アジアな日々

アジアの街角から感じたことを、現在と過去を往き来しながら綴るフォトエッセイブログです。

2006年最後の夜明け

2006年12月31日 | 街角の風景
 
<タイ・バンコク>

2006年最後の日も、当然ながら職場で仕事をしている。
明日も、やはり同じだ。

今年も振り返ってみるといろいろな出来事が起こったが、来年もこの太陽のように丸く穏やかに過ごしたいと思う。

みなさま、よいお年をお迎え下さい。

地震とタイムエラー

2006年12月29日 | 街角の風景

<タイ・バンコク>

ここ数日、インターネットに接続してもつながりにくい事態が続いている。欧米方面のウェブサイトにはそこそこの速度で繋がるが、yahooやgooなどの日本のサイトには繋がるもののタイムエラーで写真のような画面がスクリーンに出るばかりだ。今日は状況が良くなったものの、それでもかなり一枚の画面が現れるのを待たなければならない。

これは先日台湾で発生した地震によって、海底ケーブルが損傷したことが原因らしい。

業務上のメールを日本に送ることもなかなかできず、イライラもつのる。

IT関連の仕事ではないのに、あらためて自分の仕事がいかにコンピュータとインターネットに依存しているのか、目の当たりにした数日だ。

朝露

2006年12月24日 | 街角の風景
 
<タイ・バンコク>

ここ数日、肌寒い日が続いている。

南シナ海辺りの北東季節風が強まると、ラオスやタイ東北部を通ってバンコクにも冷気が流れ込むからだ。きっとマレー半島の東側やベトナム中部地方の海岸は、大荒れに違いない。

朝の通勤時にも、セーターを着込んだ人々の姿が目立つ。来年の2月頃までは、このような冷え込みを数回経験しなければならないだろう。

そんな足元には、空気が冷え込んで出来た朝露の水玉がクモの糸に絡まり、朝日に輝いていた。

浜の夜明け

2006年12月19日 | 

<ベトナム・ニャチャン>

水平線が白みはじめ、辺りの景色がだんだんと鮮明になってきた。

南シナ海の夜が明ける。

夜の操業が終わって陸に引き上げられたばかりの小舟が、茜色に鈍く光る。

朝日を受けて、気持ちよさそうに背伸びをしながら寝転がっているようだ。

漁村の朝

2006年12月14日 | 街角の風景
 
<ミャンマー・タニンダリ管区>

朝、あちこちの家の軒先から香ばしい香りがたつ。

小さな漁村の料理は、炭で火をおこすからだ。

煙の立ちこめた小道に、朝日が差し込む。

静かな一日が始まる。

茜色の空

2006年12月13日 | 街角の風景

<ミャンマー・ヤンゴン>

太陽が沈み、人影がなくなってしまった。

カラスたちが湖を渡り、背後の森の住みかに帰って行く。

ストゥーパが茜色の空に浮かび上がり、水面にその影を静かに落とす。

この場にただ一人いる、自分だけの景色。

湖を渡るわずかな風が、全身を包む。

日差しの中で

2006年12月12日 | 人々

<ミャンマー・ヤンゴン>

ミャンマーはとうに雨季が終わり、照りつける強い日差しが昼間を支配している。

お坊様も炎天を避けるように、心なしか早足で通りすぎてゆくようだ。

幸せを呼ぶベンジャロン

2006年12月07日 | 市場
 
<タイ・サムットサコーン>
  
タイでもフクロウは、幸せを呼ぶ鳥と考えられている。

昔は高貴な人物しか使うことの出来なかったベンジャロン焼き。

今ではかなり一般大衆化して、食器だけでなく置きものも作られるようになってきた。

いったい、いくつの幸せがやってくるのだろう。

どうだ!!

2006年12月05日 | 市場
 
<フィリピン・プエルトガレラ>

「いいだろう!!」

渾身の力を込めて、自慢のキハダマグロを持ち上げてみせる。

メークロン市場

2006年12月02日 | 市場
 
<タイ・メークロン>

 
昼下がりの市場が、急に騒がしくなった。

きっと警察でも不法販売を取り締まりに来ているのだろうと思い、どうなるのか見ていた。

騒ぎの先からやって来たものは・・・


列車。

バンコク・トンブリ地区のウォン・ウィアン・ヤーイ駅から伸びるマハーチャイ線の最終駅マハーチャイから、さらに川を渡って乗り継いで、たどり着くメークロン線の最終到着駅だ。

駅と市場が一緒になっていて、普段は線路上までもが売り物で占められている。

1日数回、列車が通るときには、列車の方が最徐行しながら遠慮深く野菜の上を通り過ぎてゆく。


2人の誓い

2006年12月01日 | 街角の風景
 
<ミャンマー・ヤンゴン>

ポールにたくさんの落書きがあった。

ミャンマーの言葉なので、何と書かれているのか全くわからなかったが、その中に"I love you"というのを見つけた。どうやらここは、ヤンゴン郊外のデートスポットだったようだ。

川を見つめながら、真剣に語り合っている姿が目に浮かぶ。

ひとはなぜ海や川を目の前にすると、素直な気持ちになれるのだろう。

水の魔力。