アパートの空室の前で、男性が殺害されていた。
投打されていて、致命傷は頭部への強打。そして毛布が掛けられていた。
宅配の注文があった形跡が。空室に届けるよう電話があったのか。
宅配は中国料理だった。店を探すブリスコー&グリーン。
ある中国料理店が浮上。被害者は店主のナイ。
ナイ夫人に話を聞く。
自分を自宅に帰し、夫は残って仕事をしていた。
アパートの付近で不審な人物を割りだそうとする。
ナイに掛けられていた毛布は、ある男性ホームレスのものだと分かる。
27分署で、ホームレス男性に話を聞く。
・・・この時、グリーン、スイーツのお皿を取り上げましたとさ。
で、話し出したら、差し出すし・・・(笑)
自分は少年たちに追い出された。その時毛布も奪われた、と。
10代の少年たち。男が4人、女が1人。
アパートの空室には鍵がかかっていたはずだ。
しかし、誰が鍵を開けたのか?
この空室の前の住人夫婦。
自分たちがいた時は、留守の間は夫の妹に使わせていた、という。
目撃者の話から、少女がいたことも分かる。
前住人の妹ベリーのことなのか。またベリーのBFミッチもいたようだ。
ミッチ・レーガンの自宅へ。母親が対応に当たる。
ミッチは父親の仕事を手伝っているという。
しかしそこには、事件現場で目撃された青い自動車が。
27分署でミッチに話を聞く刑事コンビ。
車の中に、中国料理の食材と思われるものが発見された。
衣服も調べている。通話記録も調べる・・・・
「・・・僕じゃない。彼を殴っていない」「誰だ」
「僕らは金がなかった」「“僕ら”って」
「僕とヘザー、ピーターとクリスとニックだ。
中国人の男が怒って小競り合いに。ピーター・フランコが彼を殴った」
でもピーターに殺す気はなかったんだ」
「毛布は?」「僕が後で掛けた。それしかしていない」
取調べ室の外で、様子を見守るヴァン・ビューレン&マッコイ。
ミッチが実行犯だと確信。白々しいウソ。人のせいにする冷静さ。
「殺人で逮捕しろ。明確な殺意があった」
「恋人は?」
「彼女の携帯で、店に電話してる」
「全員現場にいたと証明できる。連行しろ」
そして10代の若者5人が逮捕へ。
ミッチ・レーガン。ハリス・ドネルズ。ピーター・フランコ。
ニック・シムズ。そしてミッチの恋人ベリー。
罪状認否。アビー。
「・・・第1級謀殺の適用は、犯行時18歳以上なので該当はレーガンのみですが、
全員の再勾留を求めます」
「全員10代で逮捕歴はない」
「レーガンには、暴行歴があります」
「それは非公開です」
「この後すぐ公開を求める申請をします」
弁護側から、裁判分離の申し立てが。
皆がそれぞれの立場で、敵対する者も。
その中の1人、シムズと取引の話をする検察コンビ。
ニックは、事件の状況を話し始める・・・・
アパートで酒やタバコを楽しんでいた。
腹が減って来たので、ミッチが「中国料理を注文しよう」と。
金は払わず、取り上げる気だった。
「・・・男が来ると、
ピーターとクリスがホームレスの毛布をかぶせ階段から落とした。
(僕は)ミッチと室内にいた。
起き上がろうとした彼を、ミッチが押さえつけた。
そしてピーターとクリスとミッチが、ボコボコに殴ったんだ。
・・・・動かなくなるまで」
検察トリオ。事件の詳細を精査する。
生きていて命ごいするナイに、コンクリートの塊で頭を強打。
ミッチ・レーガンの仕業だ。
“顔を見られたから殺そう”と、レーガンが言った、と。
そして皆を車に乗せてクイーンズへ。
「・・・レーガンの死刑も検討せねば」「何ですって。ちょっと待ちなさい」
