Annabel's Private Cooking Classあなべるお菓子教室 ~ ” こころ豊かな暮らし ”

あなべるお菓子教室ではお伝えできなかった”お話し,コツ,それに海外のレシピ”を合わせてご紹介していこうと思っています。

ハーブ

2017年07月10日 | ベルガモット

  

      SYMPOSION ( シンポシオン、共に飲むこと、饗宴の意 AN ANCIENT VASE から

 

1. アフスマリ( Afsumali:古代のオキシメル

坐骨神経痛、関節炎、てんかん、蛇毒等の毒素に対する解毒目的で経口投与した。

致命的な毒物とアヘンの合併症に対して効果がある。 

ビネガー2.25kg, 蜂蜜1.9kg, 水3.5kgを混ぜて弱火で加熱する。

10回ボイルして水分を飛ばす。

 

書き手は古代ローマのオキシメルから話を始めるようです。Afsumaliの引用元が不明ですが、唯一現存している古代ローマの料理書、アピキウス( Apicius )ではオキシメルはオキシポーラムと呼ばれています。次のようなレシピが残っています

 

BOOK  I. Chap. XVIII. OXYPORUM から;

 [34] オキシポーラム( OXYPORUM OXYPORUM  )

 

クミン2 oz, ジンジャー1 oz、 ルー1 oz, 硝石6搔き、デイツ1/2 oz、ペッパー1 oz、蜂蜜11 ozを用意する。クミンはエチオピア、シリア、又はリビア産のものを最初にビネガーに浸してボイルして潰す。その後蜂蜜等を加える。用に応じてオキシポーラムとして使う。

 

古代ローマ時代から、坐骨神経痛、関節炎、てんかん、蛇毒それに、アヘンの使用があったことがわかります。アヘンについてはほかの薬品との併用が紀元前から既にあったことがわかります.

 


つづく




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