欧陽洵・九成宮醴泉銘(632) 2006-07-09 06:42:22 | Weblog 太宗が避暑に訪れた九成宮の一隅に甘美な湧水を見出し、 これを記念して建立した碑、欧陽洵76歳の書作である。 故宮址に原石が残る。 古来、「楷法の極則」と称される。 重厚な筆致で揺るぎ無い構築性を誇る。 前作、化度寺ヨウ禅師塔銘の一年後の作であるが、 突然変化とも言える変貌を遂げている。 これは書の目的に因るのであろうか。 古今の名だたる書家でこの九成宮醴泉銘を完璧に臨書出来たと豪語した人は居ない。 まして、我々なんぞが何をかいわんや、だ。 « 欧陽洵・化度寺ヨウ禅師塔銘... | トップ | 欧陽洵・皇甫誕碑(627-649) »
コメントを投稿 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する