徒然日記~A&Aクリエイション~

季節のこと 徒然なるままに~

上海南駅から中国版新幹線で杭州駅へ~

2010年05月19日 06時57分39秒 | 海外旅行記

この記事は 2010年5月10日に書いたものです。
内容が古いかもしれませんのでご注意ください。



上海南駅から中国高速列車(中国版新幹線)で杭州駅へ行ってきました。
この列車は中国高速鉄道CRH1型電車(カナダ・ボンバルディア・トランスポーテーションとの技術提携車両)です。
CRH(和階号)は200km/h以上で走行する中国の高速鉄道車両の呼称です。



列車の切符は乗車日の前日の15時~に、ここ七重天賓館ホテル入り口の窓口で購入しました。
幸い宿泊した古象大酒店(ホワードジョンソンホテル)の隣の建物で、場所もわかりすぐに買えました。
とても小さな窓口です。ややもすると見落としてしまいます。
あらかじめインターネットで中国の列車時刻表で調べて、漢字で書いたメモを渡しました。
二人なら、4月22日 上海南13:07→杭州 一等座 D5658次 2張(2枚)と書けばいいです。

片道 一等で一人64元(約896円)です。帰りの切符も買いました。
列車の記号のDが高速新型車両(動車組)です。Tが特急です。



ここは、日本でいう旅行代理店で、日本と違って切符1枚につき5元(約70円)の手数料がかかります。
時間帯によっては、10数人~の行列ができていましたが、上海駅や上海南駅のあの大混雑の人混みの中の切符売場で待つよりはずっと買いやすかったです。
ただし、営業時間は8時30分から17時までで、11時~11時半までは休憩時間です。
切符には右上に座席指定番号が、15車(15号車)047号(47番)と書いてあります。



人民広場の金門大酒店の1階の旅行代理店でも切符が買えます。
こちらの方が場所がわかりやすいと思います。



上海南駅です。最近できた円形のとても立派な近代的な駅舎です。
駅舎が丸いので、駅の概要がちょっとわかりずらいです。
地下鉄とも連絡しています。タクシーで行くと、2階に着けてくれました。
ここでも、上海万博のマスコット海宝(ハィバォ)君がお出迎えです。



時刻表で何番のプラットホームから列車がでるのか、そして何番の待合室に行くのか確認します。ゲートのセキュリティチェックを通ろうとすると、ゲートをいきなり間違えていて親切に教えてもらいました。中国での列車の乗り方は、日本のように簡単ではありません。飛行機同様ですべてセキュリーチェックがあります。



やっとA1の待合室に行くことができました。出発の45分くらい前に行きましたが多くの人が待っていました。時間が近づくにつれて、すごい人です。杭州へは新型車両の高速列車は一日に約20本ほどです。そのうち半分は杭州南(蕃山)経由で寧波や南昌行きで、杭州駅へは行きませんので要注意です。高速列車は人気のようで、週末は当日の指定席券の入手は困難のようです。



改札は出発時間の20分~30分前に行われ、5分前には締め切られます。
上海南は始発なので、時間が近づくと1000人以上の人で押し合います。
改札が始まると、みんなすごい勢いで乗車していきます。



16両編成なのでちょっと歩きます。
各車両に女性の車掌がいて乗車時に切符をチェックします。
上海南13時07分発→杭州行き 一等15車47号(15号車47番)。
上海南駅出発です。な、な、なんと~~~~~~~~~時刻は13時5分。
2分も早く列車は出発しました。すごい・・・やっぱり、ここは中国です。



一等車両です。2列*2列で社内はみんな静かでゆったりしています。
乗っている人も、なにやら中国の富裕層???のようです。
満席になりました。列車は杭州まで1時間18分です。
5年前は上海南駅は工事中で、上海駅から杭州まで特急で2時間~かかりました。



車内コーヒー販売のお姉さんがやってきました。ちょっとお試しで買ってみました。
15元(約210円)で、めちゃ薄いアメリカンコーヒーでした。
食堂車もありました。



お茶・カップヌードルなどに注ぐ熱湯の機械です。中国人には必須の設備です。
スーツケースは入り口に置かせてもらいました。
こちらは二等車です。2列*3列のシートです。
一等と二等は10元(約140円)ほどしかかわりませんので一等指定席を買いました。
自由席も一部あるようで立っている人もいました。



トイレも見学~~~。飛行機と同じような感じで、流すと音がして吸引されます。
とても清潔できれいでした。安心です。



前の席の若いカップルは、インターネットにふけっていました。
仕事の話のようで、どこの国も同じようにパソコンを使っていますね。
窓枠には電源があり、パソコンを立ち上げている人には便利です。



定刻に杭州に着きました。運行はとても正確です。
杭州への途中、スピードは170キロしか出ませんでした。
義烏(イーウィ)へは、200キロのスピードが出ました。
車内でデジタルで表示されていました。
この列車は杭州までノンストップでした。
プラットホームに出ると杭州駅がそびえ立っているのが見えます。
とても大きな駅ですが、地下出口に向かう下りのエスカレーターはありません。



1000人以上の人が一斉に下車・・・。駅は他の方面から来た人も含めすごい人でした。
大きなスーツケースもあっり、ゆっくりと写真をとって最後に降りました。
大きな駅での乗車・下車は人が多いのですべて一方通行です。
杭州駅も5年ぶり、タクシー乗り場は地下でとてもわかりにくい場所です。
今回はスムーズにタクシー乗り場へ、と思ったら~~~またまた、すごい人。。。
結局、タクシーに乗るのに1時間待ちました。金曜日週末で、一番混む時間だそうです。
中国は人が多すぎるよ~~~。。。

       >>>上海・杭州・義烏の旅は続きます。⑪。>>>

                          by aran     

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                  和階号は快適でした~  aran   

10月26日より新型高速鉄道が350キロのスピード走行となりました。
それにともない、始発駅は上海南駅から上海虹橋駅に変わりました。
関連記事:「上海-杭州間が45分で~高速鉄道運用開始~」は2010年10月28日に書いています。

    
「中国・義烏へ行ってきました~その②~」は2010年5月12日に書いています。
http://blog.goo.ne.jp/aran-wish/d/20100512
「中国・義烏へ行ってきました~その①~」は2010年5月11日に書いています。
http://blog.goo.ne.jp/aran-wish/d/20100511
「杭州・清河坊は南宋時代の街並みです」は2010年5月9日に書いています。
http://blog.goo.ne.jp/aran-wish/d/20100509