書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

百人一首 阿倍仲麻呂

2010-05-22 09:24:06 | Weblog
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも

吉備真備と一緒に遣唐使として唐に渡ったが、
帰国の際し安倍仲麿は唐の要職に付いており帰国できなかった。
その後、三十猶予年後、仲麻呂は帰国の機会を得たが乗船の難破で帰国を果たせなかった。
結局、仲麻呂は帰国を叶えられることなく当地で生涯を終えた。
陝西省西安市にある興慶宮公園の記念碑と江蘇省鎮江にある北固山の歌碑に阿部麻呂作の詩が残されている。
翹首望東天
神馳奈良邊
三笠山頂上
思又皎月圓
表記の和歌を漢詩に詠んだものだと伝わっているが、和歌が先か漢詩が先かは判らない。

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