大阪府箕面市。
ここは縄文時代の遺跡はあれども、弥生時代・古墳時代の遺跡・古墳は極端に少ないです。
その理由は1つ。稲作には適さない土地だったからです。
石ころだらけの地層で保水力がなく、溜池が必要なため、
その土木能力がない弥生時代の遺跡は少なく、
古墳時代には、西の為奈国と東の三島国の国境地帯であったため、
古墳の数も、隣接していいる豊中・茨木・池田に比べ、極端に少ないのです。
しかもほとんどが、破壊・消滅しています。
桜ヶ丘古墳群とか新稲古墳群といった小規模の古墳だありましたが、
その中で、かろうじて残っている古墳は3基のみ。
そのうち2基は神社の神殿になってたり(稲荷社古墳)、
石が数個ある原形を留めていない古墳(中尾塚古墳)だったりします。
唯一、古墳らしいのが新稲(にいな)古墳。
スカイアリーナに上る道の横にあります。
パッとみ、分かりませんが、
近づくと・・・・
あった!
墳丘は流失してありませんが、円墳のようです。
横穴式の石室が残っています。
石室上部の石に木が立っているのが、すごい!
(★´゜□゜)...。oо○スゲェェェ!!
入る時は、蜘蛛の巣にご注意を!
頭にくっついた'`,、'`,、(´Д`;)'`,、'`,、━笑
木の根は何処なのか、石室内には貫通してませんでした。
被葬者は不明ですが、たぶんこの辺りの渡来系豪族・秦氏の関係ではないかと思われます。
思いっきり近所ですが、全く知りませんでした。
看板や、案内板などは全くなく、
石室の入り口に教育委員会の案内板があるのみ。
全く目立たないトコにあります。
一度、行ってみて
大阪府箕面市 新稲古墳