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10月19日:冥王星の刃になった地形/お知らせ

2017年10月19日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ニューホライズンズ宇宙船の2015年7月のフライバイの間に撮られた、冥王星の刃型の地形が遠い世界のこのクローズアップの中に捕えられている。奇怪な模様が、冥王星の赤道近くの極端な高度に見られるほぼ完全にメタンの氷でできた、摩天楼サイズの、ギザギザな地形のフィールドに属している。劇的な影を投げる高いナイフ状の隆起は昇華によってつくられたように見える。そのプロセスによって凝縮されたメタンの氷は冥王星の暖かい間に液体にならずに直接メタンガスに変わる。惑星地球では、昇華は、アンデス山脈の視界の高い平坦地に沿って見られ、ナイフ状の氷床の永続的なフィールドをつくることがある。ペニテンテス(penitentes:告解者:カトリックから?)と呼ばれるこれらの刃のような構造は、多くても高さ数メートルの水の氷でできている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 刃型の切り立ったギザギザの地形は、冥王星の中央右から下の伸びて見えています。大判で確認してください。冥王星に見られる典型的な特徴の一つです。

<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでは、明日20日夜、10月に予定された3回の船外活動の最終回が行われます。中継放送時刻等は 「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。


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