井川慶「K’s Voice」 from NewYork ←少しだけ声が聴けます
山崎(MBSリポーター:以下、山):夕方4時前プレイボールの試合でした。井川投手、このゲームで結局メジャー2勝目を挙げたんですけども。
井川(以下、井):いやー、やっぱりね、あの先発のカーステンズがね、打球を受けたことによって骨折してしまったっていうのはね、チームにとって痛いことですし、手放しではホント喜べない勝利ですよね。
山:さあ、そのカーステンズ。初回でした、いきなりレッドソックス1番バッター・ルーゴの痛烈なピッチャーライナーですかね。とにかく内野安打になるんですけども、あれが足のすねの方に当たって骨折ということで、井川投手、なんとノーアウトランナー1・2塁、バッター・オルティスの場面で急遽ブルペンから行ったんですけども。
井:そうですね、急遽ってことなんで、ブルペンでも1球も投球練習もせずにマウンドに上がったんですけど、まあとにかくね、1人1人アウト取るってことですよね。それだけを考えて投げてました。
山:4-6-3のゲッツー。
井:そうですね。うーん、あれが一番大きかったんじゃないですかね。
山:トーリ監督もね、このゲッツーで何か波に乗ったんじゃないかなっていう話をしてたんですけども。その後フォアボール出しましたけど、ドルーを空振り三振。4回にヒット打たれるまでほぼ完璧な内容だったと思うんですけど。
井:そうですね。今回先発じゃないんで、短いイニングを投げると思ってたんで、まあホント腕をしっかり振ってね、そういうね、しっかり腕を振ればね、結構アウト取れるなっていう感じは持てましたね。
山:7回、エラーとヒットでランナー2人を出したところでマウンドを降りてダッグアウトに戻るときに、ヤンキースタジアムのファンが大スタンディングオベーションで迎えてくれました。この場面は?
井:うーん、そうですね。アメリカならではの7回途中でね、こうやってスタンディングオベーションしてくれる・・・ホントうれしいですよね。
山:気持ちよかった?
井:うん、ホント気持ちよかったですし、初めての体験ですからね、はい。
山:鳥肌立った?
井:鳥肌とかは立たないですけど、まあとにかくね、次のブルネイにね、託したという感じで、なんとか自分の仕事はしたかなと思います。
山:結局6回2安打ですよ、たったの。レッドソックスに。
井:まあもちろんね、運もよかったのもありますけどね、その中でも腕をしっかり振れたことがね、自分にとっては一番よかったかなって思います。
山:ところでね、もともとは今日のゲームに先発するはずだったのに、まあブルペンということで心の中ではちょっと穏やかじゃない部分もあったのかなと思ったんですが、どうですか?本音を言うと。
井:本音を言うと・・・まあ調子悪いんで、もちろんね、上の判断というのは当然だと思いますし、自分もやりたいことがあったんで、だからそこをしっかり修正したいと思ってたんですけどね、うん。
山:前向きに考えていたんだろうけども、自分に対してちょっと腹の立つというか・・・。
井:もちろんね、前回のピッチングというのはね、ふがいない結果でしたし投球内容もそうでしたし、自分のピッチングが出せなかったのが悔しいなとは思いましたね。
山:何か、やっとちょっとエンジンかかってきたんですかね?どうですか?
井:うーん、まあ今日はね、セットポジションで投げてそれがよかったのはあったんですけど、このセットポジションは一時的なものだと思うんで、ちゃんとノーワインドアップでね、結果を残せるようにこれからしていきたいと思ってます。
山:夕方4時プレイボールでマウンドに上がったのは4時過ぎでしたけども、サングラスをかけてマウンドに上がりました。4時プレイボールはこちらではデーゲームなんですよ。デーゲームで勝ちましたよ!
井:うーん、奇跡ですね(笑)。
山:奇跡ですか(笑)。
井:まあホントね、先発じゃない分ね、1人1人という気持ちがその分よかったと思いますね。
山:あとね、トーリ監督が「これで井川は先発に戻す」と言ってたんですけども。
井:うーん、そうですね。やっぱり先発に戻るにはちゃんと結果を出さなくちゃいけないと思うんで、これからもっとブルペンで修正していきたいと思ってます。
山:最後にね、スタンディングオベーションで迎えられてベンチに引き上げた時、松井秀喜選手から声を掛けてもらったと思うんですけども、どんな話だったんですか?
