ロバのままに旅ゆけ

険しい人生の旅路をゆけど、それでもロバはロバのままに

夏休みと宿題

2008-07-25 23:56:10 | 古い記事
 今朝6時、寝相の悪い娘に蹴られて目を覚ましました。今日はリサイクルごみの回収日で、8時までに収集場所へ出しに行かなくてはならないことを思い出し、私は布団を出ることにしました。
 それでもあまりにも早いので、家事と並行してネットもチェックしようと、パソコンを立ち上げました。そして自分のブログとお友達のブログを閲覧して回っていたら、次女がリビングにやってきました。

「あら、まだ早いよ。寝てたら?」
と声をかけたら
「『かんじの学習』する。まぁちゃん、ばぁちゃんちに行くんやもん。」
と言って、子ども部屋から漢字のワークブックを持って来ると、ダイニングテーブルに広げて「聞」と「読」のページをやり始めました。
「うん、まあ・・・いいよ。」
とりあえず、やらせておくことにしました。

 実は昨日、私は次女に
「夏休みの間に『かんじの学習』の出来てないところを、ちゃんとやりなさいよ。宿題もね。朝のうちは毎日、勉強すること。そうでないと、お祖母ちゃんの家へは連れて行かないからね。」
と言ったのです。
 だから「かんじの学習」をする、と言い出したのでしょう。

 そして「朝のうちは毎日、勉強すること」の「朝のうち」を、文字通りの朝、時刻で言うなら6~9時くらいのことなんだと思ったに違いありません。私としては「午前中」のつもりでそう言ったのですが、誤解を招いたようです。
 このことについては、後ほどきちんと説明しました。


 娘たちに朝食を用意し、食べさせ、片づけて。それから洗濯物を干していると、次女が
「ゲーム(PS2)していい?」
と尋ねてきたのですが
「先に宿題をしなさい。午前中はお勉強、遊ぶのは午後からよ。」
と許可しませんでした。
 すると、不貞腐れてうつ伏せでソファに寝転がりました。

 私は、子ども部屋からワークブックを持ってきて
「ママと一緒にやろう。毎日、ちょっとずつでいいんだから。」
と声をかけ、少し待ちました。やがて次女はソファから起き上がり、ダイニングテーブルの席に着きました。
 そしてワークブックのページをパラパラとめくるも、やはり気の進まない様子は変わらず。
「このページなんて簡単よ。足し算も引き算もしないの。」
進数の仕組みをおさらいする「1000までの数字」というページを開いて見せました。しかし、娘は眉根を寄せて無言のままです。

 このまま無理矢理ワークブックをやらせても、効率は上がりそうにないと判じた私は
「ワークブックをしないんだったら、代わりに本読みをしなさい。宿題には本読みもあるでしょ。」
と言いました。
 次女はそれを聞いて
「本読みする。」
と即答し
「『くれよん』のやつがいい。」
と、長 新太先生の
「ぼくのくれよん」を本棚から出してきました。

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 私はちょっと考えてから
「その本を、宿題で読むのはやめてちょうだい。小さい子の読む絵本だから、2年生のお姉ちゃんにはもう簡単すぎるよ。」
と言いました。

 「ぼくのくれよん」はいい本なんですけど、2年生が宿題で読むのには文章が簡素かつ少な過ぎます。
「じゃあ、何を読んだらいいの?」
と尋ねられ
「そうね、アッチくんのお話とかがいいかな。」
家にある本で、2年生レベルの本はそれぐらいしかないので、そう答えました。
(今度、図書館へ行って、まぁの国語レベルに合った本を探さなきゃ・・・)
 そんなことを考えていたら、次女がおばけのアッチのシリーズから1冊を持ってきました。
「ピザパイくん たすけてよ」というタイトルのものです。

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 以前に読んでやったことのあるものだったので、ところどころで支えながらも、ひとりで読み切りました。
 そして読み終わった後、次女は得意満面で「読書カード」に本のタイトルを記入しました。

 今日のところは、ひとまずこれでよしとして・・・と思ったら。次女はさらにもう1冊、ちいさなおばけシリーズの
「おばけのソッチおよめさんのまき」を持ってきて、ソファで読み始めました。ちなみにこの本も、既に読んでやったことがあります。

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 たどたどしいながら、この本も無事に読み終えました。


 高知県出身の人気漫画家で、西原理恵子さんという方がいらっしゃいますが。
 彼女が毎日新聞の日曜版に連載していた作品
「毎日かあさん」の中に、「100マス計算読書法」というのがありました。

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 西原さんは、息子さんがなかなか本に興味を持つようになってくれず、少々不安に思っていたそうです。
 しかも読書だけでなく、算術にも興味を示さない息子さん。あるとき「100マス計算」をやらせてみようとしたところ、これも拒否されてしまいます。そこで西原さんは
「100マス計算するか、本を読むか、どっちかを選べ!」
と迫ったところ、渋々読書を始めたそうです。

 ところが、一旦読み始めてみたら面白かったらしく
「かあちゃん、本って、おもしれーな」
と言って、それ以来、彼は読書をするようになったそうです。

 算数のワークをやりたくなくて、交換条件で読書を始めた次女を見て、私は西原さんのこのお話を思い出しました。


 今日はともかくとして。明日からは、ワークブックもやってもらわなくては。漢字も練習してもらうけど、早朝ってのは・・・よさそうでもあるけど、さてどうだろう?

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セブンアンドワイ


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