の勉強で?疲れた脳みそは、読書で休めます。

 

つづきの第2部が楽しみ。

星4つ  

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筆ぺんの練習をしています

2018年01月09日 | その他の趣味 楽しみ

1週間もブログをお休みしておりましたが、ぼちぼち活動を開始しております。

母とショッピングに行ったり(2回)、英語の勉強を再開したり、

そして今年は「筆ぺん」の練習を始めました。

「弘法は筆を選ばず」ですが、ワタシは弘法ではないので筆を選びます。”呉竹の完美王”の中字を使っておりましたが、力の入れ具合が難しいので今は極細。初心者には極細が書きやすいね。そのうち中字でも自由自在に?

一日に1ページが限界っす。集中力が・・・。

まずはこれを一冊終わらせます!

 

 

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2018年スタート!

2018年01月01日 | 日記

2018年

あけまして 
おめでとうございます !!

 

今年は、母がお屠蘇セットを用意してくれたので、一口いただきました。姪のネット検索によると、年の若い順に東に向いて飲むのだそうです(ほんと?)

こんなのうちにあったんだ。

母の順番。若い人(孫たちの)の元気をもらって、今年も健康でありますように

おせちとにぎり寿司(写ってない)は買いました。買うと楽だね。
でかいタラバガニは毎年お隣さんからの頂き物。有り難い
ぴいちゃんが学校で習って?作った菊花かぶの甘酢漬けもあります。
正月はやっぱりなまこに数の子、、、は昨日食べてもうた。

お腹がすいて待てないじいちゃんは先に飲み始めて、いつものように飲み過ぎて?動けず(弱くなったね。今年もその調子で、元気でいてくださいね


今年もどうぞよろしくお願いします


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