Daily Bubble

映画や歌舞伎、音楽などのアブクを残すアクアの日記。のんびりモードで更新中。

夏祭りとか花火とか

2005-07-28 21:55:31 | diary
すこし、疲れた。
夏のビールは美味しいけれど、感覚を鈍らせるみたい。
世間はお祭で騒がしいのに気分は浮かれないし、なにもかもが私を愉しせまいと企んでいるかとさえ思ってしまう。
鳴らない電話、傍若無人なメール、落ちる花びら、くだらない嘘。

現在位置が掴めなくて、見上げると空を裂く雲。
ナイフで裂いたような鋭いヒコーキ雲は、たちまちにぼやけて空に滲む。

ビールでぶかぶかになったお腹と気の抜けた心に喝を入れよう。
明日から、ちょっとお休み。

LOVERS

2005-07-26 23:05:52 | cinema
期待して観たのがいけなかったのか、面白いって話ばかりを聞いていたのがいけなかったのか。
どうも、ノレなかった
そもそも『HERO』に全く面白さを感じなかったのだから、期待なんかしなければいいのに。

オープニングの遊郭での舞いから竹林での戦いまで、どこを取っても綺麗なのよね。
衣装も、色彩も、役者も。
でも、あんまり綺麗が過ぎて、退屈。
ストーリーだって面白い筈なのに、どうも薄っぺらい。
なんか「どうよ!どうよ!!」っていう製作者の驕りばかりが伝わってきた…。
ただ、綺麗を楽しめばいいだけの映画、じゃないと思うんだけどなぁ。なんか勿体無いのよねぇ。
ノレなかった私が悪いのか…

それにしても、最近はチャン・ツィイーばかり観てる気がする。
映画を観ればチャン・ツィイーに当たる?


LOVERSオフィシャルサイト

夏音全快!

2005-07-25 23:15:29 | music
先日の結婚式まで約一週間聴き続けたKiroroともお別れ。
結婚式の定番ソング『Best Friends』の練習のためだったのですが、真っ直ぐな心を直球で投げ続けられるのは不真面目な私には少々きつかった‥‥

昨日からは、晴れて(?)夏歌に切り替えました♪
そんな私の車のCDチェンジャーのラインナップはこんな感じ。


ん~、あまり節操が無いような気がするんですが、とりあえず「日本の夏」ってことで。

*『海へ行くつもりじゃなかった』フリッパーズ・ギター
さっき、ラジオで「SUMMER BEAUTY 1990」が掛かってまして、『カメラトーク』から15年も経ってしまったのか、としみじみ…。
『カメラトーク』もいいけれど、夏っぽさではやっぱりデビューアルバムかしら。もう、小山田君と小沢君が若すぎ!!
「Hello」も「Joyride」も「Coffee-milk Crazy」も「Happy Like a Honeybee」も「Goodbye,our Pastels Badges」も、つーか全曲今でも歌えるわ。
う~ん、青春

*『風街ろまん』はっぴいえんど
さらに時代を遡って、はっぴいえんど。もちろん、リアルタイムじゃないよ。
映画『ロスト・イン・トランスレーション』で使われている「風をあつめて」が大好き。『ロスト~』の音楽は、小山田君も参加してましたね。
「はいからはくち」「夏なんです」「颱風」など、もろ夏向きですね!

*『lust』レイ・ハラカミ
突然、最近音楽になりますが、5月に発売されたこのアルバムはとても心地よくて寝苦しい夜やお腹がいっぱいの昼下がりにとてもよく合うんです。
新しくて懐かしくて、どこか日本的で。

*『ばらいろポップ』SINGER SONGER
レイ・ハラカミをべた褒めしてた岸田くんとCOCCOの『ばらいろポップ』。
さわやか過ぎて涙が出るよ。

*『花鳥風月』スピッツ
スピッツらしくないこのアルバムが、最近お気に入りなんです。
裸のスピッツ、ていうか(なんか毛刈りされちゃったみたいね)、TV的じゃないところが好き。
たぶん、聴く人によっては捨てられちゃうけれど、私にとってはどれも捨てられない曲ばかり。
熱っぽいところが、夏かなぁと。

*『ソウルパンチ』クレイジーケンバンド
ラストはやっぱり、ヨコワケハンサムな剣さん率いるCKB!またまたオットコマエなアルバムです。
もうやる気があるのかないんだかまったく分からないけれど、きっと好きでたまらないんだろうな。
そして、私もなぜか剣さんにめろめろなんです
先日、アルバム発売イベントに行った狂剣病の友人によると、握手会どころかハグ会だったらしいっすね~。キャー!!

