アジアな日々

アジアの街角から感じたことを、現在と過去を往き来しながら綴るフォトエッセイブログです。

珠玉

2006年08月29日 | 街角の風景
 
<タイ・アムパワー>

静かだったお寺の境内に、人の姿が戻ってきた。雨が止んで、軒下で雨宿りしていた人たちが動き出したのだ。

東屋の横で、滴り落ちる雨に打たれていた名前も知らない雑草。その葉っぱの上には雨粒が残っていた。

透明の水滴はきらきらと光り、珠の中には境内の静かな景色が写っている。

風が通り、そっと葉を揺らす。ほんの一瞬の煌めき。

シャッターを切った瞬間に、ぽろりと滑り落ちてしまった。

左右の視線

2006年08月27日 | 市場
 
<タイ・マハチャイ>

日本では左ヒラメの右カレイと言われるが、この魚は左顔でも右顔でも同じボウズガレイ。カレイやヒラメの仲間の中では「原始的な種」らしく、顔が右左どちらになるか決まっていないらしい。

タイのシャム湾側でもアンダマン海側でも、海岸のローカル市場に行けば年中よく見かける魚だ。

揚げたものが大衆食堂などの陳列ケースに並べられている事が多い。

縦書きのカレンダー

2006年08月25日 | 街角の風景
 
<ミャンマー・ヤンゴン>

知人宅の壁に掛けてあったカレンダーは、縦書きだ。

日本でも、フィリピンでも、ベトナムでも、タイでも、ハワイでも、パラオでも、これまで目にしたカレンダーはすべて横書きだった。だから「カレンダーは横書き」というのが自分自身の中でなんとなく「常識」になっていたようで、このカレンダーにはかなりの違和感を感じた。

仮に縦書きカレンダーがあったとしても、日本や縦書き文化の中国の人たちなら、数字や曜日は右上側からはじまるカレンダーを作るのではないかと思う。

どんな文化の影響なんだろう。

ただ、新月や満月の印あり、太陽暦の数字の横に必ず旧暦の日にちがちゃんと書かれてあるのは、仏教国のカレンダーなんだと主張しているようだ。

喜怒哀楽

2006年08月22日 | 市場
 
<タイ・バンコク>

市場で見つけた、アロマオイルのオイルパン。

いろいろな表情があって、アロマを焚かなくても和ませて貰えそうな気がする。

花薫る水瓶

2006年08月20日 | 街角の風景
 
<タイ・クラビ>

水瓶の中に浮かべられた花びらから、かすかな芳香が立ちあがってくる。

昼下がりのヤシの木陰で、贅沢な休憩のひととき。

お金を得るということ

2006年08月18日 | 街角の風景

<タイ・バンコク>

先月末から提出先の異なる書類が多くなり、手が回らなくなってきた。

今日ようやく、そのうちのひとつにメドをつけたものの、まだ来月中旬〆切の書類がふたつ残っている。

お金を得るということは、ほんとうに大変なことだ。反面、期待をしていただいていることに、心から感謝したい。