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ロバのままに旅ゆけ

険しい人生の旅路をゆけど、それでもロバはロバのままに

ギャル曽根ちゃんなら楽勝だろうに

2012-06-21 13:06:23 | 生活白書 -飲食-

 前々回前回に引き続き、JR高槻駅前にありますタイ料理&バリ料理の専門店「熱帯食堂」のレポートです。

 前回までに私たち夫婦は、トムヤム・ガイ、ガドガドサラダ、ルンピア&トートマン・クン、豚肉とカシューナッツの炒め物、アヤム・パンガンの5皿を平らげ、だいぶお腹が膨れてきました。
 そこへ新たにやって来たメニューは、タイの焼きソバ「パッタイ」でした。

「麺料理か・・・これは堪えそうだよね。食べきれないかも。」
「まぁ、無理だと思ったらそこで止めて残そう。」
私も夫も、どちらかというとよく食べるほうなんですが、このお店は気前よく盛ってくれるのでコースの完全制覇はちょっと難しくなってきました。

 それはともかく、このパッタイ。米粉から作られた麺、クイッティアオを使う料理です。このクイッティアオは、中華料理のビーフンがタイに伝わったものと言われています。だからなのか、ウェブショップでは「タイビーフン」と呼んでいるお店も多いようです。

 エビと干しエビ、ニラなどの香味野菜、もやしといった具材を炒めて、ナンプラー、砂糖、柑橘果汁などで調味し、砕いたピーナッツを混ぜるのが一般的な調理法だそうです。こちらのお店では刻んだピーナッツを混ぜずに脇に添えて出し、食べる人の好みで調節できるようにしてありました。
 唐辛子が入っていないので、このままで食べると辛くありません。砂糖の甘みにナンプラーの塩味と旨み、そして柑橘果汁の酸味という組み合わせになります。これを本場タイの皆さんは、テーブルにある調味料セットの「クルーン・プルン」で好みに調味して食べるとのことです。

 「クルーン・プルン」は、砂糖、ナンプラー、唐辛子粉、唐辛子入り酢などが揃っている調味料セットで、こちら熱帯食堂のテーブルにもありました。しかも不慣れな日本人のための親切な解説つきで。このパッタイのような麺料理では特に、このクルーン・プルンを使って食べる人がそれぞれの好みに味付ける習慣があるそうです。
 日本人がそうめんを食べるときに、薬味をそれぞれの好みで選ぶのと似てるかな?

 しかしながら私も夫もお腹がいっぱいになりつつあったので、せっかくの機会なのにイロイロと味付けてみて楽しむという余裕がありませんでした。
 今思い返すと悔しいです。このパッタイを食べにもう一度行きたくなるくらいに。

 結局、パッタイを3分の1ほど残した状態で次のお料理が来ました。
 「ゲーン・キャオ・ワーン」、いわゆるグリーン・カレーです。ホカホカのごはんつき。

 「ゲーン」は「スープ、汁物」、「キャオ」は「緑」、「ワーン」は「甘い」という意味です。確認はしていませんが、味を見るにこちらのスープベースは鶏だしのようで、おなじみのココナッツミルク風味がしました。具は野菜が主で、人参、ブロッコリー、カリフラワーなどが入っています。辛さと甘さが相まって美味しかったです。

 さて私などは「タイのカレー」と聞けば、このココナッツミルク風味の「ゲーン・キャオ・ワーン」しか思い出せないものですが。
 タイ国政府観光庁の日本支局のホームページにありますタイ料理の紹介記事によりますと、 タイの一般家庭でよく食べられるカレーはココナッツミルクを加えないものなんだそうです。魚と野菜を主な材料に唐辛子やエシャロット(香味野菜の一種)で香り付けし、タマリンドという果実の酸味の強い果汁を加える「ゲーン・ソム」のほうが、広く食されているそうです。
 今度また熱帯食堂へ行く機会があったら、この「ゲーン・ソム」もリクエストしてみようかな。

 それから、画像には細かいところまでハッキリ写っていませんが、ご飯は長粒種のインディカ米です。「タイ米」と呼んだほうが分かりやすいでしょうか。
 夫が
「もしかして、香り米とかいうやつかな?」
と私に言いましたが、
「そうかもしれないけど、ハッキリ分からないなぁ・・・」
それらしい香りがするような気もするけど、「そうに違いない!」と断定もできないような香りでした。

