〈道徳版〉司法書士 籔内明(藪内明、薮内明)のブログ

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狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり。

2022-09-03 05:20:51 | 日記

「狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり」とは、出典が『徒然草』であり、その意味としては、狂人のフリをすれば、それは実際に狂人である、と以前教えられました。確かに、狂人のフリをして他者に暴行を働けば、内心はともかく、暴行という行為自体が狂気染みていて狂人と評価される余地があります。何より、被害者が存在しますから、被害者を発生させるという点でも狂人染みています。 僕の実体験としては、以前ネットの有名人に対する誹謗中傷が酷いことに見かねて、このまま安全な場所に避難していていいのか。安全な場所から誹謗中傷を注意しても当事者としての経験がない分説得力がないと思い、ネットの誹謗中傷の世界へ当事者(加害者としても被害者としても)として飛び込みました。自分が誹謗中傷の被害者になるためには、わざと自身に対する誹謗中傷を誘発するような狂人を演じればいいと考えたのです。結果として予想よりも遥かにネットの誹謗中傷(加害者としても被害者としても)は辛いものでした。この経験がない人が、ネットの誹謗中傷なんか気にするな、と指摘をしても全く説得力がないことも分かりました。そして周囲の目の中にも、僕を狂人扱いする人達が出てきて日常生活に支障が生じたのです。僕は狂人ではない、狂人のフリをしていただけだ、と主張しても、あなたの言い分なんて誰も信用しない、と言い出す者まで現れました。 しかし、僕はこの辛い経験があったからこそ、ネットの誹謗中傷は、駄目だと堂々と主張できるのです。籔内明。