井:いや~、お疲れさんってことで、まあ、よかったなみたいなことで声掛けていただきましたね。
山:さっきね、ちょっと秀喜さんから聞いたんですけど、その後の会話が・・・(笑)。
井:はいっ?!あぁ、まあね、先発言われないほうがいいんじゃないかっていう話ですけどね(笑)、そうやって声掛けてもらえるのはホントうれしいですね。
山:わかりました。じゃあ、次も頑張ってください。
井:はい、頑張ります。
井川慶の“ワンポイント英会話”
【Nothing much.】
山:以前ね、ジーター選手が「What’s up?」という話をしてくれたんで、ここから自分が「What’s up?」の使い方を覚えていったなんて話をしたんですけども、最近どうですか?他の選手、あるいはこの「What’s up?」から始まる言葉とか。
井:そうっすね、その「What’s up?」って言われたときにね、「Nothing much.」って言えばいいってことを・・・。
山:「Nothing much.」
井:はい。
山:これはどういう意味なんですか?
井:これは、「何もない」ってそういう意味の言葉らしいんですけど。まあ、受け答えでそう決まってるらしいですね。
山:じゃあ、ジーターに「What’s up?」と言われたら・・・。
井「Nothing much.」
山:その後は?
井:その後は・・・会話は途切れます(笑)。
山:ははは・・・(笑)。じゃあ、もう一度言っていただきましょう。
井:「Nothing much.」
------------------------------------------------------------------------
【Today’s TSUKKOMI Point】
・「(デーゲームで勝てたのは)うーん、奇跡ですね(笑)」←奇跡とか言うな!
・「その後は・・・会話は途切れます(笑)」← ┐(´д`)┌ヤレヤレ
・「Nothing much.」←前に聴き取れなかったのはコレでした。「t h」の発音がビミョー...。
※コメントレスが滞っててすみません!明日は必ずお返事します!m(_ _)m
井川くん、大きく喜びもせず、相変わらず淡々としてますね。あの好投でトーリ監督は井川先発復帰を決断したそうですけど、むしろこれからが正念場ですもんね。浮かれてはいられませんよね。
あまりにドラマチックな快投だったから、すごいっと喜んでしまった私。でも、まだまだ、これからひと山もふた山もあるんだろーなー。腰を据えてこれからの井川くん先発試合を見守りたいと思いました。
メジャーで一年間ローテーションを守るって、大変なことなんだぁ。
書き起こし本当にいつもありがとうございます!!
ここ数ヶ月、野球からかなり遠ざかった生活をしているので、久しぶりに井川君の言葉が読めて嬉しかったです!!
それでは、また!
この前の緊急登板、ストレートはとっても良かったけれど、チェンジアップは抜け球が目立ちました。1つ良ければあちらがダメで…。両方とも良くなればなあ。ベンチでペティットにわざわざ呼び止められて、何やらアドバイスをもらっていました。ハイハイと頷いてはいましたが、わかったのかなあ。
今度はマリナーズの初戦ですか。また時差もあるし、大変ですね。この試合こそ正念場。調整もうまくいきますように。
NYY 今日のヒューズ、本当に素晴らしかったです。でもまたケガだなんて…。いったいどうなってるの?って聞きたいよ。ベンチの井川、散髪してスッキリしていました。
そうですね。次も好投して信頼を得ないとまたいつ中継ぎに回されるかわかりませんもんね。
それにしても、先発でもせいぜい100球までなんだから最初から全力でいけばいいのにと思ってしまいますけど、そんなに力配分考えて投げてるんでしょうか?
余計なこと考えずに投げた方が絶対よさそう・・・。
>メジャーで一年間ローテーションを守るって、大変なことなんだぁ。
日本ではローテ安泰が当たり前だと思って見てきたから、こういう生き残りゲームみたいなのはドキドキしますねぇ。
本人もそれを刺激にがんばれるってのはあるかもしれませんね!
英語は上達しましたか?早く井川の通訳になってください!(笑)
これからも書き起こすので、またお時間あるときに覗いてみてくださいね~。
うまくいきませんね~(笑)。何で両方ともいい時がないんでしょう?
それもボールに慣れてくれば改善されていくのでしょうか・・・。
>ハイハイと頷いてはいましたが、わかったのかなあ。
絶対わかってないと思います。頷きだけはうまくなりましたよねー(笑)。
でも、そうやってペティットにアドバイスもらえるなんてうれしいことですよね!
>今度はマリナーズの初戦ですか。
イチローと城島ですか。またヘンに日本人意識しそうで怖いな~。
イチローはともかくとして、城島は日シリのイメージが私の中でかなり強烈に残ってるので、どうもネガティブになってしまいます・・・。
>NYY 今日のヒューズ、本当に素晴らしかったです。
7回途中までノーヒットだったんですよね?すごいなぁ。
若手有望株の選手なので、ここで無理せずじっくり治して欲しいですね。
私も見てみたいと思うピッチャーです。
あ、井川散髪情報サンクスです。次回登板が楽しみです☆