普通の日々

風の向こうで さまざまな想いが霧のようにひそんでる(by/Hiroji Miyamoto)

歌舞伎鑑賞教室

2014-06-16 15:17:48 | キモノ
国立劇場での歌舞伎鑑賞教室へ着物友たちと行ってきました。
今年で3回目、かな?この時期恒例の行事となってきました。
この歌舞伎鑑賞教室は学生や若い人に歌舞伎を知ってもらう、という趣旨ではじめられたもので
ほとんど中高生の芸術鑑賞の授業として観劇に来る団体さんで劇場はいっぱいです。
一般の人でも入れますが、一般向けの席は僅少なので、チケットを取るのがなかなか大変なようです。
いつも着物友のTさんがチケット手配してくれるので、この恩恵に預かれてます。感謝♪

内容は前半が「歌舞伎のみかた」で若い歌舞伎役者さんが、歌舞伎のステージの仕組みや鳴り物や衣装など
歌舞伎の豆知識的なことをわかりやすく解説してくれます。
今回の解説は中村虎之介さんでした。
昨年もメインではなかったけど、解説者として登場。1年でずいぶん身長も伸びて大人っぽくなってました。
歌舞伎ってみんな子役から舞台に上がってその成長過程が見られるので、ファンは母親目線で見守ってしまうのね。
「あー、大きくなったわねー。」とか「声変わりしたのねー」とか(笑)
親子2代3代とファンになっていく気持ちがわかります。

後半は歌舞伎演目『ぢいさん、ばあさん』森鴎外の小説が原作の新作歌舞伎です。
台詞まわしも難しくなく、若い人にもわかりやすい内容です。
主演は中村橋之助さんと中村扇雀さん。
そしてお二人のご子息である中村国生さん、中村虎之介さんとの親子共演も見どころ。
これも母親目線を刺激する演出ですよね(笑)
扇雀さんの老婆の演技が素晴らしかったわー。若い役者さんたちのひたむきさと円熟期の役者さんとの対比もおもしろいです。

いまだ歌舞伎座デビューは叶っていないワタクシですが、歌舞伎の魅力にはずぶずぶっとはまってきております。
Tさん、ありがとう~~!またお願いします!

ご一緒したTさんとUさん。麗しい涼やかなバックシャンマダムたち。(あ、もちろん前からも素敵です!)


そしてワタクシ。「ぢいさん、ばあさん」のポスター前でぢいさん、ばあさん、&おばはん の図。
まだ6月ですが30度超予報だったので、藍絣の小千谷縮。麻です。襦袢も足袋も帯も麻です。
帯回りはこんな感じ。

帯留はアンティークのブローチ。

歌舞伎のあとは大急ぎで汐留へ移動。駆け込みでパナソニック汐留ミュージアムでの『フランス印象派の陶磁器』展へ。
日本美術への憧憬や影響が色濃く感じられる作品たち。みな素敵だったのだけど、一層日本人の美意識の高さや
感覚の鋭さなどが感じられるものでした。日本人ってすごい!

このあと軽くハイボールで喉を潤して解散となりました。芸術文化に触れた楽しい1日でした!


ランチも美味しかった!この3番目のパスタ、いわしとフェンネルのパスタがとっても美味しかった!
パスタの名前、2回も聞いたのにやっぱり忘れてしまった(笑)
それと、このときいただいた赤ワインがとっても好みの味だったのだけど、名前を聞き忘れてしまったー。
美味しかったなー。

メトロック!

2014-06-09 15:15:24 | 音楽

もう2週間も経ってしまいましたが・・・5月の終わり、初めての本格野外フェスに参戦してきました~。
野外フェスは若者の祭典・・・的な思いもあったし、体力気力天候にあちこちいろいろ影響されるアラフィフには
フェスはー、野外はー、やっぱキツイっしょ。
と二の足を踏んでいたのですが、メトロック。場所は東京の新木場の若洲公園と近い。(新潟・ひたちなか・仙台に比べたら)
日帰りできる。コンパクトなステージ配置で移動も楽?
5月という時期的に気候もよろしい。
何よりエレカシが出る!ってことで、オサムの会メンバーのIちゃんEちゃんとアラフィフトリオで野外フェス初参戦してきました~!

ま、フェスなんで二日間あって、昼間っから夜まで3つあるステージで数組のバンドがやってるわけなんですが
初参戦だし。アラフィフだし。暑いし(快晴だったんだけど海近くなので心地よい潮風が吹いてました)
会場入りは二日目のエレカシ始まりの6時前に入ればいいよねーー、な乗りで行きました。

それでもせっかくなので、1時半ごろに新木場駅で待ち合わせ、バスで会場入り。(シャトルバスは1時間待ちだったので都営バスで)
会場着いたら、そりゃ、若者ばっかり(笑)
自分たちの子供と同年代もしくはそれ以下!若いぞ!
まわりをぐるりと見渡して。。。一生懸命探しても、自分たちより上世代を見つけられず・・たぶん同世代もいない。
おそらくこの会場最年長グループ(笑)

開き直って楽しもーぜ!

フェス飯なぞ食べたりして。もちろんビールで渇きを癒し。
フードエリア近くのステージではどうやら『KANA-BOON』が演奏中。
次男の同級生に聞いた「おすすめバンド」のひとつ。うーーん。音聞いてる限りではたてのり系?
オバサン無理(笑)
さーっと聞き流してメインステージへ移動。
最初に見たのは『telephones』若い!若いよ!後ろの方で遠巻きに見てたんだけど、前の若い子たちはすんごい踊ってる!
ボーカルの子も「DISCO!」連呼。声高い!みんな踊る。つられてオバサンも踊る(笑)意外と楽しい!
Eちゃんが「ふ○っしーの声にそっくり!」というのに大受け。
ファンの子には怒られるだろうが、「ひゃっはー!」「なっしー!」とか言いながらジャンプするおばさん。楽しかった。
パーカッションの子かな?ステージおりて会場中全速力で走り回って私たちのいる後ろの方にも来て盛り上げてた。
そしてオタ芸?あのすごい体力使いそうな踊りを覆面して踊ってる子もいた。
なんか、すごいわ。異次元空間。

移動がめんどくさいので、同じステージで次の出演者を待つ。『パフューム』さん。
アイドルかと思ってたけど、けっこうフェスにも出てるんですねーー。
私たちの前方にいた外人カップルがとにかくうざくてその場にいるのが嫌になったので、途中でトイレタイム。
パフュームのステージが終わると同時にステージ前へぐんぐん移動。次はエレカシなのだ!
まぁまぁなポジションを確保してステージ始まるまで40分くらい待ちーー。このときが一番疲れたわ。

でもでも。やっぱりエレカシ!ミヤジ!サイコー!
私の前にいた若いにーちゃんは、たぶんエレカシファンではなかったのだろうけど(乗り方がわかってなかったから)
でもどんどんエキサイトして最後はノリノリで楽しんでた。
終わってみんなバラバラと引き上げるとき、あちこちで「エレカシかっけーー!」って声が聞こえて
「そうでしょ、そうでしょ。かっこいいのよ。」なんて母親目線で思っちゃったわ。

このあとサカナクションもあったんだけど、私は早く帰りたかったのでここで終わりにして家路へ。
野外フェスはいろいろ心配事も多いけど、やっぱり楽しい!
Iちゃんが、「太陽の下踊ってる若者たち、健全だよねー。」って。ホントにそう思う。
若者よ、フェスへ行け!

おばさんもまた行きたい!