収録曲「ロドリゲス兄弟」について、たまたまこんな記事を見つけました↓
ロドリゲス兄弟を聴け: サーキット徒然草 : モータースポーツ : @CARS : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
深いぞ、剣さん。

シャトーカミヤ牛久

2005-07-23 23:59:59 | ibaraki
本日の結婚式は、牛久のシャトーカミヤにて。
「人前式」に参加するのは初めてだったのですが、新郎新婦の人柄がよく出ていて微笑ましかった。



さて、シャトーカミヤには一度来たことがあるのですが、すこし時間があったのでワイナリーを探索しました。
ワインセラーにはお手軽に買えるものから10万円以上するヴィンテージまでたくさんのワインが並んでいます。
その奥に地下へ降りる階段があり、そこを進むとひんやり冷たく暗いワイナリーがあります。
大きな樽が整然と並び、不思議に厳かな空気が漂っていました。
ワイナリーを更に進むと、いつの間にか神谷傳兵衛記念館に。
時間が無かったため駆け足での見学だったのですが、創業から今日までの歴史がたくさんの資料や写真等で展示されていました。じっくり拝見できたらかなり面白いものがあったんでしょうけど…。

 

さて、披露宴はレストラン「キャノン」にて。
ワイン貯蔵庫を改装したというホールは広くてなかなか趣きがあります。
お料理はもちろん、シャンパンもワインも地ビールも美味しくてまたまた食べすぎ・飲みすぎてしまいました。
私のテーブルは女性5人だったため、ウエイターさんが烏龍茶やジュースを勧めてくれたのですが、誰も手を付けず、披露宴が終わる頃には一同ふらふらに…。

 

幸せのお裾分け、クロカンムッシュとプチブーケ。
プチブーケはブーケプルズに参加したものの、またまた外した私に新婦からのプレゼント。
ブーケは新郎の友人がゲット…。
いただいたチャームは6ペンスコインでした。う~ん、お金には困らないらしいけど、ほんとかな?
さすがにこの日ばかりは飲めなかった新婦へ。今度は、新郎も交えてみんなで美味しく飲みましょう。
そして、ずっとずっと幸せなご家庭を

シャトーカミヤ牛久HP

『WATARIDORI』

2005-07-21 23:59:59 | cinema
ハイイロガン、クロヅル、カオジロガン、オオハクチョウ、インドガン……
鳥たちは、とても自然に音楽的でその姿は完璧で尊い。
森を、山を、海を、都市を縦横無尽に飛ぶ鳥たち。
鳥たちの美しさはなんて必然的なんだろう。
何食わぬ顔で飛び続けるワタリドリの詳細な記録です。

いったい、どうやって撮影したんだろうと驚かされるカメラワークの裏側には3年間の撮影期間と20億円の制作費が掛けられていたんですね。
どのシーンを切り取っても上質の写真集が出来上がるんじゃないかしら。
なんで映画館で観なかったのかと悔やみました。
WATARIDORI オフィシャルサイト

ワタリドリと言ったら上でちょっと触れたように、くるりの『ワンダーフォーゲル』なんですが。
♪つまらない日々を小さな躯に すりつけても減りはしない
 少し淋しくなるだけ
 矢のように月日は過ぎて 僕が息絶えた時
 渡り鳥のように何くわぬ顔で 飛び続けるのかい♪
何くわない顔に見える渡り鳥も、ボロボロなんです。
ボロボロながらもなんてことない顔で飛ぶんです。
そんな渡り鳥になりたいなぁ、と思いました。

