杏の独り言

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オバチャンの独り言です。

風呂と湯

2012年02月27日 | 知ったかぶりw

 一昨日、NHKのBSで放送している『COOL JAPAN』を見ていたら、日本の風呂場と外国のバスルームには大きな違いがあると言っていた。

 『バスルーム』には、トイレが付き物で、汚れを洗い流すだけの所だけれど、『風呂場』にはトイレはついていないし、ただ単に洗い流すだけでなく、癒しの場にもなっているというようなことを言っていた。

 

 で、思い出したのが、『風呂』と『湯』の違い・・・・

 今ではこれ、区別していないどころか、本来『湯』であるべきものまで『風呂』と言っている。

 じゃあ、何が違うかと言うと、本来『風呂』と言うのはたっぷりの湯を湛えた浴槽に入る物ではなく、簀子の上に座って、下からの湯気で体を温める物で、一種の蒸し風呂、今でいう、サウナに近い物を言うらしい。

 『風呂』に関しては、確か、光明皇后の伝説にも関係していたと思う。

 昔は医療の一つだったんですよね。

 それから、『湯』に関しては、文字通りたっぷりのお湯に体を沈める物で、これも『湯治』と言う言葉の有るとおり、癒し、治療に使われてきた。

 街中にある『お風呂屋さん』、『銭湯』と言う言葉通り、幾ばくかのお金を取って、湯に浸かる場所なのよね。

 だから、私の親世代の人、今でも『風呂屋』と言わず、『お湯屋』って言う人がいる。

 そうそう、『風呂場』と言う言葉が今は一般的だけど、『湯殿(ゆどの)』って言葉もあった。

 他にも、浴槽は『湯船(ゆぶね)』、銭湯代の事は『湯銭(ゆせん)』って言ったっけ。

 子供の頃は『おゆーせん』って言ってたけど・・・・・

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