読書と映画をめぐるプロムナード

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気高くミステリアスな美貌、フランスの女優、ドミニク・サンダ

2008-03-20 05:15:59 | 映画;洋画
ドミニク・サンダ(Dominique Sanda, 1948年3月11日-)は、「フランス・パリ出身の女優である。16歳で結婚したが2年後に離婚。当時はヴォーグ誌などでモデルをしていたが、ロベール・ブレッソン監督と知り合い、1968年に『やさしい女』でデビューした。『暗殺の森』や『1900年』など、ベルナルド・ベルトルッチ作品で有名。1976年の『沈黙の官能』でカンヌ国際映画祭の女優賞を受賞している」。

「1928年から1943年までの、ローマとパリにおけるファシズムがおこってから崩壊するまでの物語、ベルナルド・ベルトルッチ監督の1970年『暗殺の森』にアンナ役で出演、ダンスホールでの官能的なダンスを披露。翌年、北イタリアを舞台に若者の青春を描く、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の1971年『悲しみの青春』に出演。同作は、1971年度ベルリン映画祭グランプリ・作品賞を受賞、彼女も主演女優賞を受賞した」。

「国際的スパイ戦に巻き込まれた男の行動を追う、ジョン・ヒューストン監督の1973年『マッキントッシュの男』では、ミセス・スミスを演じ、ポール・ニューマンと共演。大農場主と小作人という立場の違いを超えた二人の男の友情と確執を通して、20世紀前半のイタリア現代史を見据えた長編、ベルナルド・ベルトルッチ 監督の1976年『1900年』ではアダを演じ、ロバート・デ・ニーロ、ジェラール・ドパルデュー 、ステファニア・サンドレッリらと共演した」。

「1976年には、マウロ・ボロニーニ監督&アンソニー・クイン共演の『沈黙の官能』で、大胆な演技(美しい裸体を披露)を見せてカンヌ国際映画祭の女優演技賞を受賞している。核戦争の荒廃した地球を舞台に、ある地点から他の生存者のいる地点へ向かう人々の脱出行をサウンド360(立体音響)で描いた、ジャック・スマイト監督のSF1977年『世界が燃えつきる日』では、ジャニス役で出演している」。

「平凡な日々を送る二人の女の、三日間だけの日常からの逃避行を描く、ミシェル・ドヴィル監督の1980年『二人の女』ではエレーヌを演じ、ルーシー役のジェラルディン・チャップリンと共演。同年には、1940年代末のペルーの港町カボブランコを舞台に、海底に沈んだ財宝をめぐって地元の警察、元ナチSS隊の指導者、謎のフランス女性、そして地元に住みついた前科者などがからむアクション映画、J・リー・トンプソン監督&チャールズ・ブロンソン主演のアクション・サスペンス『太陽のエトランゼ』に出演した」。

「近年は、舞台活動が中心のため、映画にはほとんど出演していないが、マチュー・カソヴィッツ監督&ジャン・レノ主演のサスペンス2000年『クリムゾン・リバー』に尼僧役でゲスト出演した。彼女は、気高くミステリアスな美貌を持つ女優。フランスよりイタリアでの映画出演が多く、アメリカ映画にも出演しているが印象は薄い。日本の『PARCO』のCMにも出ていた」。
(「ロンリーBIGI」http://csx.jp/~piki/index.html)


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