テレビのこと

2005-07-19 23:27:48 | diary
普段は余裕が無く、朝テレビを見る習慣が無いのですが、今朝はたまたま早起きをしてなんとなくテレビを付けてみた。
とりあえず星座占いをチェックして、おひつじ座がランキング1位だったのに満足する。
が、そのまま民放の情報番組を流していてだんだん腹が立ってきた。
今に始まったことじゃないけれど、あんまりとぼけ過ぎているんじゃない?
女子アナを数人並べて、どうでもいいオシャレ情報や芸能情報でうだうだ繋いでいるだけの番組に馬鹿にされている気分がした。
うんざりしてザッピングしてみたけれど、どこも同じよう。
結局、特に面白くもないNHKのニュースを見る。
ところが、そこで紹介していた「高校野球選手権神奈川大会で始球式を務めた斉藤哲男さん」のお話に朝から一人で涙してしまった(詳しくはこちら)

80歳になる斉藤さんは、元高校球児。
神奈川県大会で優勝しながらも戦争のため甲子園大会が中止になり、一度も甲子園に行くことはできなかった。
お兄さんの菊郎さんはお給料からユニフォームやグローブなどを買って応援してくれていたが、沖縄で戦死した。
当時のナインは、斉藤さんを残してすべて亡くなったという。
斉藤さんの3人の孫たちは中学校で女子ソフトボール部に入り、斉藤さんが始球式で投げることになったため一緒に練習をしていた。
痩せて老いた斉藤さんと、健康的な可愛い3人の女の子のキャッチボールは、とてもほのぼのとして優しい気分になる。
始球式を終えて高校生たちに「平和に過ごすことのできる大切さの意味を考えて欲しい」と話す斉藤さんと、その言葉を真剣に聞き涙を流す子供たちを清々しく誇りに思った。

私たちには戦争を知る人がいて、その体験を聞く若い人もいる。
戦争から60年が経ち、戦争の苦しみから解き放たれる反面、平和の意味も忘れているんだろう。
昨年、ひめゆり平和記念資料館で生存者の方の話を聞いた。
実際に戦争を体験された方の言葉は、写真や遺留品などの資料よりも深く重く心に刺さった。
沖縄に行くことはできなくても、まだまだ身近なところに戦争を知る人はいるし、さまざまな形で戦争を知ることはできる。
まずは、戦争を知る。そして、平和を考える。
そんなきっかけを与えてくれたNHKに感謝。
NHKの不祥事には疑念を抱かずにはいられなかったけれど、まだ良心は残っているんだ(すくなくともフジよりは!あぁ、名前出しちゃったよ)とすこしほっとしました。

宴のあと

2005-07-17 21:24:11 | diary
ブーケトスは外したけれど、私の将来を案じる(?)新婦にブーケを貰った。
ピンクにグリーンのふちどりの素敵なバラと白いバラのラウンド。
久しぶりの結婚式だったけど、良かったな。
家族の繋がりをしみじみと感じられた。
お食事もお酒もデザートもたらふくいただいて、幸福な週末。
思いやりに溢れ頑張り屋の親友の甘く幸せな結婚を祝福し、永遠の幸せがあるのなら心からお祈りするわ。

ところで韓国ではブーケの有効期限は6ヶ月とか?
行きつけの美容師さんには3ヶ月って言われた。。
まずいぞ。
しかし、更にまずいことに結婚への願望や焦りのようなものはまるで無いのよね。
30年後を考えると恐ろしくなるのだけれど

ブライトンでお昼寝

2005-07-16 22:36:33 | goo-tb
「岸田日記」を読んでたら、UKブライトンに行きたくなった。
ロンドンから鉄道で1時間10分。「海辺のロンドン」って別名を持つなんて素敵。
ロイヤル・パビリオンを擁し古くからリゾート地として栄えていたらしい。
ビーチもマリーナもショップもレストランもあるだけど、ニースみたいに超高級リゾートって訳じゃないみたい(多分。ほんとは高級リゾートだったら、ごめんなさい)。
語学学校もたくさんあるから、ロンドンのようにいろんな人種が混ざっているのかな。
イメージは、横浜と熱海と松島を足して割った感じ?
お天気でも曇天でも、ブライトンのビーチに寝そべって、手をギトギトさせてフィッシュ&チップスを頬張り、だらだらと小説を読みながらお昼寝したいわ。
読むのは、ウッドハウスの「ジーヴス」シリーズね(参照)
気が向いたらロイヤル・パビリオンのオリエンタルな匂いにニヤニヤして、ギネスを飲んで踊るの。
なにも考えないで、ただそこにいることを楽しめる場所、のような気がする。
VisitBritain : Brighton (ブライトン)

ああ、でも何時になることか…。
イグアスの滝も、ギョレメも、カトマンズも、ベニスも、アイルランドも。
行きたいところは数々あるけれど、現実は厳しいよ
とりあえず、今月末から四国へ旅立ちます。
讃岐うどんと道後温泉、少しだけ札所めぐりの予定。
目下の心配は、こんぴら詣で。1368段の階段を登ることはできるのか?

