有田芳生の『酔醒漫録』

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田口八重子生存情報の意味

2010-07-26 09:52:49 | 政談

 7月25日(日)26日から参議院議員としての任期がはじまる。拉致問題でのアプローチもこれまでとは異なる立場を求められている。田口八重子さんの生存情報が北朝鮮筋から伝えられている。平壌の万景台区域にある統一戦線部が管理しているアパートに韓国人拉致被害者と暮らしているという。この情報源が北朝鮮関係者だと公表したのは韓国の「拉北者家族会」代表だ。ハノイで行われたASEAN地域フォーラムに出席した北朝鮮代表団のひとりが金賢姫元死刑囚について「国と家族を裏切った者」と語ったことは、大失言かと思ったが、もしかしたら戦略的意味合いがあるのかもしれない。大韓航空機爆破事件は「でっちあげ」で、金賢姫など北朝鮮にはいないと主張し続けてきたのに、ここにきて田口さんの生存情報を流すことは、「6か国協議」への復帰表明とともに日本との対話を促すメッセージだからだ。情報の信憑性は9月になればわかるだろう。北朝鮮では大使もふくめた大きな人事移動が行われるからだ。ASEAN地域フォーラムでの金関連発言が「失言」なら、団長である朴宜春外務大臣の責任も問われる。


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