LILIES。今日、東京最終日ですね。
もう少し見たかったな~(え?;)
神戸のみのUNIVERSが見られないのがとっても残念。。
感想あんまりちゃんと書いてなかったので、まとめて↓(長いです;;)
≪FEUチーム≫
個々の演技が冴えわたるFEUチーム。
それゆえに見てて凄く痛いのもこのチームかな。。
見てて苦しくなっちゃうんですよね。
でも一番自分的に好きなチームはFEU。
≪SOURCEチーム≫
意外に淡泊な気がするのだけど、見やすいチームかも。
けっこう他のチームだと笑いが起きる場面でも、そうでもなかったり。
トリプルキャストの変化を一番感じたチームかもしれない。
≪TERREチーム≫
実は一番すんなり話に入りこめて、全体的に感情移入出来たのはこのチーム。
バランスが凄くよかったな~!
見てよかった!!と思ったチーム。
◇新納シモンと松本ヴァリエ
シモンの事が本当に好き~~~って感じが出てる直球の松本くんのヴァリエが大好きです。
ゆえに拒絶された時のヴァリエを見るのはつらい…
FEUは2回見たのですが、前回見た時はFEUチーム上演2回目の時で、それからけっこう回数重ねてるので、2回目はどんな感じになってるのかな~?と思ったんですが。
恐るべしW慎也コンビ…
絡みがさらに濃厚になっておりました
役者さんて凄い。。
でもね、ツボなのは前回も2回目も、新納さんの手でした!(笑)
優しげで、新納さんのシモンは本当ヴァリエの事が愛おしそうなんですよねぇ…
普通キスシーンとかがツボなんでしょうけど、ヴァリエの頬に置いた手の大きさがツボだったりもしました。 安心感があって。
バスタブシーンで、突然現れたリディアンヌから隠すように、ヴァリエにタオルをかけるのも、新納さんの間が一番好きです。(あ。細かい?(笑))
ともかくこの2人は間が絶妙なので、ツボです。
最後指輪を飲み込むシーンも息がぴったり…。
松本ヴァリエは女々しいわけじゃ全然ないけど、シモンに包まれてる(救われてる)感じが伝わってくる感じが好き。
カーテンコールでは手つないで登場してましたな♪
◆岩崎シモンと村上ヴァリエ
大きいコンビ(笑) バスタブシーン、若干狭そうですよね
この2人はFチームの2人を見てしまうと、けっこう淡泊な気がしてしまうんだけど。
苦しんでる岩崎シモン素敵ですね~。
後ろで腕組んで「お母様」っていう村上さんが可愛くて好きです。
Fチームはどちらかというとシモンに包まれてる感じがするのに対して、Sチームは対等な感じがするのです。 不思議~。
カーテンコールではハイタッチしてましたね☆
☆仲原シモンと三上ヴァリエ
席が後ろだったので、表情とかはちゃんと見れなかったですが。
最初この2人は役が反対でも良かったんじゃないか?と少し思ったりもして。
この2人はどっちかと言ったら、シモンがヴァリエに包まれてる感じがする印象でした。
◇山本リディアンヌ
感想は、山本さん困ります~~~!!(笑)かな。←え??;
おかしい… 山本さんのリディアンヌってこんなに笑えたっけ??と思うほど、2回目は面白かったです(笑)
席が前回より前で、表情がよく見えたのもあるかもですが
あまりにツボってしまって、シリアスな表情の新納さんを目の前に笑いを堪えるのが大変だったところもあったりして(すいません。。)
山本さんのリディアンヌ、セリフの言い方が独特なんですよね。
あの言い回しを聞いてると、あるドラマが頭をよぎっちゃうんですが、さすがにその名前を出すのはやめておこう…
蚊を掴み取りしてたのも笑えました
掴み取り~~~??!ていう(笑; でもってビロドーの顔の前で ふ~っと(笑)
2回目見た日はありえん場所でも客席から笑いが起こってまして; いや、そこは笑うところじゃ…;;ていうのもありましたが
でも最後のバスタブのシーンでは、さすが圧巻でした。
迫力のリディアンヌ。
前回、「あなたを告訴するわ」と言い放つリディアンヌに思わず、「酷いよ~リディアンヌ;」と思ったんですが、今回もやっぱり「酷いよ~~」と思った。
あんな仕打ちをされたら、ああなるよねって思うんですが、それでも「酷いよ~」と思ってしまうのは何でなんでしょうね?
