アイウォナイット

http://p.booklog.jp/users/nanasound

純粋の時

2009-07-31 02:56:40 | Weblog
Cicada - Reprise



Cicada - Reprise
http://www.youtube.com/watch?v=dxJMjmGaZt4&feature=related



消えろ!

ごまかしの言葉


切れろ!

何も伝わらない


どのみち

せいぜい


窓口の

言葉


心に

届かない



ありがとう!


言葉は

純粋の時


力を持つ



うざい!

追い込まれている


死ね!

自分にゴマをするな


どのみち

せいぜい


自己満足の

言葉



うん! はい!


言葉は

純粋の時


力を持つ


だれかに

ほのめかされるな


自分の言葉を

持て!!!!




多義的表現

2009-07-31 02:35:46 | Weblog
Cicada - Elle et moi


Cicada - Elle et moi
http://www.youtube.com/watch?v=5HwLHD1nTrI&feature=related



世の中に

苦い飲み物は

たくさんある


恋愛

仕事

友情


なす術(すべ)がない
ジレンマに見透かされ

取り返しのつかない
失策を繰り返す時


自己嫌悪と

失望のはてに

怒りをにじませて


自分無き世界を

恨む


なんと

苦い飲み物であることか


一筋縄でいかなくても

飲み込まなくてはいけない


実に不可解な




実に不愉快な




その通りかもしれないと

思った瞬間


ただの愚か者に

なりさがるからだ


しかし

はなから


多義的表現をしておいて

自分をごまかすより

いいか



小さな本

2009-07-30 01:12:41 | Weblog
Noir D醇Psir - A l\'envers, 醇A l\'endroit (Evry 2002)



Noir Désir - A l'envers, à l'endroit (Evry 2002)
http://www.youtube.com/watch?v=UJyO_0BA4MY&feature=related



青年は

若い時

何をしたか


青年は

若い時

何を聞いたか


なぜ

あの出会いが

それほど

意味を持たなかったか


きっと

最初の航海だった


波の意味も

水鳥の鳴き声も


ほとんど

今に直結していない


青年は

若い時

何をしたか


青年は

若い時

何を聞いたか


なぜ

あの出会いが

それほど

意味を持たなかったか


最初の恋だった


愛の意味も

笑顔の輝きも


ほとんど

今に直結していない


よく

人は老いると


現実の彼方に追いやって

昔をただ懐かしむ


青年は

若い時

何をしたか


青年は

若い時

何を聞いたか


善良すぎたわけでもない

冷静で静かだったわけでもない


ただ

小さな本を

開いただけ


最後に

添えられる

小さな本



ニュースキャスターとは、

2009-07-30 00:47:41 | Weblog
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ニュースキャスターとは、
報道番組に出演し、ニュースを紹介しながら
司会・進行する役割の呼称、または職業。

アンカーについては、「原義と類義語」の節を参照。

なおニュースキャスターを単に
「キャスター」と略すのは和製英語。

「日本のニュースキャスター」の節を参照。

概説
ニュースキャスターとは、
テレビ・ラジオなど放送メディアで報道番組に出演し、
番組全体または特定のコーナーを、
ニュースを紹介しながら
司会・進行する役割の呼称、または職業である。

