この記事はなぜ削除されたの

朝見た記事をさっき確認すると削除されてました。

記事のタイトルは履歴に残っていたので、そこから検索してみると、何故か他のサイトにある同じ記事も削除されていたりして。何か問題があったんでしょうか。とりあえず記事を訳してみます。長いので、面倒なら飛ばして下さい。

10月18日午後、中国外交部の定例記者会見は、国内外のメディアの注目の的となった。前日、小泉純一郎首相が横暴にも靖国神社を参拝し、双方が関係回復を進めてきた外交努力を、再び破壊し、日本と隣国の緊張関係を強めた。

40分間に、17のメディアが質問を行い、その内11が小泉の参拝に関するものだった。質問の多くは朝日テレビ、NHK、共同通信、フジテレビなど在京の日本人記者からだった。

記者会見が始まって13分、孔泉報道官はロイター通信の質問に答える際、記者に「現在の状況は厳しい。今回の訪問はふさわしくない。中国側が迎えるには不適当だ」と伝えた。孔泉が話し終わると、日本人記者は続けてそっと会場を後にし、携帯で国内と連絡を取り、最新情報を流していた。

町村信孝の訪中は、元々今月下旬に予定されていた。もし、小泉が今回突然参拝しなければ、10月は日本高官が頻繁に中国を訪れていたはずだ。15日には、外務省の事務次官の谷内正太郎が中国で中日第三次戦略対話を始め、16日には6カ国協議の日本代表である佐々江賢一郎も北京に到着した。しかし、日本大使館の井出敬二スポークスマンによると、小泉参拝後、アジア州司長崔天凱は佐々江と会うことを拒絶し、谷内と一緒に東京へ戻るしかなかった。

今年で小泉の5回目の靖国神社参拝だが、彼は中日関係を傷つける誤った行為をやりたい放題行い、中国政府の強烈な抗議を呼んだ。小泉首相の参拝当日、中国外交部は李肇星部長が緊急に阿南惟茂大使を呼び出した。

17日午後、事前に情報を掴んでいたマスコミが2人のいる部屋の外に早々と集まり、記者たちの話題は参拝で持ちきりとなった。彼らは部屋の外にいる崔天凱や孔泉報道局長を待っていたが、彼らの表情は険しく、手にしていた資料について真剣に話し合っていた。これまで記者と気持ちが一つに通じていた孔泉でさえ、記者に挨拶も無かった。

17時45分、阿南惟茂が到着し、会見が始まった。李部長は握手した後、お互いが席に着いた。このとき、部長の顔はこわばっており、向かいに座った大使に、中国外交部の声明を読み上げた。「小泉首相は自身の誤った行為が作り出す、重大な政治的結果を全て背負う必要がある」というものだ。

17日午前、国際オンラインニュースの記者は小泉の靖国神社参拝をテレビで見ていた。駐日中国大使館は王毅大使の「小泉の行為は中国人民全体に対する重大な挑戦であり、中日関係破壊の歴史的責任を負わなければならない」との声明を発表した。

正午、NHKで黄星源参事官のインタビューが流れている。参事官は何度も小泉靖国参拝に対する王毅大使の見解を述べ、また中国政府の立場を適時伝えていた。

小泉参拝のニュースが伝えられた後、各国記者があわただしく動き出した。午後、記者は大使館のニュースを得て、午後6時、王毅大使が外務省へ向かい、町村外相に厳正な抗議を行った。

5時40分頃、記者が外務省に到着すると、既に20人以上が集まっていた。4階、記者は廊下でも2,30名の日本人記者が集まっているのを目撃した。待っていると、韓国の伝統衣装を見にまとった10数名が現れた。周りに聞いてわかったのだが、彼らは抗議にやってきた韓国人記者だった。