「強盗を持ちかけ、殺人を扇動したのはレーガンです。
仲間の賛同を得られず、自らケリをつけた」
「18歳になったばかりよ」
「車の中で、注文した料理を食べています」
「16歳の誕生日の2カ月前に、暴行で逮捕歴があります」
「年齢のお蔭で、重罪を免れた」
「被害者は、右目を失明しました」
「・・・主張は分かるけど、10代の子に死刑を科したくない」
「彼だけが10代だからと、特別に?」
「どういうこと?」
「コカインを売る黒人の子を、日常的に終身刑にしてる。
それが郊外の子なら、リハビリ施設に入れようと躍起になる」
・・・そこに電話が。裁判所からアビーへ。
「今は薬物事件ではなく、死刑の話をしているのよ」
「だからこそ、客観的な姿勢を示すべきです。死刑に相当します」
アビー
「レーガンに先手を打たれました。判事に有罪答弁を認められ、終身刑に」
判事の執務室。
検察、レーガンの有罪答弁を無効にするよう申し立てる。
死刑を求める通知を提出すれば、有罪答弁は行えない、と。
まだ猶予期間がある。
判事、検察を支持。有罪答弁は無効に。
ルーウィン、検事局の上級スタッフを集め、意見を聞くことに。
検事室の一室。
ルーウィン、マッコイを含め、計10人が集まる。
「執行停止が主流の仲、死刑を求刑できる?」
「問題ないと思います。停止になる理由は2つ。
無実の可能性がゼロでない場合と、弁護人が無能な場合です。
本件では、犯人というのは明らかだ」
「それに弁護人の能力も問題ない」
「ガイドラインについては?」
「過去の暴行を前歴と考えるべきです」
「なぜ?」
「16歳の誕生日2カ月前に、重傷を負わせました」
「動物虐待で隣人に申し立てられた件は、今回考慮に入れてない。
明確な記録がなかった」
「甘くするのは終わりよ」
「この犯罪の凶悪性は、被害者の命の軽視にあります」
「なぜ、年齢について議論がないんだ」
「議論は構わないが、
年齢が他のすべての条件を無視する理由となるなら問題だ」
「そうだな。立法機関は18歳で線引きした。曖昧にすべきではない」
「裁量権の行使は、どうなの?」
「検事長に賛成だ。簡単に線引きではない。
彼には家族がいて、父親の店で働いていた」
「それが何だ」
「更生の機会がある」
「一部の子だけ?白人でクイーンズ在住。
それは減刑理由にならない」
「白人かどうかは問題ではない。
死刑を求めないと決定すれば、アジア人社会に差別と受け取れられる」
「そんな理由で死刑にしない」
「皆、分かっています。
だが死刑を求めないという結論にも、正当な理由がなければならない」
・・・・・・・・・・続きます
投打されていて、致命傷は頭部への強打。そして毛布が掛けられていた。
宅配の注文があった形跡が。空室に届けるよう電話があったのか。
宅配は中国料理だった。店を探すブリスコー&グリーン。
ある中国料理店が浮上。被害者は店主のナイ。
ナイ夫人に話を聞く。
自分を自宅に帰し、夫は残って仕事をしていた。
アパートの付近で不審な人物を割りだそうとする。
ナイに掛けられていた毛布は、ある男性ホームレスのものだと分かる。
27分署で、ホームレス男性に話を聞く。
・・・この時、グリーン、スイーツのお皿を取り上げましたとさ。
で、話し出したら、差し出すし・・・(笑)
自分は少年たちに追い出された。その時毛布も奪われた、と。
10代の少年たち。男が4人、女が1人。
アパートの空室には鍵がかかっていたはずだ。
しかし、誰が鍵を開けたのか?