番組の出演者はニュースキャスター一人の場合もあるが、

規模の大きな番組では複数キャスター制をとったり、
コメンテーターやアナウンサーを伴ったりする場合もある。

ニュースの読み上げは
ニュースキャスターかアナウンサーが行う。

ニュースに対してのコメントや解説は
ニュースキャスターかコメンテーターが行う。

番組にゲストとして話題の人物が招かれ、
ニュースキャスターがインタビューすることもある。

同じような時間帯の報道番組を比較すると、
ニュースのラインナップは似たようなものになりがちである。

番組タイトルやスタジオの造り、
ニュースの切り口、
特集、スクープなどで違いを出せるが、

最も他との差別化を果たしうるものの一つは、
個性あるニュースキャスターの存在であろう。

ニュースキャスターに寄せる
信頼感・安心感・好意は、視聴者・聴取者が
チャンネルを選択する動機となるので、

放送局は人気・実力のあるニュースキャスターの獲得に躍起になる。

『筑紫哲也 NEWS23』や
『NBC Nightly News with Brian Williams』
(NBCナイトリーニュース)のように、

タイトルにニュースキャスターの名前を含め、
明確にニュースキャスターの個性を前面に出している番組もある。

ニュースキャスターには
ジャーナリスティックな資質が不可欠である。

番組出演中は、たとえば現地中継のリポーターや
ゲストに的確な質問をぶつけて情報を引き出す場面や、

臨時ニュースが入ってきて情報が錯綜しているときに、
視聴者・聴取者が混乱しないように
情報の真偽を見極めつつ整理しながら伝える場面などで、

ニュースの背景についての理解と判断力が問われる。
ニュースキャスターは「情報の交通整理員」だという人もいる。

アメリカを典型として、
国によってはニュースキャスターは番組出演のほかに、

ニュースの取材・編集や番組構成にも影響を及ぼし、
一定の責任を負っているとみなされる。

その多くは、報道記者として長年経験を積んだ経歴を持つ。

日本ではこの傾向は強くないが、
TBS『筑紫哲也 NEWS23』の筑紫哲也や
フジテレビ『ニュースJAPAN』の松本方哉などが当てはまる。

この2つの番組ではキャスター編集長という名称を使っている。

中略...........

ニュースメディアがニュースに対して
特定の立場を取ることは、
偏向報道としてニュースの信用を落とすことにもなりかねない。

ニュースの事柄の賛否にまで
踏み込むような発言は、
ニュースキャスターではなくコメンテーターが行うか、

ニュースキャスターが
「私個人としては…」と前置きをつけたり、

番組内にニュースキャスターが
意見を述べるための時間帯を設けたりして、

「事実」と「意見」を分ける努力がなされる。

しかし、ニュースキャスターがズバズバと意見を言う番組や、
逆にコメントを排除し、ニュースを伝えるのみの番組もある。

スタジオからの出演が通常であるが、
重大ニュースが発生したときなどに、
ニュースキャスターが現地からリポートする場合がある。

ニュースキャスターが現地に飛んだからといって、
報道態勢の向上に貢献できるとは限らないのであるが、

普段からなじみのあるニュースキャスターが
その場所に行って話すことが、
ニュースの臨場感を高める効果を持つ。

もっとも、実際にリポート能力を期待されて
現地派遣される場合や、
リポート取材を好むニュースキャスターの場合もありうる。

中略...........


ニュースキャスター

日本
傾向

日本では、ニュースキャスターのニュースの
取材・編集過程や番組構成への関与の度合いには
あまり注意が払われず、

単に報道番組の司会者であれば
ニュースキャスターと呼ばれる。

アナウンサー出身が多く、
他は報道記者やタレント、文化人の出身に分かれる。

ニュースキャスターを単に
「キャスター」と略すのは和製英語である。

「キャスター」は、報道番組だけでなく
情報番組の司会者にも用いられる。

スポーツニュースを専門に担当する
スポーツキャスター、

天気予報を専門に担当するお
天気キャスターまたは気象キャスターといった用語がある

(スポーツキャスターは sportscaster、お天気キャスターは weathercaster という語が英語にもある)。

その他、芸能ニュース専門の
芸能キャスター、
ファッションやグルメなどの肩肘の張らない話題を伝える
情報キャスター、

リポート取材専門のフィールドキャスターなど、
さまざまな「(ジャンル)+キャスター」の形の用語が作られている。

「キャスター」はこれらの総称の場合もある。

スポーツキャスターであれば元スポーツ選手、
お天気キャスターであれば気象予報士のように、
その業界出身のキャスターも存在する。

お天気キャスターや
情報キャスターを中心に、
大学卒業後間もない、

または大学在学中の、若々しいが
経験の浅い女性が起用されるケースが見られる。

またポルノやグラビア雑誌に頻繁に出て
視聴者を獲得するという、
モラルが低下した若手キャスターや事務所も存在しはじめている。

中略...........