王毅大使と町村外相の会見場所は、外務大臣会見室だった。ここは非常に広く、80平方メートルほどある。記者たちは次々と中に入り終わると、ドアが閉まった。

会見室は扉が大小のそれぞれ一つずつある。王毅大使は大扉から入った。部屋の中は非常に緊張し、言葉を発するものは無く、全員の目が大扉に集まった。小さいほうのドアが開き、町村が出てきた。大扉が開き、王毅大使は厳しい表情で、大きな歩幅で入ってきた。会見室にいる者全ての視線が直ちに2人に注がれた。

大使館は、王毅大使の抗議が最高レベルのものだったと明かしている。これまでは、全て大使館が外務省次官クラスへ抗議しているが、今回は大使が直接町村外相に抗議を行った。中国政府の厳正な抗議の態度を示したのだ。

当日の夜、日本のメディアは王毅大使の抗議を取り上げた。18日の『読売新聞』『朝日新聞』も全て一面に関係するニュースを掲載し、小泉に深刻な反省をするよう求めた。

小泉の今回の参拝は過去のものとは違う。このため日本の記者は、特に中国側のスポークスマンが過去とは異なる発言をする事を期待していた。しかし、中国外交部、大使館の回答は記者の聞きたいものではなかった。中国側は小泉首相がどのような方法を取ろうと、参拝の本質は変えられない、中国側は当然のように強烈な反応をした(ソース

念のために全文訳してみましたが、いつも通りの内容です。それより、この記者は午前中ずっとテレビを見てたんですかね。

文章に問題が無いとすれば、やはり1ページにある写真でしょうか。まっちーが王毅に頭を下げているようにしか見えません。(ミラー

4月暴動の際に外務省を訪れた王毅が、頭を下げているように見えるタイミングでトリミングした写真が、中国のサイトをにぎわせていました。

結局は韓国のTVのトリミングを誰かが持ってきてばれちゃいましたけど、憤青にとっては衝撃的だったことでしょう。なんと大使が小日本に頭を下げている。今回はそれとは逆の写真が、中国のマスコミに流れました。

仕返しとは何とも低レベルです。と朝方に見たときはそう思ってました。この瞬間を撮影できるよう、また撮影するようカメラマンに指示が飛んだんでしょう。2chレベルに落ちた中国政府、アホです。

元記事の日付は21日ですが、そして今日の朝には大手のポータルサイト捜狐に出回っていました。しかし、午後7時に確認すると削除されており、他のサイトも削除されていました。謎です。この3日間に何があったのでしょうか。

中国は神舟6号帰還、巴金死去などで先週を乗り切り、靖国の影響を抑えようとしています。それなのに、こんな写真が出回っては、せっかく抑えようとしているアホ共にエサを与えたのも同然。そのため記事ごと削除されたのでは、と考えているのですが。

いや、本当は削除なんぞせずそのままにしてほしいんですよ。

念のために記事の検索結果を置いておきます。【検索結果
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 香港紙にキチ... 日中外相会談... »
 
コメント
 
 
 
レッドインパクト (パンダ)
2005-10-25 22:27:20
カッコイイ勝ち方をする馬もいたものです。トラ弱し。



17日参拝はちとまずかったにしても、事前に参拝の件は中国に伝えられていたようですし、だからこそ中国政府も国内メディアに過剰な報道はしないように前もって注意していたのでしょう。で、代わり映えのしない記事になったかどうかは知りませんが。



昨晩の討論番組を見ていてふと思ったことは、11月の組閣で王毅大使とツーカーの仲らしい福田氏が外相になるのを先方は期待しているのかと。外相を誰にするかで、総理の思惑がわかりそうですね。



うかうかしていると、日本はレッドインパクトに外からいや内側から抜かされてしまうかもしれません。





 
 
 
Re:レッドインパクト (aquarellisute)
2005-10-27 05:33:53
実は見に行ってたりして。トラは一度も吼えることなく終わってしまいました。



内閣再編ですか。福田を今のまま放置するのはもったいないですが、せっかく右翼のイメージがついたまっちーを下ろすのも、これまたもったいない。今の布陣はなかなか(防衛庁と国土交通省は目をつぶります)なので、できれば大幅に手を入れるのは止めて欲しいですね。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。