3Dプリンターは世の中を変える?
先日、楽器のローランドの子会社ローランド・ディ・ジー(株)の
展示会に行って来ました。
ローランドさんの商品は、昔からカッティングマシン等の販売をしていましたが、
3Dプリンターや小型のオフィスに置ける3D切削マシンも自社生産されていること
を知りませんでした。
3Dの分野でも素晴らしい商品を作られていますね。
今後も注目のメーカーです。
ところで最近、3Dプリンターが非常に話題になっています。
でも、まだまだ価格も高いし、一部の先進的な企業にだけ導入されている
のが現実ですね。
たとえば、アニメのフィギュア作成とか
お医者さんが、実際の患者と同じ臓器を使って、手術の前に予行トレーニングを
するとか。
まだ、一般の中小企業が使っているという話はあまり聞きません。
当社でも、3DSystems社の3Dプリンターを販売することができますが、
まだ実売には至っていません。
そこで、このローランドのmonoFabシリーズの説明会を聞いた感想ですが、
これこそ、中小企業にこそ使える機械だと思います。
写真の2種類のモデルは、
左側が、3D切削加工機 SRM-20 定価480,000円(税抜)
右が光造形式3Dプリンター ARM-10 定価680,000円(税別)
です。
どちらもとてもお手頃な金額ですが、試作品の作成ではこの機械で十分とのこと。
試作品を頻繁に作る企業にはピッタリですね。
2種類の機械には、それぞれメリットとデメリットがあります。
切削加工機のメリットは、寸法精度にすぐれ、ABS等のいろんな樹脂を加工が
できるため、ほぼ量産品と強度、寸法等同じ試作品ができることです。
デメリットしては、切削に関する技術が必要で、入り組んだ物や中空の物が
作れないことです。
ある釣り具を作っているメーカーさんは、この切削加工機を使って新しいアイディア
の新商品を沢山作り、実際の釣りの現場でためしてOKであればすぐに量産に
入るとのこと。
製品開発のスピードが他社との差別化になっているのでしょうね。
3Dプリンターのメリットは、データーさえあれば誰でも作ることができ、入り組んだ
形状や中空のものが作れます。
しかし、デメリットしては、1種類の素材でしか作成ができず、量産品と同じ強度や
品質の試作品ができないことです。
お互いに長所、短所があるので、2台使うのがベストとのことです。
2つの機械で作った物を合わせると、色々な製品開発が可能になります。
<3D切削加工機、3Dプリンターで作成した試作品>
これほど低価格の優れた3D機器ができているので、
資本力のない中小企業もアイディアさえあれば、大手メーカーに
負けない製品を作ることが簡単になりますね。
まだまだ、作成スピードが遅いので、量産品には対応できませんが、
今後の技術開発で、量産品にも対応できようになるかもしれません。
今こそ、中小企業のチャンス!
ものづくりに興味がある人は、しっかり3D技術の動向をみないといけませんね!
私もこれからしっかり、勉強していきます。
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広島でオフィスに関する様々なお悩みを解決するコンサルティングをしています。
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西原 州康
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