普通の日々

風の向こうで さまざまな想いが霧のようにひそんでる(by/Hiroji Miyamoto)

お墓問題

2018-02-24 10:55:22 | 
昨日は父の命日でした。
一年前の朝、実家から電話があり「お父さんが・・・」と。
なんだかまるで実感がわかないまま一年が過ぎてしまいました。
先週、家族だけで一周忌の法要と納骨を済ませました。

父はもともと北海道の生まれで、祖父母はすでに亡くなっていて
ふたりとも小樽のお墓に眠っています。
本来ならば、長男である父が墓守となるわけなんですが、我が家は私と姉の二人姉妹。
父を小樽の墓に入れても、高齢の母は墓参もできず、もちろん娘の私たちも
そうそう行かれるわけもなく、その後の管理も難しくなります。
なので、数年前に祖母が亡くなって埋葬したときに、永代供養をお願いして
北海道にいる父のふたりの妹たち(ふたりとも嫁いでいます)が墓参できなくなったあとには
合祀してもらうように墓じまいの手続きをしました。

なので、両親は自分たちが入るお墓を新しく買う話を進めていました。
まだ父が元気だった時に、母の一番仲良かったすぐ下の妹(私のおば)が亡くなったとき、
おばが買っていた横浜のお墓の隣を母が独断で仮契約。
同居している私の姉(独身)がのちに猛反対。
母はもともと神奈川の人ですから、仲良しの叔母の隣のお墓に、と思ったのでしょうが
結局お墓の管理をするのは姉のわけで、なんでわざわざ横浜に、って。
そりゃそうなりますよね(笑)
私は家を出た身なので、思うところはあっても口出さず、のスタンスで静観。

結局時間経って冷静になった母が反省して横浜のお墓は解約することに。
でも、お墓って、まだ誰も入ってなくて墓石もなくても解約するの大変なんですね。
お金もけっこうかかるんです・・・。
その後しばらくお墓の話は禁句になっていたのですが。
突然の父の死に、さぁ大変。お墓が無い!
でも、やはりこれは長く関わる問題なので、焦らずじっくり話し合うことに(主に母と姉で)

お墓を買ったとしても、入るのは父と母と姉。さて、その後は誰が管理しますか?
樹木葬、散骨、納骨堂・・・いろいろ資料を取り寄せて検討した結果、
実家から車で10分くらいのところに新しくできた霊園に決着。
普通のお墓より少し小さなスペースで、でも墓石も建てられてお骨は6体まで入れるそう。
最後のお骨が入ってから(のちの管理者がいなくなってから)13回忌までは
霊園で祀っていただけて、その後合祀となるシステム。
お線香やお花は合同であげる場所があるので、個人の墓石の前は常にクリーン。
お掃除も霊園でしっかりやってもらえます。
墓石にはそれぞれ好きなデザインが彫れるので、〇〇家 じゃなくてもよくて
我が家のは生前に父が書いた「和」という字が彫ってあります。
6体まで入れるので、私もこっちに入れてほしい(笑)

子どもに迷惑かけないようにと、子どもに相談せず生前にお墓を買ってしまう人も多いようですが
核家族化が進む現代では、お墓問題ってなかなか大変ですよね。
数年前に亡くなった叔父は、今時のマンション型墓地に入りました。
テレビで見るたびに「あんなの嫌だわ~」と義母は言ってますが(笑)
関内駅から徒歩10分の好立地、きれいで清潔、夏は涼しく冬は暖かく、掃除の必要もない。
インターネット墓参もできる!便利で良いな~と私は思うけど。

父が眠る霊園のすぐ横には川が流れていてほとりはずっと桜並木です。
春のお彼岸にはお花見ができるかな、楽しみです。

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1 コメント

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墓じまいについて (中野・杉並行政書士事務所)
2018-02-26 11:48:23
はじめまして。実家の墓じまいがきっかけとなり、業務としても墓じまいを扱うようになりました中野・杉並行政書士事務所と申します。
弊所でも、実家の墓じまいを通じて気づいた点や費用の目安などをHPにて解説しておりますので、宜しければご参照ください。
【参照】http://a-kuyou.com/
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