・・・・・・・・・・・・・・・・・・続きです
スティーブンは、養母から虐待を受けていた。
犯行時は、その頃の12歳に戻っていたのかも。
オリベット
「・・・お酒と打撲で、抑圧されていた記憶が解放され
スティーブンは、12歳の少年に戻り、虐待におびえていたのよ」
クレア&シフ、同情的に。しかし、マッコイは頑張る。
「・・・スティーブンは、午前2時にラーナー夫妻の寝室に侵入した。
当然被害者は、寝ている時間だ。
危険がないと、分かっていた以上、正当防衛ではない」
法廷 専門家が登場
催眠状態のスティーブンは、12歳だと考えられる・・・
「(12歳のスティーブンは)両親を、とても愛していました。
被虐待児の愛は、混乱や恥や罪悪感、特に恐怖心によって抑えられます。
スティーブンは、火傷を負わされ、叩かれました。
・・・自分が殺されると思い、親を殺害したかったのでしょう・・・」
マッコイ、殺害されたのは、スティーブンの養父母ではないと。
全く関係のないラーナー夫妻であったことを、強調。
スティーブンの養母である、バートレット夫人の証言
スティーブンへの虐待を認める・・・アルコール依存症であった・・・
スティーブンに辛くあたってしまった、と。
叩いていた・・・手で・・・そして靴や瓶でも・・・
ある日の午後、ウオツカを飲んでいた。スティーブンは居間でTVを。
自分がソーダ缶を蹴ると、中身がカーペットに・・・新品だった・・・
・・・スティーブンにタバコの火を押し付けた・・・あの子は台所に逃げた・・・
私は肉切り包丁を持って・・・その時、夫が帰ってきた・・・
・・・・・翌日から、治療を開始した・・・
マッコイ、反対尋問 ちょっと神妙に
「包丁で襲った時、スティーブンの年齢は?」「12歳でした」
「この9年間で、叩いたことは?」「・・・ありません」
「今もスティーブンと一緒に暮らしていますか?」「はい」
検察トリオ
陪審員は、被告人であるスティーブンに同情的だ。
養母の話は、確かに涙を誘う。
養母は、息子を助けようと、誇張して話していないか?
養母しか証言していない、とマッコイ。養父は?
「・・・養父に裏付けさせれば、弁護側に有利だったのに、
なぜ養父に、証言させていないんだ?」
法廷 バートレット、証言台へ。マッコイの質問
妻の問題の深刻さに、気が付いていなかった。
そして、息子への虐待にも・・・
当時は、家にいるより、オフィスにいる方が多かったのだ・・・
「・・・もし違っていたら、訂正して下さい・・・
キンケイド検事補に、言いましたよね・・・
“毎晩、野球の練習に付き合った。1週間休んで、数学を教えた”」
「その頃は妻の治療後で、仕事も軌道に乗っていた」
「息子さんと、親密な関係のように思えます」
「そうだ。自慢に思っている」
「息子さんに、頼られていましたか?」
「そうだと思う」
「数学が分からない時や野球に関しては、あなたに助けを求めた。
だが奥さんに虐待されても、あなたに打ち明けなかったのですね?」
「息子は、まだ子供だったんだ」
「・・・・(マッコイ、思案中)・・・息子さんを、虐待しましたか?」
「私は仕事ばかりで、息子につらい思いをさせた」
「靴で殴ったことは?」「ない」
「では、瓶では?」「ない」
「何度、タバコの火を?」
「息子を傷つけたことは、一度もない」
「しかし、彼は恐れて・・・」
「それはウソだ!お互い、愛し合っていた!」
「では、あなたを殺す理由は、なかったのでは?」
判事、検察&弁護士を執務室へ呼ぶ。
マッコイ、バートレットは、一度も息子を虐待したことがない、と言ったが・・・
「・・・養母に殺されると、被告人が信じていたのなら、正当防衛です。
だが養父は、彼を傷つけてはいなかった。
養父から、身を守る理由がないはずです。
・・・・・・・・
判事、アイリーン・ラーナーの殺害について、起訴を取り下げます。
デビッド・ラーナー殺害、だけに。
・・・・・・・
陪審員には、正当防衛を考慮しないよう、説示をお願いします・・・」
弁護士、異議を申し立てるが、判事は却下。
検察の申し立てを、了承すると。「合法だ」
法廷 判事の説示
「・・・次のように、指示します・・・
正当防衛の結果、この殺人が生じたという、
正当化の積極的抗弁を、考慮に入れてはなりません・・・
つまり判断するのは・・・
第2級謀殺のあらゆる要素を、検察側が十分示したか、ということです。
つまり・・・死を引き起こそうとする意志があったか、
そして実際に死亡させたかどうかです・・・」
評決 1件の第2級謀殺で、有罪
総括 マッコイ&クレア
「・・・ギリギリで勝ったわ。
でも25年の刑が、本当に正しいのかどうか・・・」
「解放すべきだと?」
「・・・病院という選択肢が」
「法には、その選択肢はなかったようだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・はいはい、感想は後で(ペコリ)