アメリカ
傾向

アメリカでは小都市ローカル局のリポーターを振り出しに、
現場や報道局で実力をつけてから
大都市の地方局でリポーターやアンカーを務め、

40代~50代でネットワーク局の
アンカーになるのが通常である。

その為、日本のように新人のアナウンサーや
キャスターが全国ニュースを読むことはまずない。

アメリカでもローカル局のニュース番組では
日本のように複数のニュースキャスター

(通常は男女のコンビがニュースキャスターで、
ニューヨークやロサンゼルスをはじめとする
大都市圏では異なる人種の組み合わせにするような
配慮もされている)と

スポーツキャスターや
お天気キャスターがチームになって
さまざまな話題を紹介する形式が取られている。

ただしCBS、NBC、ABC の三大ネットワークで
平日午後6:30~7:00に放送される
全国ニュースは様相が異なり、

通常スタジオにいるのはアンカー一人のみで、
このアンカーがニュースの紹介と解説を行い、

リポーターが現地から
より掘り下げた内容を伝えるという形式をとっている。

この夕刻の全国ニュースを担当するアンカーを
特にチーフアンカーと言い、
かれらはそれぞれのネットワークの「顔」となっている。

チーフアンカーには
ジャーナリストとしての知識や経験のほかに、
個々のニュースに対する深い理解と
徹底した中立性が求められる。

そのため彼らは一般市民から高い信頼がおかれており、

政治家も彼らに対して
敬意を払うことを忘れないチーフアンカーを
粗末に扱うと次の選挙で票に跳ね返るため。

アメリカでは「大統領が勝手なことを言えない者がこの国に三人だけいる。三大ネットのチーフアンカーだ」という格言まである。

なお1980年代終わり頃からは、
三大ネットのチーフアンカーに、

CNN (24時間ケーブルニュースネットワーク) と、
PBS (公共放送ネットワーク)の
各チーフアンカーを加えた五人が、
「アメリカ放送ジャーナリズムの顔」と位置付けられている。


イギリス

アメリカと同様に、取材経験を積んだジャーナリストが40代~50代でキャスターを務めるのが通常となっている。
同じ英語圏から、元アメリカ国務省報道官のジェームス・ルービンのように、アメリカ人がキャスターを務めるケースがある。

フランス

アメリカと同様に、取材経験を積んだ記者がキャスターを務めるのが定番となっていたが、近年では、M6でキャスターを務めるメリッサ・テュリオのように、入社3年でキャスターを務めるケースも出ている。


中略...........


アメリカ

アメリカではかつて、
アンカーがニュースに対する私見を述べても
良いか否かという論争があった。

番組の終わりに
自論のコーナーを設けていた
代表的なアンカーにエドワード・モローが、

逆に私見は徹底的に避けるべきだとした
代表的なアンカーにウォルター・クロンカイトがいた。


しかしクロンカイトの「戦争継続反対」発言(1968年)と
それを一つの要因とするジョンソン大統領の再選出馬断念、

そして以後のクロンカイトの絶対の中立という
一連の経緯を転機として、

この論争には終止符が打たれ、

アメリカのテレビジョンジャーナリズムでは
「絶対の中立」の原則が定着する。

その一方で、番組構成に対するアンカーの発言力が強く
、かれらが事実上の
プロデューサーのような役割まで果たすアメリカでは、

アンカーがどうしても
自己の意見を表明したい場合、
番組の構成に微妙なアクセントをつけることで
無言のうちにそれを示唆するという手法が稀に行われることがある。

一本のセグメントの後に
アンカーが厳しい表情で1~2秒間沈黙したり、

セグメントの末尾を愛する者を戦場で失った遺族の顔に
光る大粒の涙のクロースアップ映像でまとめるなどといった
手法がこれにあたる。

ただしそのような無言の主張でも、
その内容はあくまでも大多数の視聴者が
客観的に見て正当と感じるような内容のものに
限られることは言うまでもない。

なお今日では、
ケーブルのFOX News Channel における
ビル・オライリーのような番組ホストが、

「報道番組らしいトークショー」で
一方的に信条を披露し
トークラジオのような進行を行う番組も人気を博している。

安心ネット協議会が初部会 SNSの問題点検証

2009-07-29 23:32:37 | Weblog


ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などの
現状や問題点を検証する
「コミュニティサイト検証作業部会」が29日、
東京都内で初めて開かれた。

