「Law&Order」が好きだ!!(邪道にて)

海外ドラマ「Law&Order」が好きです。
とにかく叫びたいので、ブログに叫びます。

図説 死因百科

2016-12-26 10:42:30 | その他いろいろ
『CI』放映がお休みなので、ちょいと面白話を(ペコリ)

読んだ本の中の御紹介です。


『図説 死因百科』(マイケル・ラルゴ)


著者はアメリカ人。本の内容も、アメリカがメインです。
タイトル通り、死因に関するアレコレが羅列してあります。
時々突込みがありますが(笑)、決して検証したり分析している訳ではない。

「序文」には、著者が死因について関心を持った理由(と思っているもの)が
書かれています。
著者の父親は、NY市警の刑事だった、と書かれています。
自宅はスタテン島・・・
父親は、時々子供の著者を、自分の管轄のマンハッタンへ連れて行ってくれた。
しかし、観光スポットや、子供が喜ぶような場所ではなく、
ぬぁんと!事件現場へ、連れて行ってくれた、とのこと。
もちろん、もう事件の痕跡はなく、普通の通りや街角、なんですが
父親は、「ここで殺人事件があった」「ここで大事故があり、何人死んだ」等々
結構詳細に話してくれて。

今思うと、父親の意図は分からない、と著者は言う。
しかし、当時の自分は、そういう話を聞いて、怖いと思うよりも
こういう普通の平和な場所で、そんな事件があったという驚きや
多くの人々が、普通に暮らし、働き、歩いているという事実に、更に驚き、と。
子供心に、何か看板でも置いて注意喚起した方が良いのでは?と思ったとか。

そういう思い出からか、著者は「人が死ぬ」ということに興味を持つようになり
変わった話や面白話を集めるようになった、と言う。

決して、死や死者を冒涜するつもりは無い。
しかし、あまり知られていない(全然知られていないことも)ことが実際にあり
「こんな馬鹿なことが!」という事実がある、ということも知ってほしい。
また、固い読み物ではなく、興味を持って欲しいという意図から
文章も、ゆるく~を心掛けたとか。

死因と言っても、様々な視点から見ています。

例えば、「アイスクリーム」という項目。
日本語版では、五十音で事典風にしてあります。
ので、真っ先に出てくるのは「アイスクリーム」

アイスクリームの歴史をちょっと御紹介。
何時ごろからか、またアメリカ人がどれだけ好きなのかも説明。
そして、アイスクリーム売りトラックの登場。
各社の激しいライバル関係=売り場の場所取りは死活問題。
セールスマンや、アイスクリームマン(販売者でアイスを売る人)の殺人事件。
強盗というよりも、販売ルート等々を巡る事件だとか。

また、子供の交通事故にも言及。
アイス売りのトラックで、アイスを買った子供達の死亡事故のこと。
殆どの場合、アイスを買った後に起きているとか。

また、アイスクリームマン自身が、子供を狙う誘拐犯だった事件も。

これらがメインに掲載されています。
そして、その横に細かく小さな文字で、色んなことも書いてあって。

アイスクリームのカロリーや、動脈硬化への懸念。
アメリカの刑務所の多くでは、死刑囚に「最期の晩餐」を出す時
死刑囚のリクエストに応える習慣があります。
この「最後の晩餐」にアイスクリームを希望する死刑囚の多いこと多いこと。

そして・・・これこそ!事件!!
8歳のある少女が、罰としてデザートのアイスを父親に取り上げられ
それに腹を立てて、父親のコーヒーに殺鼠剤を入れて・・・父親は死亡。
少女は、裁判で「まさか、こんなことに~」と切々と訴え・・・罪に問われないことに。
しかし!その1ヶ月後、今度は母親にアイスを取り上げられ・・・
同じ手口で母親に復讐しようと・・・・今度は失敗。
少女は、カウンセリングに・・・

と、こんな感じで、いろんな死因が紹介されています。

アラアラ!
紹介しようとしたモノを書くには、長くなっちゃったわ・・・・
ちょっと続きってことで御勘弁(ペコリ)