 香り米と言えば。もう2年ほど前になるんですが、キッコーマンの商品「日本の穀物 香る十穀」というものをスーパーで見かけて買いました。

 このごろ流行りの雑穀ごはんの素といいますか、数種類の穀物をブレンドして30gずつの小分けにパックした商品です。これに香り米が入っていました。「国産原料100%」とあります。日本でも香り米は栽培されているんですね。調べてみますと四国の高知県でも香り米を作っているそうです。

 この商品を使ってご飯を炊いたとき、炊飯器の蒸気口から予想以上に強い香りが出て驚いたものです。ポップコーンに似ていると聞いていましたが、まさにその通りでした。「香ばしい」という形容そのものの香り。キッチンにこもるその香りに、「タイの方にとっては日本のお米の香りは物足りない」という話を思い出し納得したものです。

 ただし炊くときの蒸気の香りに比べると、炊き上がった雑穀ご飯の香りはそんなに強くありませんでした。まぁ、熱いほうが香りがたつのは当然ですけど。
 うーむ、記事を書いていてまた食べたくなってきたので、もう一度香り米を買ってみようかな。

 美味しいゲーン・キャオ・ワーンだったのですが、私たちのお腹はこのひとつ前のパッタイの時点で満杯に近くなっていました。
「美味しいからもっと食べたい、でもお腹が苦しい」
と葛藤しつつ、3分の1ほど残してしまいました。

 ご飯ものが出たところでもう終了だと思っていた私たちは、満腹のお腹をさすってウンウン唸りながら席を立ちました。そしてキャッシャーに向かおうとしたところ
「まだデザートがありますよ。」
と店員さんに呼び止められました。

 夫に
「まだ入る?食べられそう?」
と尋ねられ
「まぁ別腹があるし、味見だけでも・・・」
と答えたら
「無理するなよ。」
の忠告を受けました。

 そして出てきたのが、こちら。

 食べ過ぎでモウロウとしていてメニュー名を聞いてなかったんですが、「バナナ」と「ココナッツミルク」の単語が出てきたことだけ覚えています。

 バナナくらいじゃ別に珍しくもないな、と少々つまらなく思いながら口にしますと。
「・・・このバナナ、スーパーとかで出回っているのと違うね。」
と夫が言いました。
「このもっちりした食感は、加熱調理用のバナナのものじゃないのか。」
「多分、そうだね。」
などと話しながら、全部食べました。

 加熱調理用のバナナは、2年ほど前に一度だけスーパーで見つけたことがあって、その際に調理したときの様子を記事にしてあります。ご興味がありましたら、こちらをご覧ください。
 このときに食べたバナナと同じ、里芋に似た感じの粘りがこのデザートのバナナにもありました。もしかしたら、「バナナのココナッツミルク煮」を冷やしたものだったかもしれません。

 ココナッツミルクが好きな私には美味しかったです。

 以上で熱帯食堂の熱帯わがままコースは終了です。
 あまりにもボリューム満点でお腹が一杯になったため、なんとか帰宅した後はしばらくふたりとも動けませんでした。リビングにひっくり返ってしのいでいたら、1時間ほど寝てしまいましたけど。

 大食いタレントのギャル曽根ちゃんだったら、こんなに苦しくならないかな~?とか考えちゃいました。

 彼女、ダイエットレシピ本なんて出してたんですね・・・。「痩せの大食い」と言われてきた彼女にダイエットを語られても説得力がないんですが。
 でもキライじゃないんですよ、彼女のこと。つい見守ってしまうんですよ、どうしてだか。

 おっと、話がそれちゃいましたね。

 また市街に出る機会があったらこちらのお店に来て、パッタイに再挑戦し、他のデザートメニューなども試してみたいです。価格もお手頃ですし。
 それに2階のアジアン雑貨店も気になるところ。夏の装いに似合うアクセサリーなどを探してみたいです。

 楽しいお店でした!

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 トップの画像は「Thai Smile(タイ情報とフォトギャラリー)」さんからお借りしました、タイのお祭りにて撮られた画像です。
 4月に行われる「ソンクラーン・フェスティバル」という行事の一場面だそうです。賑やかで楽しそうなお祭りの様子をたくさんの画像で紹介されていますので、みなさんもご覧になってみてください。



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