立派な新郎

友人の結婚式に家族そろって行ってきた。
晴れてよかった。

心配したボコちゃんの風邪もなんとか持ちこたえ、無事に。
お姫様ドレスを着たボコちゃんは、みんなに「かわいい～！」と言われ、ご満悦。

新郎は会社の同期。
新婦は新郎と同じ部署という職場結婚。
（私は新婦とは初対面）

結婚式で初めて新郎を見たときはびっくり！
いつものY君じゃない！
立派すぎる。
馬子にも衣装という言葉をも超越していた。
というのは、あまりにも失礼なのだが…。
でもきっとY君を知っている人ならわかってくれると思う。
そして、Y君にはもったいないくらいの花嫁さん。

後日、新婦談。
新郎のご両親も、Y君の晴れ姿を初めて見たとき従業員か誰かと間違え、
「うちのYは一体どこだ？！」
となっていたとか。（本当か！？）

とにかく立派なY君で、これまた披露宴の間はいつものY君らしくなく、ずぅっと笑顔。
目尻が下がりっぱなしだった。

あとで写真を確認すると、新郎新婦ずっと手をつないでるじゃん！
これぞまさに、アツアツ。

Y君は結婚式などを面倒くさがるタイプだと思っていたので、私達はなんだかホッとしたのだった。

それで、披露宴でのボコちゃんはというと…。
席に、風船とおもちゃが用意されていた（花嫁さんのはからいだと思う）ことをとても喜び、それを持って、
ボコ「お買い物…、お買い物…」
と、会場の中を一人で何周も練り歩いていた。
どこまでもマイペース。
そのマイペースぶりには私も驚いたが、あまり実害もなかったのでほうっておいた。

ただ、新郎のご親族席に行って、デジカメを持っている方に、
ボコ「撮って！」
ボコ「（液晶画面）見せて！」
と言っている以外は…。
（もちろん、後でお詫びしたけど）

私のカメラ、「見せて！」と言われても液晶画面ないもんねぇ。

持っていったカメラは、やはりお散歩仕様。
50mm単焦点レンズ一本勝負。（ノーストロボ）
肝心なケーキ入刀と、ファーストバイト（食べさせ合い）で、
ボコ「オシッコ！」
まあ、しょうがないか。
馬君が撮ってくれた。

フィルム4本ほどしか撮れなかったのは少々ストレスなのだが、新郎新婦の幸せそうな姿を目の当たりにできて本当によかった。
ボコちゃんもそれなりに楽しんでいたようだったし、そして同期とも話せたし。

Y君、Iさん、末永くお幸せに…。


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