ホワイトバンドを考える

2005-07-14 00:18:10 | diary
ブラピもボノも勘三郎も、みんなが身に付けてるホワイトバンド。
非常に気になるけれど、実際に目にしたことはまだ無い。
んー、今のところ茨城では購入不可能みたいですね。

しかし、気になるのはその後。
シリコンゴムで出来ているみたいだけど、なんせ白いから汚れないんだろうか?
めちゃめちゃ貧乏臭いことだけど、このホワイトバンド10年経ったらただのゴムになってしまうんじゃない?
こんなこと書くのは気が咎めるけれど、20年経ったらゴミになってしまうんじゃない?

そこで、よくサイトを見たところ…
ホワイトバンドは、これを身につけて「貧困をなくそう!」という思いを表すシンボルです。「白いバンド」であればよいので、いろんなものがあり得ます。(略)たとえば白い紐や包帯であってもいいのです。
とのこと。なるほど。

さらに、
「お金ではなく、あなたの声をください。その声をあらわすホワイトバンドを身につけてください。」
ということは、このキャンペーンのいちばん大事なところは単なる募金じゃなくてひとりひとりが世界の貧困について考え、貧困をなくす政策を選ぶってことなのね。

ホワイトバンドによって世界の貧困を考える、貧困をなくすためにできることをする、というのはとても共感するし私がもっと素直な人間だったらすぐにホワイトバンドを身に付けるんだろう。
でも、「私はほっとけないキャンペーンに参加しています」ってことを正面からアピールすることは、ちょっと恥ずかしい気がしてしまう。
だけど、世界の貧困は私ひとりの気恥ずかしさなんかは問題にならないくらい切羽詰っている。

以上、うだうだと埒も明かないことを書いてしまったけれど、ホワイトバンド巻いてみようか。
先ずは、白いリボンでも。できれば3つのアスタリスクをつけて。
すべてを救うことは絶対にできないけれど、できることから始める小さな一歩が大きな流れの一つの泡になればいい。

ほっとけない 世界のまずしさ



『dinner rush』

2005-07-11 23:21:08 | cinema
そうだったのかぁ、と慌てても遅かったラスト。
全体にオシャレ臭が漂っていて、スタイリッシュじゃない私は3分の2くらいは流して観ていたのですが、パパ・ジジーノの仕組んだ罠にまんまと落ちました。

イタリアンレストラン「ジジーノ」のスタッフと招かれざる(招いた人もいるけどさ)客が作るディナータイム。
次々と運ばれる料理のように、さまざまな人たちがさまざまな問題を起こしていくんだけど、この件はちょっと乗れなかった。。
その中で、レストランオーナー・ルイス役のダニー・アイエロは光っていた。
混雑するレストランの隅の席に座ってそこに起きるストーリーを掌握している。
その佇まいがなんとも素敵でカッコイイ!!
一方、息子のウード(エドアルド・バレリーニ)は、レストランを売り出すことのみに情熱を傾けている。
このエドアルド・バレリーニって、どう見ても武田真治とオリジナルラブ田島貴男を足して2で割った顔なの。どうも惜しいのよねぇ。
副シェフのダンカン(カーク・アセヴェド)はいい味だった。
腕はいいけどギャンブル中毒で、仕事中もラジオのバスケット中継に夢中…。
ああ、こういう人いるよねぇ、と思わず同情してしまう。。
このシェフと副シェフと関係を持つウエイトレスのニコーラ(ヴィヴィアン・ウー)、美術評論家で不遜な態度のフィッツジェラルド(マーク・マーゴリス)、レストラン乗っ取り(?)をたくらむギャング「ブラック&ブルー」の二人、雑学王なバーテンダー、ダブルストライプのネクタイを結んだ金融マンなどなど、次々と出て来るキャラクターが面白い。

極上の料理とは言えないけれど、イタリアンジャンクフードな映画かな。
お手軽な暇つぶしにはうってつけ。

dinner rush 公式HP