この空室の前の住人夫婦。
自分たちがいた時は、留守の間は夫の妹に使わせていた、という。
目撃者の話から、少女がいたことも分かる。
前住人の妹ベリーのことなのか。またベリーのBFミッチもいたようだ。
ミッチ・レーガンの自宅へ。母親が対応に当たる。
ミッチは父親の仕事を手伝っているという。
しかしそこには、事件現場で目撃された青い自動車が。
27分署でミッチに話を聞く刑事コンビ。
車の中に、中国料理の食材と思われるものが発見された。
衣服も調べている。通話記録も調べる・・・・
「・・・僕じゃない。彼を殴っていない」「誰だ」
「僕らは金がなかった」「“僕ら”って」
「僕とヘザー、ピーターとクリスとニックだ。
中国人の男が怒って小競り合いに。ピーター・フランコが彼を殴った」
でもピーターに殺す気はなかったんだ」
「毛布は?」「僕が後で掛けた。それしかしていない」
取調べ室の外で、様子を見守るヴァン・ビューレン&マッコイ。
ミッチが実行犯だと確信。白々しいウソ。人のせいにする冷静さ。
「殺人で逮捕しろ。明確な殺意があった」
「恋人は?」
「彼女の携帯で、店に電話してる」
「全員現場にいたと証明できる。連行しろ」
そして10代の若者5人が逮捕へ。
ミッチ・レーガン。ハリス・ドネルズ。ピーター・フランコ。
ニック・シムズ。そしてミッチの恋人ベリー。
罪状認否。アビー。
「・・・第1級謀殺の適用は、犯行時18歳以上なので該当はレーガンのみですが、
全員の再勾留を求めます」
「全員10代で逮捕歴はない」
「レーガンには、暴行歴があります」
「それは非公開です」
「この後すぐ公開を求める申請をします」
弁護側から、裁判分離の申し立てが。
皆がそれぞれの立場で、敵対する者も。
その中の1人、シムズと取引の話をする検察コンビ。
ニックは、事件の状況を話し始める・・・・
アパートで酒やタバコを楽しんでいた。
腹が減って来たので、ミッチが「中国料理を注文しよう」と。
金は払わず、取り上げる気だった。
「・・・男が来ると、
ピーターとクリスがホームレスの毛布をかぶせ階段から落とした。
(僕は)ミッチと室内にいた。
起き上がろうとした彼を、ミッチが押さえつけた。
そしてピーターとクリスとミッチが、ボコボコに殴ったんだ。
・・・・動かなくなるまで」
検察トリオ。事件の詳細を精査する。
生きていて命ごいするナイに、コンクリートの塊で頭を強打。
ミッチ・レーガンの仕業だ。
“顔を見られたから殺そう”と、レーガンが言った、と。
そして皆を車に乗せてクイーンズへ。
「・・・レーガンの死刑も検討せねば」「何ですって。ちょっと待ちなさい」
「強盗を持ちかけ、殺人を扇動したのはレーガンです。
仲間の賛同を得られず、自らケリをつけた」
「18歳になったばかりよ」
「車の中で、注文した料理を食べています」
「16歳の誕生日の2カ月前に、暴行で逮捕歴があります」
「年齢のお蔭で、重罪を免れた」
「被害者は、右目を失明しました」
「・・・主張は分かるけど、10代の子に死刑を科したくない」
「彼だけが10代だからと、特別に?」
「どういうこと?」
「コカインを売る黒人の子を、日常的に終身刑にしてる。
それが郊外の子なら、リハビリ施設に入れようと躍起になる」
・・・そこに電話が。裁判所からアビーへ。
「今は薬物事件ではなく、死刑の話をしているのよ」
「だからこそ、客観的な姿勢を示すべきです。死刑に相当します」
アビー
「レーガンに先手を打たれました。判事に有罪答弁を認められ、終身刑に」
判事の執務室。
検察、レーガンの有罪答弁を無効にするよう申し立てる。
死刑を求める通知を提出すれば、有罪答弁は行えない、と。
まだ猶予期間がある。
判事、検察を支持。有罪答弁は無効に。
ルーウィン、検事局の上級スタッフを集め、意見を聞くことに。
検事室の一室。
ルーウィン、マッコイを含め、計10人が集まる。
「執行停止が主流の仲、死刑を求刑できる?」
「問題ないと思います。停止になる理由は2つ。
無実の可能性がゼロでない場合と、弁護人が無能な場合です。
本件では、犯人というのは明らかだ」
「それに弁護人の能力も問題ない」
「ガイドラインについては?」
「過去の暴行を前歴と考えるべきです」
「なぜ?」
「16歳の誕生日2カ月前に、重傷を負わせました」
「動物虐待で隣人に申し立てられた件は、今回考慮に入れてない。
明確な記録がなかった」
「甘くするのは終わりよ」
「この犯罪の凶悪性は、被害者の命の軽視にあります」
「なぜ、年齢について議論がないんだ」
「議論は構わないが、
年齢が他のすべての条件を無視する理由となるなら問題だ」
「そうだな。立法機関は18歳で線引きした。曖昧にすべきではない」
「裁量権の行使は、どうなの?」
「検事長に賛成だ。簡単に線引きではない。
彼には家族がいて、父親の店で働いていた」
「それが何だ」
「更生の機会がある」
「一部の子だけ?白人でクイーンズ在住。
それは減刑理由にならない」
「白人かどうかは問題ではない。
死刑を求めないと決定すれば、アジア人社会に差別と受け取れられる」
「そんな理由で死刑にしない」
「皆、分かっています。
だが死刑を求めないという結論にも、正当な理由がなければならない」
・・・・・・・・・・続きます