つなぐを見ますた。
ああ、一回だけでいいから
ああして会いたいなあと思いますた。
不思議なのは
死者のほうは
まるで恨み言を言わないってこと。
若くして亡くなったら
無念でしかたないだろうに。
実際、死んだ状態で
彼らはもう時が止まったなかで
過ごしているんだけれど。
観念というか
すべて捨て去ったというか。
もう二度と戻れないことを
わかってしまっているってのが
よく描かれているなっと。
ほんとうに
一回だけ会えたら。
何をどう話すんだろう。
どんな顔して会うんだろう。
実際の、もう向こうにいってしまった彼らは
悲しみはあるけれど
表情が穏やかで。
その表情に生きてるこちらが
救われるというか。
死ってなんだろう。
何が変わるんだろう。
二度と戻れないとわかったら
どう思うんだろう。
そんなふうに
グルグル考えながら
眠りにつきますた。
とりあえず
生きている間は
頑張らなくちゃねと。