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今日はお盆明け。
我が家も両親をつい先ほど送り届けて参りました。
この家には、確かな気配が致しますので(笑)
お盆に提灯を持ってお迎えに行き、
又、提灯を持って送っていく・・というのも何だか不思議なのです。
でも、お盆入りには好きだった果物や豪華なお花や
仏間にはちゃんと二人の座布団まで用意して
帰ってくるのを待っているんですよね。
キュウリとナスに足をつけて、13日には玄関から上がってくる様子、
16日には玄関の外に出して帰る様子。
せっかく帰ってきているのだから・・と、外出もせず・・。
温かくて、安心して、幸せな気分が味わえる。
お盆ってやっぱり特別な日。
毎回、そんなふうに思います。
姪達は母の時は臨終が病院でしたので天国へ昇った瞬間は知りません。
父の時は、自宅で看取りましたので
天国へ昇った瞬間を見届けることができました。
目を見つめ、手を握り、父に感謝の言葉をかけ、
最期の最期まで父のぬくもりを身体に感じながら見送りました。
父にとっても、私達にとっても、姪達にとっても
それはそれは、本当に幸せな時間だったと思っております。
さてこのお盆、正しくは「盂蘭盆会」といい、餓鬼道に落ちて苦しんでいる
弟子の母親を救うために、お釈迦様が供養を勧めたという仏事が始まりと
されていますよね。地方によって様々な風習があるようです。
お寺の宗派によっても盆棚の作り方には違いがあるようですし、
全くお盆様の飾りもしない宗派もあります。
でも、日本の年中行事として仏壇のないお宅でも
ご先祖様への感謝の気持ちを込めて、季節の果物やお花を飾り
目に見えない祖霊の存在を子々孫々と伝えていく・・
そんな事の中から家族の絆や生命の流れ、そして生かされているという事を
家庭の中で伝えていくことも大切だと思います。
丁寧にこういう事を行うことで、自然や先人の恩恵に気づき
自分を見つめ直す中から心や魂の成長に繋がっていくのではないでしょうか。
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