ネット上の違法・有害情報対策を進める
民間団体「安心ネットづくり促進協議会」の主催。

SNSの運営会社や、PTA関係者など約25人が参加した。

警察庁のまとめによると、
SNSなどの「非出会い系サイト」をきっかけとした
犯罪は増加傾向。

昨年一年間の統計では、
非出会い系サイトをきっかけとした

児童買春・児童ポルノ禁止法違反や
殺人未遂などの18歳未満の被害者が、
出会い系サイトが絡む事件を上回った。

作業部会はSNSでの問題点などについて議論を進め、
今年中にも提言をまとめる方針。

作業部会であいさつした
藤川大祐・千葉大准教授は

「高校2年生の四割以上がブログで発信した経験があるなど、
(ネットを通じた)双方向のやりとりが当たり前になっている」と指摘。

「フィルタリングの普及など
コミュニティーサイトの現状について検証する必要がある」と話した。(11:50)


ナント皆さん!!!
記事にもあるように

児童買春・児童ポルノ禁止法違反や
殺人未遂などの18歳未満の被害者が、

“出会い系サイトが絡む事件を上回った。!!!”

どう思いますか

皆さん!!

本当に気をつけましょう!!


安心ネット協議会が初部会 SNSの問題点検証

2009-07-29 23:32:37 | Weblog


ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などの
現状や問題点を検証する
「コミュニティサイト検証作業部会」が29日、
東京都内で初めて開かれた。

ネット上の違法・有害情報対策を進める
民間団体「安心ネットづくり促進協議会」の主催。

SNSの運営会社や、PTA関係者など約25人が参加した。

警察庁のまとめによると、
SNSなどの「非出会い系サイト」をきっかけとした
犯罪は増加傾向。

昨年一年間の統計では、
非出会い系サイトをきっかけとした

児童買春・児童ポルノ禁止法違反や
殺人未遂などの18歳未満の被害者が、
出会い系サイトが絡む事件を上回った。

作業部会はSNSでの問題点などについて議論を進め、
今年中にも提言をまとめる方針。

作業部会であいさつした
藤川大祐・千葉大准教授は

「高校2年生の四割以上がブログで発信した経験があるなど、
(ネットを通じた)双方向のやりとりが当たり前になっている」と指摘。

「フィルタリングの普及など
コミュニティーサイトの現状について検証する必要がある」と話した。(11:50)


ナント皆さん!!!
記事にもあるように

児童買春・児童ポルノ禁止法違反や
殺人未遂などの18歳未満の被害者が、

“出会い系サイトが絡む事件を上回った。!!!”

どう思いますか

皆さん!!

本当に気をつけましょう!!


“無” とは

2009-07-29 23:06:48 | Weblog
Trance electronica \"Arabic \"Tiesto clip



Trance electronica "Arabic "Tiesto clip
http://www.youtube.com/watch?v=Z6SPHUblNBk&feature=fvw




“無” とは

こざかしい



こうして

我が身を

見ると


愚か者の

人間の

血と肉で


このように

手と口が

巨大となった


確かに

悪魔として生きて

六千年


いや

一万年やもしれぬ


時と共に

あらゆる

闇に生きてきた


この鬼が

手がかりと見出せる

欲望に支配された

お前たちを


見逃すものか



“無” とは


心にせせらぎでも

あると思っておるのか


はたまた

“無” に魅せられた

愚か者か


わしは

内面を偽る者を


喰う

鬼じゃ


昔より

減ったと聞いておったが


大勢の愚か者が

群れておるな


ワクワクする


二人同時に

喰ってやろう


鬼は

目の前を

駆ける

愚か者を


欲望の酒に

浸しては


ムシャムシャと

旨そうに

喰った



“無”とは

2009-07-29 00:45:04 | Weblog
Trance electronica \"Arabic \"Tiesto clip



Trance electronica "Arabic "Tiesto clip
http://www.youtube.com/watch?v=Z6SPHUblNBk&feature=fvw


 
              “無”

               とは

             求めることなし

              
              すなわち

              “幸”を

             求めることなし

              
              
             しかるに

              “無”

               とは

             悲しみにあらず


             すべてからの

              “自立”


             しかるに

              “無”

               とは

             終わりにあらず 


             ひたすら

             求めることなし          


おすすめ記事

2009-07-28 01:34:36 | Weblog


春秋(7/25)

