散歩道

休日の夕方、いつものように散歩に出かけようとしていると
バァバが一緒に行くという・・・
いつもは一人、さすらいの散歩道となるが・・・
二人で朝日と違う真っ赤に燃えた夕日を眺めながら・・・

河口の遊歩道に若木の桜並木が数百メートル続いており
今までは気づかなかったが、春の開花が待遠しい。

脇道に入ると、空き別荘の多きことか！
「季節のためか？環境の変化のためか？
生活の変化のためか？」わからない。
さぞかし、別荘を新築した当時はにぎやかに楽しんだ
ことであろうと創造しながら・・・
寂しさが残る散歩道であった。

贅沢な朝

休日の早朝、高い雑木林の間から
真っ赤に燃えた日の出を家の窓から迎える。
右に移動する光が冬の木立からもれ
庭の芝生や食卓に注がれる。

食卓には、庭先で摘んだ”ふきのとう”が
味噌汁にと春の香りを漂わせていた。

田舎暮らしのこのうえないライフであろうと
朝のひとときに満足する
ジィジとバァバであった。


そして、近隣に咲く梅園を見に行くことを
愉しみに語り合う朝でもあった。