懐かしい女性からのメール・・・

今朝、メールを開けていると懐かしい女性から久々の連絡が・・・

「お元気??約束は覚えている???１０年たった今・・・」

それは十数年前、とある研修会で出会った福島の女性、三日間の研修会の間

私と彼女は机を並べ、時には意見を交わした魅力的な女性だった

期間中は同じホテルに泊まりこむ中身の濃い研修で、私はチームリーダー、彼女はサブリーダーとして二十数名の研修生をまとめる役目を担っていた

想定外の事態の対処方法や理不尽な展開に対応するビジネスリーダー養成の特別講座であった

全国から集まったトップビジネスマンの多くは海外で活躍するエリート社員ばかり、その中で彼女の存在は異彩を放っていた


彼女は潤沢なオイルマネーの資金運用を任されるばかりか、王族の妻として厳然とした威厳を持つ、日本人としては稀有な存在なのだ

そんな彼女が日本ビジネスの危機を感じて、ある経済人の大御所に相談し今回の研修会に特別参加しに帰国したことを、後で知った

彼女は身分を隠し、国内で彼女を知る人はごく僅かであったが、一部の経済人は注目していたのだろう


研修会の中日に食事を共にしながら意見を交わしていると、一度国に招待したいと申し出を受けた、しかし当時の私は数社の代表として目の回る忙しさでそんな時間は取れそうもなかったし、あまり興味もなかった

その夜、バーカウンターで肩を並べ遅くまで飲んだが、華やぎ羨ましいような境遇の彼女ながら悩み多いことも分かった

環境や習慣、特に宗教上の縛りが大きくストレスも想像以上らしい

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研修会の総括で、６０名の参加者から講評を求めると次回からは海外での実施を要望する意見が多かったため、数年後には海外開催が提案される

そして、その一切を彼女がコーディネイトすることが決まった

別れ際、彼女と別れの挨拶をした時

「○○さん、十年後には日本に帰ってきます、その時又あっていただけますか」
「もちろん喜んで・・アドレスは決して変更しませんので連絡をお待ちしいます」




そんな懐かしい彼女が近く帰国すると連絡をよこしてくれた、当時４０歳前後だった彼女

どんな熟女に変貌しているのか、今から楽しみだが日本に戻った時点で再度、メールをもらうことにした

成田か羽田と考えていたら横浜か神戸と言うではないか、彼女は船で帰ってくるらしい
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