BAGWORKS バッグワークス

「BAGWORKS」 ブランド、豊岡鞄やファクトリーショップの情報をお届けします

型紙は鞄の設計図

2008-09-30 09:24:06 | 製造工程
鞄製造の基本であり、最も大切な作業と言っても過言ではない「型紙」づくり。
最近ではCADシステムなどの製図ソフトで作るところも増えていますが、バッグワークスは職人が手作業で行い、寸法を取る時も今なお尺単位を使っています。
例えば寸法に「43」と書かれていたら4寸3分という意味。
1分は約3.03mmに当たるのでcmで表すと13.029cm、およそ13cmということになります。
慣れるまではちょっとややこしい。
微妙な曲線を引くのには専用の定規もありますが、経験を基にフリーハンドでラインを引き、微調整することが多いです。
一番大きなパーツにはどの工程でも一目で分かるよう作業指示を書き込み、縫い付け部分や部品取り付け位置のガイドラインを入れ、これを使って生地の裁断を行います。
つまり型紙には鞄作りの全ての情報が網羅されているというわけです。
熟練した職人は型紙を見ただけで全体像がわかると言うので、僕たちもそこを目指して勘と技術を身につけていきたいと思います!



( 文:piggy / 写真:pouch)


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鞄が生まれる場所

2008-09-16 14:38:02 | 製造工程

今回はバッグワークスの工場内を鞄の製造工程に沿ってご案内します。

まず入り口から一番近い作業スペースでは、新商品の見本作りを行っています。
ボール紙を使って鞄の形を考え、大きさを決めていきます。
その隣は、型紙と生地の裁断を行う場所になっています。
およその寸法が確定したところでパーツごとに型紙を作り、それに合わせて手作業で生地を切り抜きます。

次の工程は縫製作業。工場の一番奥に置いているミシンで、切り抜いた見本用の生地を順につなぎ合わせ、鞄の形にしていきます。
全体のバランスや縫製をチェックしたら、試作品の完成!これに改良を重ね、細部の微調整を行い、お客様のご要望の物が仕上がったらいよいよ本生産へとコマを進めます。

本生産の場合は、型紙をもとに作った抜型と生地を裁断専門の職人さんへ裁断を依頼します。裁断された生地は、パーツごとに縫製職人さんにまわします。

全てのパーツが縫い合わされて工場にもどると、検品と仕上げ作業へ。鞄は全て裏返った状態で上がってくるのでひっくり返して形を整え、不良がないかどうかを丁寧にチェックし、商品によっては鋲打ちや部品の取り付けを行います。
最後に付属品をセットし、完成した状態でさらにもう一度検品を行います。

バッグワークスは特殊用途の鞄製造に力を入れており、サンプル作りを得意としています。工場では毎日試行錯誤を繰り返しながら、お客様の「こんな鞄があったらいいな」という希望を形にしています。


            

( 文:piggy / 写真:pouch)


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阪急百貨店イングス館にて

2008-09-12 12:00:44 | セミオーダー


2008年9月17~30日、大阪・阪急百貨店イングス館1Fにて、「豊岡バッグフェア」が開催されます。バッグワークスの「ターポリンシリーズ」イージーオーダー会も開催されますので、是非ご覧下さい。

9月20・21日は当社デザイナーがおりますので、いろいろとご相談下さい。あなただけの1品をお作りします。

阪急百貨店の「ings NEWS イングスニュース」秋号に、特集記事が掲載されています。

(12/Sep/2008)



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