スティーブンは、養母から虐待を受けていた。
犯行時は、その頃の12歳に戻っていたのかも。
オリベット
「・・・お酒と打撲で、抑圧されていた記憶が解放され
スティーブンは、12歳の少年に戻り、虐待におびえていたのよ」
クレア&シフ、同情的に。しかし、マッコイは頑張る。
「・・・スティーブンは、午前2時にラーナー夫妻の寝室に侵入した。
当然被害者は、寝ている時間だ。
危険がないと、分かっていた以上、正当防衛ではない」
法廷 専門家が登場
催眠状態のスティーブンは、12歳だと考えられる・・・
「(12歳のスティーブンは)両親を、とても愛していました。
被虐待児の愛は、混乱や恥や罪悪感、特に恐怖心によって抑えられます。
スティーブンは、火傷を負わされ、叩かれました。
・・・自分が殺されると思い、親を殺害したかったのでしょう・・・」
マッコイ、殺害されたのは、スティーブンの養父母ではないと。
全く関係のないラーナー夫妻であったことを、強調。
スティーブンの養母である、バートレット夫人の証言
スティーブンへの虐待を認める・・・アルコール依存症であった・・・
スティーブンに辛くあたってしまった、と。
叩いていた・・・手で・・・そして靴や瓶でも・・・
ある日の午後、ウオツカを飲んでいた。スティーブンは居間でTVを。
自分がソーダ缶を蹴ると、中身がカーペットに・・・新品だった・・・
・・・スティーブンにタバコの火を押し付けた・・・あの子は台所に逃げた・・・
私は肉切り包丁を持って・・・その時、夫が帰ってきた・・・
・・・・・翌日から、治療を開始した・・・
マッコイ、反対尋問 ちょっと神妙に
「包丁で襲った時、スティーブンの年齢は?」「12歳でした」
「この9年間で、叩いたことは?」「・・・ありません」
「今もスティーブンと一緒に暮らしていますか?」「はい」
検察トリオ
陪審員は、被告人であるスティーブンに同情的だ。
養母の話は、確かに涙を誘う。
養母は、息子を助けようと、誇張して話していないか?
養母しか証言していない、とマッコイ。養父は?
「・・・養父に裏付けさせれば、弁護側に有利だったのに、
なぜ養父に、証言させていないんだ?」
法廷 バートレット、証言台へ。マッコイの質問
妻の問題の深刻さに、気が付いていなかった。
そして、息子への虐待にも・・・
当時は、家にいるより、オフィスにいる方が多かったのだ・・・
「・・・もし違っていたら、訂正して下さい・・・
キンケイド検事補に、言いましたよね・・・
“毎晩、野球の練習に付き合った。1週間休んで、数学を教えた”」
「その頃は妻の治療後で、仕事も軌道に乗っていた」
「息子さんと、親密な関係のように思えます」
「そうだ。自慢に思っている」
「息子さんに、頼られていましたか?」
「そうだと思う」
「数学が分からない時や野球に関しては、あなたに助けを求めた。
だが奥さんに虐待されても、あなたに打ち明けなかったのですね?」
「息子は、まだ子供だったんだ」
「・・・・(マッコイ、思案中)・・・息子さんを、虐待しましたか?」
「私は仕事ばかりで、息子につらい思いをさせた」
「靴で殴ったことは?」「ない」
「では、瓶では?」「ない」
「何度、タバコの火を?」
「息子を傷つけたことは、一度もない」
「しかし、彼は恐れて・・・」
「それはウソだ!お互い、愛し合っていた!」
「では、あなたを殺す理由は、なかったのでは?」
判事、検察&弁護士を執務室へ呼ぶ。
マッコイ、バートレットは、一度も息子を虐待したことがない、と言ったが・・・
「・・・養母に殺されると、被告人が信じていたのなら、正当防衛です。
だが養父は、彼を傷つけてはいなかった。
養父から、身を守る理由がないはずです。
・・・・・・・・
判事、アイリーン・ラーナーの殺害について、起訴を取り下げます。
デビッド・ラーナー殺害、だけに。
・・・・・・・
陪審員には、正当防衛を考慮しないよう、説示をお願いします・・・」
弁護士、異議を申し立てるが、判事は却下。
検察の申し立てを、了承すると。「合法だ」
法廷 判事の説示
「・・・次のように、指示します・・・
正当防衛の結果、この殺人が生じたという、
正当化の積極的抗弁を、考慮に入れてはなりません・・・
つまり判断するのは・・・
第2級謀殺のあらゆる要素を、検察側が十分示したか、ということです。
つまり・・・死を引き起こそうとする意志があったか、
そして実際に死亡させたかどうかです・・・」
評決 1件の第2級謀殺で、有罪
総括 マッコイ&クレア
「・・・ギリギリで勝ったわ。
でも25年の刑が、本当に正しいのかどうか・・・」
「解放すべきだと?」
「・・・病院という選択肢が」
「法には、その選択肢はなかったようだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・はいはい、感想は後で(ペコリ)