大人で、迫力があって、そしてどこか物悲しい山本リディアンヌ。
最後のシーンでなんか一番傷ついて、シモンを拒絶してるのは彼のリディアンヌかも。
きっと凄く傷ついてるのに、その気持ちを悟らせる間を与えず、さっと隠して…
再び嘘の鎧を纏って毅然としたリディアンヌになる、その変化が見事で「恐い」ってちょっと思う部分が、「ひどいや~」っていう思いにつながってしまうのかも。
圧巻なんですよね、あのシーンの山本さん。
◆新納リディアンヌ
凄すぎる… 完全に女性ですね… なに?あの色気?;
山本さんとはまた違った迫力のあるリディアンヌ。
所作の美しいこと。。
気品があって、プライド高そうなところが、パリジェンヌ!っていう感じ。
嘘のつき方について語るところは、新納さんが一番分かりやすかったかも。
シモンの背中に薬を塗るシーン。他の方は下からシャツをめくってるんだけど、新納さんは上からで、うわ~~~っ///と。
リディアンヌ大人だ… 普通に惚れますけど(笑)
蚊を退治するシーンでは、ビロドーの頬を思いっきり叩いてましたな
けっこう凄い音が(笑)
でもってそれをビロドーの口元に!!(爆笑) ちょっ、食わせようとすんな!ていう
最後のとこの伯爵夫人を追い詰めちゃうところの、声の裏返り方とか…
すごすぎました… 女だよ、あれ…
おそるべし新納慎也…(笑)
静かに気品を保ちながら、もうこれ以上私の心の中に入って来ないでちょうだい…という感じで、シモンを遮断した姿は最後まで強い女性で見事だったなぁ。
☆吉田リディアンヌ
実は一番好きかものリディアンヌ。
ああ、この人、本当にシモンの事好きだったんだろうになぁ…と。
一番リディアンヌっていう女性の痛みが垣間見えて、感情移入出来たのが吉田リディアンヌでした。
山本、新納、両名よりちょっと可愛らしいリディアンヌ。
セリフ回しが上品で、とても気品がある素敵なリディアンヌなのです。
だから余計「私は今、自分の痛みを表現しているの!」と感情を露わにするところは痛いのです…。本当悲痛…
彼女ってどんなツライ過去があったのか分らないけれど、嘘という形で自分が傷つかないように守って来た人なんだと思うのね…
でも、シモンを愛し、愛される事でやっと素直になれそうだったのに、あんな仕打ちされて…
自分も傷ついて、伯爵夫人も傷つけてしまう…
なんとも可哀想な一人の女性がいて、ぐっときてしまったんですよね…。
だからシモンに最後に言うセリフは、他の2人が言うとカッコいい大人なセリフに聞こえるんですけど、吉田リディアンヌのは物悲しいんですよ本当。
そして美しいんです…。
蚊のシーンはやっぱりビロドーの頬を叩いてたんだけど、ぺち!って感じで、「おだまり坊や」っていう大人な女性の感じがして、すごく良かったんですよ~!
惚れます!(え??)
◇林ビロドー
大好きなんですよね~、林さんのビロドー!
(ご本人はもう二度とやりたくない…と言っているとか?(笑) 素敵なのに
)
あくが強いんですけど、それが凄く効果的というか。
ビロドーの口癖の「母とミセス・ラヴィーニとミセス・スコット~」っていうのも、林さんの言い回しだと聞き取りやすいですしね♪
ビロドー司教の事を見つめるその視線も好きです。
僕は君の過去を演じてるけど、僕は君じゃない!的な。それでいて、過去のビロドーが現在のビロドーにリンクしてる感じでもあって、ぞくっとします。
奥田、石井ビロドーは、林さんほどあくが強くないので、静かな印象なんですが、その静かな中に執拗なねちっこい執着心が見えて、けっこう恐いです。
だんだん狂気がかっていっちゃう感じも見事!
◇関戸伯爵夫人
彼の伯爵夫人大好きです!
松本くんとの親子関係が絶妙。
なんというか、彼の伯爵夫人は女性とか男性とかそういう括りを超えた、本当に「美しい人」なんですよね…
素敵です…そして切ない。
カサノボーさんの夫人は狂いながらも気品を忘れない、まさに貴族という感じの印象。
舟見さんの夫人はこれまた見てて、切なくて切なくて… どうしようかと思うほどでした…
◆聖ミッシェル神父/ユー男爵と、ユー男爵夫人/奴隷の少女のコンビは
船戸さんと村上さんのコンビが一番好きでした! まぁこれは好みでしょうけど。
村上さんが出てくるとほっとしましたし(笑) 面白いしね♪
◆晩年のシモン/シモンの父親と、ビロドー司教は
それぞれの方がそれぞれ素晴らしくて、なんというか引き締まる感じですよね。
どうしても過去を演じている囚人たちに注目しがちだけれど、要はやっぱりここ!という感じ。
晩年のシモンが言う「愛すべき親父さん」というのが一番しっくりくるのは倉本さんだったかも。
とまぁ、こんな感じでしょうか。
それぞれの思いがとっても切なくて、痛くて…
苦しくなってしまうけれど、それぞれの愛が残酷なまでに美しくて…
見れば見るほど深い作品でした___
舞台がカナダなので、また今度「冬のカナダ」に行きたい~~!と思ったりもしました(笑)
あの素敵な街が真っ白な世界に包まれるのは綺麗でしょうねぇ…
LILIESの事を思ったら、切なくなりそうですが(笑) そんな旅もいいかも。。
当ブログのバックナンバーで、2006年11~12月あたりを開いて頂くと、
過去に行ったカナダ旅行レポがございます。
ケベックの街並みなどもちょこっとだけありますので、
興味ある方はぜひどうぞ~♪