ジョン・ルース大使が着任するまで
在京米大使館で
臨時代理大使を務めるジム・ズムワルト氏は、

1970年代に駒場東邦高校に留学した。

蒸し暑い東京の夏。

ぐったりしたジム少年を
生き返らせてくれたものがあった。
かき氷だった。

▼いまでこそ日本料理は国際化し、
世界の主要都市には日本レストランがある。

かき氷を出す店もあるだろう。

30年以上前はそうではなかった。

青地に赤で「氷」と大書した
幟(のぼり)が翻る店があり、
サンディエゴから東京にやってきた高校生は、
初めてかき氷を味わう。

「クールジャパン」(かっこいい日本)を感じた。

▼日本からの移民が伝えたのだろう、
ハワイでは昔からかき氷が食べられた。

ハワイ育ちのオバマ大統領も少年時代から、
あの冷たい舌触りを知っていた。

大統領選挙さなかの昨年
夏にハワイで休暇を過ごした時、
ふたりの娘さんを連れ、かき氷を食べに行った。

就任から半年が過ぎ、オバマ人気にも陰りが見える。

▼ワシントン・ポストとABCテレビとの
合同世論調査によると、

7月の支持率は59%。
初めて6割を切った。

ワシントンの夏も蒸し暑い。

かき氷で一息入れたいところだろうか。
きょうは夏氷の日。

かき氷ではなく夏氷なのは、
725を「ナツゴ」と読むかららしい。
「かき氷せりせりとあり銀座の昼」(伊藤敬子)

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090724AS1K2400124072009.html

春秋(7/26)

けやき並木の緑が日ざしに映える
東京・表参道の高級ファッションビル。

正面玄関を入り、シャネル、ブルガリの店を
両脇に見ながら下りエスカレーターへ。

地下の休憩用広場は週末
、姿を一変させる。

産直の野菜やコメ、
果物などを売る市場(いちば)に変身するのだ。

▼昨年秋から毎月1回、
土日に開催し、好評で今は月2回に。

きのう訪れてみると、
自然農法や無農薬などの食材を求める人で
客足が途切れない。

色が不ぞろいなトマトも並べ方が巧みで、
かえっておしゃれに見える。

陳列に使う籠(かご)など
什器(じゅうき)の設計も洗練されており、
欧州の朝市を思わせる。

▼野菜市を企画したのは
デザイン関連の企業に勤める24歳の青年だ。

「野菜はきれい」だと語り、
デザインの力で都市と農業を結びつけたいと目を輝かせる。

店のひとつは筑波大学の
現役学生5人によるもの。

就農希望の男子学生や
「農家の嫁になりたい」女子学生が
自家農園の成果を一生懸命、
売り込んでいた。

▼こうしたおしゃれ野菜市が近年、
都市部で盛んになってきた。

主な舞台は再開発でできた
高層マンションや郊外住宅地。

価格は一般にやや高め。

安売り頼みの大手小売業とは対照的だが、
安心を求める消費者の心をとらえた。

市場(しじょう)はある。
意欲ある若者らもいる。

こうした新しい芽をうまく育てる政策が望まれる。

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090725AS1K2500125072009.html

春秋(7/27)

日本文化には「翁(おきな)の思想」
という伝統があった、

と宗教学者の山折哲雄さんが書いている。

人はいっぺん死んで神になる。

だったら翁、
つまり老年の人が一番神に近いところに
いることになる。

そうした信仰が老人への
尊敬の念をはぐくんだのではないか……。

▼「老人こそ人生の主役であるという考え方が、
そこには濃厚に存在していました」。

残念ながら過去形だ。

そして「日本の社会は、

この『翁の思想』を
かなぐり捨てているような気がして仕方ありません」と、

こちらの方は現在形なのである。
(「山折哲雄セレクション 生きる作法2」)

▼「もみじマーク」のデザインが見直されるという。

「もみじというより枯れ葉か涙」と

高齢ドライバーに悪評ふんぷんだったというから、
それもよかろう。

いったんはマークが義務化され、
張らないと罰則まで科す法律もできたが、

「高齢者いじめだ」との批判でチャラになった。
これも結構なことには違いない。

▼しかしどうだろう。

追い越し禁止の1車線の田舎道。

前の車に追いついたら
もみじマークが見える。

そんなとき、
お若い方ならずとも口か心中かで
チェッとやっていないだろうか。

この舌打ち、
マークのデザインがどう変わろうとも関係ない。

要は「翁の思想」、
神に一番近い人への敬意ありやなしやなのである。

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20090726AS1K2400724072009.html